ハケン
更新日: 2011-04-27 (水) 21:01:50
恐縮にも124神のお話の数日後、というシチュです。
中途半端ですが…。
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| 「ハ/ケ/ン/の/品/格」の大小。
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二人きりの夜のオフィス。
昼間の騒がしいあの雰囲気とはうって変わって、
薄暗く、わずかな明かりしかともっていないその部屋には
俺達の息遣いと、時計の針の音がたまに耳に入る程度だった。
赤く火照ったケンちゃんの顔を見つめながら、
改めて考えた。
なんでこんな状況になってるんだろう?
「しょうじさん!」
うしろから呼び止められて、振り返ると
そこには息を切らし、走ってくるケンちゃんの姿があった。
「…どうしたの。」
「どうしたのじゃないよ。…ねえなんで俺の事避けるの?」
呼吸を整え、ひざを押さえて上目遣いで俺を見る。
「…」
俺は何も答える事ができなかった。
「あんな事」があってから、俺はケンちゃんの事を
無意識のうちに、避けていたらしい。
自分ではそんなつもりはなかったんだけど…。
「あいさつしてもそっけないし、今もそうだよ。
帰る時俺呼び止めたのに、急いで出てっちゃうから…」
しだいにケンちゃんの目は潤み出し、子犬みたいなその目からは
今にも涙がこぼれそうだった。
「ちょ…まった!落ち着いて。な。場所、一旦変えよう。」
周りの目が気になった俺は、ケンちゃんの肩を抱き、
自分達のオフィスへと戻った。
帰りがいつもとりも遅くなった事もあり、
周りにはだれもいなかった。
残業して帰る、と言っていた社員もみんな帰ってしまったらしい。
静まり返ったこの場所には、俺とケンちゃんしかいない。
こんなのは珍しい事じゃなくぁずなのに、
異様に緊張してしまう。
「あのさ、しょうじさん…。」
重い沈黙をまず破ったのはケンちゃんの言葉だった。
「あの日の事…やっぱなかった事にしようよ。」
「え?」
「だって…あんな事になってから…しょうじさん
俺の事なんだか避けてる気がするし…
そんなの、もう耐えられないんだと俺。」
「ケンちゃん…。」
「それなら、もうキレイに忘れて、前にたいな関係に戻れた方が…。」
「違うんだ。ケンちゃん。それは…。」
うまく言葉が出てこない。
そうじゃないんだ。
避けていたのは事実かもしれない。
でも、それは…。
「ごめん。俺、ケンちゃんの事傷つけてたんだ。」
「…、」
「違うんだよ。なんか俺…ほら。
こういう事には不器用っていうかどうしていいのかわからない。
みたいあ所あるだろ?だから…。」
その先の言葉が出てこなく、もどかしくなって
頭を掻きむしった。
でも、それは…。
「ごめん。俺、ケンちゃんの事傷つけてたんだ。」
「…、」
「違うんだよ。なんか俺…ほら。
ああ、なんで俺ってこうなんだ。
「しょうじさん…。俺さ、しょうじさんの事、好きだよ。」
あまりに突然なその言葉に、
驚いてさらに言葉もでない。
「ケ…」
「あの時、しょうじさんは俺の事好きだって言ってくれたよね?
あれは…なんだったのかなって…」
ケンちゃんの顔はまた泣き出しそうになって、
気付いたら、俺はケンちゃんを強く、抱き締めていた。
「ごめんな。ごめん。ケンちゃん」
「しょうじさん…俺…」
「ごめんな。俺だってケンちゃんの事、大好きだよ。」
「…信じていいんだよね…」
「ごめんな。俺、どうしていいのか解らなくて…。
ケンちゃんに合わす顔がなかったんだ…」
そう言ってから腕の力をゆるめ、ケンちゃんの顔を覗き込むと、
さっきまで泣きそうになっていたその顔が
優しく微笑んで、こう言った。
「…しょうじさん。抱いてほしいな」
こ、ここで?
「ケ、ケンちゃん…何言って…」
「俺の事好きなんだったら…ここで抱いて。」
「…いいの?」
「うん。」
ゆっくり頷くケンちゃんの表情を見てると、
俺はよくわからない感覚に襲われた気がして、
ケンちゃんの唇に深く口付け、
そのまま机の上へと押し倒した。
「ケンちゃん、苦しくない?」
「ん…だい…じょうぶ…」
そう答えてはみせたものの、ケンちゃんの目はトロンとしていて、
意識も定かではない、と言った感じだった。
無理させちゃったのかな…。机の上でだし、痛かっただろうなあ…。
「ごめん、無理させちゃった。」
「平気。俺の方こそごめんね。無理言って。」
椅子の上へとケンちゃんを座らせ、
やさしく抱き締めた。
「もう、ケンちゃんの事、避けたりしないからさ。
約束するよ。」
「うん…。」
嬉しそうに、鼻を俺の胸にこすらせた。
ほんとに、子犬みたいだな、
なんて思いながら、もう一度
愛しいその唇にやさしくキスをした。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ おしまい
| | | | ピッ (・∀・ )
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誰かこの続きを頼みます…。
何か中途半端ですいません…。
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