Top/24-196

ハケン

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  └──────│ハ/ケ/ソの/品/格 大小 124の続きです
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短いのでおまけみたいな感じで読んでいただければ……

 さっきよりも深く口付けると、ケソちゃんの手が俺の腕をぎゅっと掴むのが分かった。
安心させようと思ってキスしたままぐっと引き寄せると、逆効果だったみたいでケソちゃんは益々腰が引ける。
「……ショウヅさん」
少し荒くなった息の間から絞り出すような声で俺の名前を呼ぶ。
あぁ、そんな声出さないでくれ。いよいよ我慢が効かなくなって、
黙ったままケソちゃんを押し倒すと、ケソちゃんは戸惑ったように目を逸らす。
「ショウヅさん」
「―何」
「……やっぱり、やめよう?」
「……は?」
「―冗談でも、おかしいよ、こんなの」
「……はぁ?」

冗談じゃないのは、ケソちゃんの方だ。
ここまできてやめる?生殺しか?本当に冗談じゃない。俺だって男だ。
据え膳食わねば男の恥だぞ?ケソちゃんだって分かるだろ?
「冗談じゃないよ、無理だよ、もう俺我慢できない」
……それに、ケソちゃんだって
「―我慢できないのは、ケソちゃんもじゃないの?」
止められた仕返しに、そっと首筋を撫でる。俺を押し返していた腕の力がふっと弱まって、その隙に耳を噛んだ。
溜息のような吐息が漏れて、それが俺の首筋をかすめる。
「―っ、だ、めだよ、こんなの……」
吐息混じりのそんな声で抵抗されたって、こっちとしては興奮材料にしかならない。
「だめじゃない」
薄くなりかけている昨日の痕に歯をあてると、
ケソちゃんはきゅっと首をすくめながらもまた抵抗する。

「……だ、って、オレの事……好き、で、もないのに……こんな事……っ」

今度は言葉すら見つからなかった。

「―俺が、ケソちゃんの事……好きじゃない、って」
茫然自失になりかけて、動きの止まった俺をまた押し返すと、
ケソちゃんは潤んだ目できっと俺を睨む。
「酔った勢いだったんだろ?……今だって……」
睨んだままの目にまた涙が溢れてきて、俺はたまらずケソちゃんの顔に手をやる。
「―やめてよ、そういう事されると……また勘違いしちゃうんだよオレ……
もう……辛いんだよ」
そこまで言うのが精一杯だったのか、ケソちゃんはまた顔を手で覆うとそれきり黙ってしまった。

「そうだよ、ケソちゃん勘違いしてるよ。とんでもない勘違いだ」
嫌がる手をほどいて抱き起こす。びったりくっつくように抱きしめると、
ケソちゃんと俺の心臓がドキドキしてるのが分かる。
「……そりゃぁさ、昨日の事は正直、覚えてないけど」
髪を撫ぜながら、子どもをあやすみたいに囁く。
「好きでもない奴にキスしたり、抱きしめたり、まして興奮したりしないよ」
ケソちゃんが一瞬息を呑むのが分かった。
「……これ以上言わせるなよ……俺は、ケソちゃんの事、好きだから」

そこまで言って少し身体を離すと、ケソちゃんはやっと全部理解したらしかった。頬を真っ赤に染めながらもほっとしたような顔がおかしくて、俺はたまらず吹き出してしまう。
「前から思ってたんだけどさー、ケソちゃん天然だよな」
「だって……オレはほんとに」
「分かった分かった、みなまで言うな」
このままだとお流れになってしまいそうなイイ感じの空気を壊したくなくて、
もう一度ケソちゃんをゆっくりと押し倒した。

「二回も泣かせちゃって、ごめんな」
また濡れてしまった目蓋をそっと舌でなぞる。
しょっぱいような甘いような涙の味がちょっと切なくて益々ケソちゃんの事がいとしくなった。
「ショウヅさん、ありがとう」
ケソちゃんが耳元で呟く。いつもより掠れた声が堪らなくて、返事はキスで応えた。

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                ◇,,(∀・; ) 今回もエロなくて申し訳ないお
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またもや生殺し状態スミマセソ……小がバカすぎたため収拾付かずorz
この二人はギシアンよりベッドでいちゃこらやってるほうが萌えるんだ……


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