華園3x2
更新日: 2011-04-27 (水) 21:09:05
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 華園三男x次男話だよ
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 妄想膨らみすぎたよ
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
締め切りも明けて、ピンと張り詰めていた糸が
気持ちと共に緩んでしまったような気がする。
飲み物を取りに行こうと腕を上へ突き上げて
背伸びをしながらキッチンへ向かう。
キッチンの中がハッキリと見える頃になると、
鼻歌を唄いながら包丁でじゃがいもの皮をむくサトシの後姿を
俺の瞳が無意識に捕らえた。
慣れた手つきでするすると皮が剥けていくのが面白くて眺めていると
サトシは自分の手を見つめている俺の視線に気がついたようで、
唄うのをやめて俺に一声かける。
「お。オサム兄、お疲れさま」
一言発言したあと、また別なじゃがいもを剥きはじめる。
まるで魔法のように皮は剥ける。
コンロに目をやると鍋でぐつぐつと野菜達が踊っているように見えた。
野菜の煮える匂いと、見慣れた鍋の中身で俺は今晩の献立を察してしまったけど
サトシは俺が献立を聞くと毎回楽しそうに答えてくれる。
だから解ってながらもわざわざ問うてみる。
「今日のご飯何?」
「聞いて驚けよ」
サトシは 来た来た と言わんばかりににんまりと口端をあげて
満面の笑みを浮かべながらじゃがいもの手を止めた。
包丁をまな板の上に置いてまで俺に人差し指を突きつけながら
「カレー!」
と、どうだ!と言ったように満足げに献立を暴露したのだった。
その時のサトシときたら、大人げなくて俺はおかしくなって小さく噴き出した。
「やっぱりな~」
「…なんだよ、オサム兄カレー好きじゃん」
むっと下唇を少し尖らせるようにスネる。
笑ったり怒ったり忙しいやつだなあ。
「あのさあ、サラダそこにあるから、冷蔵庫の中の切ってあるトマト盛り付けてくれない?」
言われるがままに冷蔵庫から輪切りのトマトが入った皿を取り出す。
皿に張られたサランラップを剥がす。
中のトマトはみずみずしくて思わずため息が出そうな程だった。
サラダの上に乗せるつもりで指でつまんでみたけど、
あまりに美味そうなものだったから我慢できなかった。
くちの中に放り込むとトマトの味がふわっとくち一杯に香る。
それに加えてシャキシャキとした歯ごたえもたまらなかった。
いつもはつまみ食いに怒るクセに、サトシは何故か今日は怒らない。
むしろ悪乗りする俺に乗るように聞いてきた。
「トマト美味い?」
「んー、ッ超、美味」
「じゃあ俺にも」
その声にすぐには反応する前に腕を引っ張られ、
俺の指先につままれてる熟したトマトがサトシのくちに運ばれる。
トマトの代わりに指に智のくちが、歯が、触れる。
なんかへんな感じがしてぐるぐると色々なものが頭の中を駆け巡った。
「…なぁに赤くなってんの?ウブだね~」
その言葉に我に返り、にやにやとイヤミみたいに
笑みを浮かべるサトシを精一杯睨んでやった。
そうか!サトシはこういうの慣れてるんだよな、うざいな全く!
「智とは違うんだよ!」
「あーはいはい、怒らない怒らない」
なんで俺ってばからかわれてるんだ?!
何がこんなに腹が立つのか解らないけど、サトシの行動はやたらと俺を苛立たせた。
俺がむかむかしてるにも関わらずサトシは相変わらず楽しそうに笑っていた。
後片付けが済んでないことを思い出して、
仕事部屋に戻ろうとしたら二の腕を思い切り引っ張られ止められる。
確かに唇に柔らかいソレが押し当てられ、
ちゅ、と可愛らしい音を立ててソレは離れていった。
その瞬間さっき以上に頭の中を数えられないほどの文字がめぐりにめぐって
考えすぎた俺はとうとうショートした。
「これで我慢できるデショ」
今度はサトシの言葉も耳に入らず、ていうか全ての音をシャットアウト。
そんな俺を見て満足したのか、声を弾ませながら
「じゃあ、俺ヒナタとワタル兄呼んで来るから」
と、キッチンから出て行ってしまった。
スリッパが床を擦る音が遠ざかるのをようやく聞き取ると、
俺は一人で敗北感に浸り、その場で脳内反省会を行ったのだった。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ ソッコーで書きすぎたよ
| | | | ピッ (・∀・;) かぶってごめんなさい><
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
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