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numb*3rs 兄弟話

狐CHで放送中のnumb*3rs 絵っぷす兄弟の小さな頃の話
トビーとかいうキャラクタが出てきますが私が勝手に捏造しただけです。
再燃した萌えのやり場に困ってるのでとりあえず投下
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  └──────│やまも落ちも意味もエロもないよ
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 トバイアス・ジェイドはドンとチャーリーの家の裏通りに住んでいて、小さなころの二人の
遊び仲間の一人だった。トビーはドンより二つ下で、チャーリーよりは三歳年上で、五歳の年
齢差がある二人のほとんど中間に属した。少年時代、たまに三人で遊んでいると、幼すぎるこ
とを理由に、決まって仲間はずれにされるのはチャーリーだった。そう仕向けるのはトビーで、
そうすることによって、彼はなんとかドンをチャーリーから奪い、自分の兄にしようとした。
トビーには一緒に冒険ができる兄も弟もいず、口やかましい姉と妹の間に挟まれた自分の境遇
をいつも呪っていたのだ。トバイアスはチャーリーはまだ子供だからダウンタウンの映画館に
連れて行けないと言い(チャーリーはトビーも自分と同じように子供だということを知ってい
たから、これには泣いて抗議した)、チャーリーは数学きちがいだから女の子の話に興味がな
いと断言し(これは正しかった)、チャーリーは野球が嫌いだとドンに嘘を吐いた(そのせい
でドンはチャーリーを草野球に誘わなくなった)。そうやってドンからチャーリーを遠ざけ、
自分がドンの弟になろうとするのだった。
 それでも三人で遊びまわったあと、夕暮れになるといつも、ドンが手を引いて家路を辿るの
はトビーではなくチャーリーだった。チャーリーは食が細いせいか、体の小さな子供で、それ
が自分をいっそう幼く見せることも知っていた。そんな自分が嫌いだったし、ドンに過剰に幼
く思われるのも嫌で堪らなかったが、5歳年上の兄がまるきり子ども扱いで手を繋いで一緒に歩
いてくれるのは嬉しかった。トビーはよく手を引っ張られて歩くチャーリーを冷やかしたが、
チャーリーはいつもそれを無視した。ドンの手をぎゅっと強く握り、兄に引っ張ってもらわな
いと家に帰れないみたいに振舞った。ドンはそんなチャーリーを責めなかった。もしかしたら、
チャーリーの演技も見透かしていて、それでも弟の意思を尊重していたのかもしれない。
 

 4歳の頃からチャーリーは数学の才能を伸ばすために天才児教育というのを受けていて、遠く
の学校に母親の車に乗せられて通っていた。一方、ドンはスクールバスに乗って近くの学校に
通っていて、トバイアスも二年遅れでそれを追っていた。チャーリーは毎朝学校へ行くとき、
母親の車の窓越しに、通りでスクールバスを待つドンに手を振った。ドンは手を振り返してく
れる日もあったが、何かほかのことに気を取られて反応しない日もあった。たまにチャーリー
は車の中から、ドンが一緒にスクールバスを待つトバイアスの髪を掻き回してからかったり、
日差しの強い日にはトビーのリュックからキャップ帽を取り出して被せてやったりするのを見
た。まるでドンはトビーの実の兄のように彼の世話を焼き、トビーに危険が及ばないように気
を配ってやっていて、そんな日はチャーリーは車のなかでしくしく泣いた。
 ドンのお気に入りのスポーツは野球で、家でもよくテレビで野球の試合を観て過ごしたし、
学校から帰ると毎日グローブとバットを持って外に飛び出していった。チャーリーも野球を嫌
いではなかったから、トビーのせいで誘われなくなっても、何度か無理やりドンの後を追い掛
け回して仲間に加わろうとした。だが野球のバットはチャーリーには重すぎたし、グローブを
持って駆け回ろうとすると決まって転んでひざを擦りむいた。ドンはチャーリーが転ぶといつ
も、飛んできて怪我の具合を確かめ、苦い顔で弟の手を引いて家に連れ帰った。どうして来た
んだよ、チャーリー。母親に傷の消毒をされながらドンの叱責を受けると、チャーリーは唇を
噛んで俯いた。彼らの母親はそれを見てドンを嗜めた。チャーリーが悪いんじゃないわ。
 

 ただでさえ体が小さく、ドンより5歳も下なのに、チャーリーにはもっとトビーより不利にな
る問題があった。チャーリーはドンやトビーとは違う遠くの学校に通うのは嫌だったが、そこ
で習う算数の授業は大好きだったのだ。毎日もらってくる宿題を解くことが彼の楽しみの一つ
で、その問題に熱中している間は近所の子供たちとの外遊びなどできなかった。野球は嫌いで
はなかったし、ドンの仲間にもなりたかったけれど、一度数字の世界に没頭してしまうと瞬く
間に何時間も経ってしまい、それが自分と兄を遠ざけていることに彼は気づいていた。しかも
絶望的なことに、そんな彼の性質はどうやっても変えられなかった。どんなにドンが好きで、
彼の仲間になりたくても、数式が頭を支配すればもうそれから逃れることはできなくなった。
チャーリーはドンが自分にどう接すればいいのか、決めあぐねていることをよく知っていた。
トバイアスにはキャッチボールをしてやったり、彼の肩を小突いたりしてからかっていたが、
ドンはチャーリーにはいつもどこか余所余所しかった。夕食の後、ソファに一緒に座ってテレ
ビを見ているときに、チャーリーはしょっちゅうその日習った式や計算についてまくし立てた
が、そんなときドンはいつも何度も頷きながらも、目はテレビに映る野球の試合に注がれてい
た。要するにチャーリーにとって素敵なこと、興味深いことは、ドンにとってはどうでもいい
ことなのだった。だが一方でトバイアスの冗談にはドンはよく笑うのだ。

 ドンはチャーリーの前で学校の宿題をやることはなかった。いつかチャーリーが居間のテー
ブルの上に広げられていた、ドンの理科のノートを見て、ほとんど無邪気に、兄の役に立つこ
とができると認められたい一心で、間違いを指摘してからそうなった。ドンは学校であった楽
しいことや、リトルリーグでの活躍をチャーリーには話さなかった。チャーリーは何度か、ド
ンにとって素敵なこと、興味深いことは、自分にとってもそうなのだということを控えめに仄
めかし、ドンがもっといろいろなことを打ち明けてくれるようねだった。だがドンはあまりそ
れを信用せず(ドンがチャーリーのことを、数字以外には何も興味を示さない子供だと思って
いることを、チャーリーは知っていた)、チャーリーの腕をさすってただ弟を宥めるだけだっ
た。ドンにはいつもチャーリーに教えない出来事があり、チャーリーはそれを暴こうと必死に
なって詮索した。チャーリーはよくドンのいない間に兄の部屋に入り、クロゼットの奥に隠さ
れたお菓子の缶に入った女の子の写真や手紙を見つけ出し、学校でのドンはどんなふうなのだ
ろうとあれこれ想像した。ドンの部屋で一人で過ごし、ドンのベッドの上で彼の匂いを感じな
がら、そういうことを思い巡らすと、いつも胸が苦しくなり、下腹のあたりが落ち着かなくな
った。バス停でトバイアスに帽子を被せてやるドンや、チャーリーの知らない女の子から手紙
を受け取るドニー……。そういうものを思い浮かべ、チャーリーはよく悲しくなった。
 

 学校でのドンを想像するのに熱中するあまり、チャーリーはたびたび以前あった正確な場所
にドンの宝物を隠すのを忘れた。チャーリーがやったことは当然ドンにばれ、ドンはそのこと
で何度も機嫌を悪くした。母親と父親にチャーリーの不安定な性質についてよく言われている
せいで、ドンが自分を手ひどく叱ったりはしないことを、チャーリーは知っていた。だが本当
はドンがチャーリーをどう思っているかはわからなかったので、チャーリーは何度も詮索を繰
り返し、兄の内面を探り、さらにその後の反応でドンの愛情を確かようとした。ドン、写真の
あの女の子は誰なの?手紙をくれた子と同じなの?ところかまわずそういう質問をしたせいで、
ドンはチャーリーを口の軽いガキだと批判し、お菓子の缶はチャーリーの手の届かない高いと
ころに移された。
 

 ジュニア・ハイに入ってからは、ドンには明らかに秘密がまた増えた。女の子から家にドン
あての電話が掛かってきたり、たまに家族でドン野球の試合に行くと、応援席にドンのクラス
メイトらしい女の子たちを見かけるようにもなった。チャーリーはドンが女の子に人気がある
ことを知り、トバイアス以外にも強力なライバルがいることにひどく怯えた。小さな頃は怖い
夢を見たと嘘をついて、よくドンのベッドにもぐりこませてもらったり、手を繋いで家に連れ
帰ったりしてもらって、それが彼の心の支えになっていたものだが、そういうことも徐々にな
くなっていた。チャーリーはドンのひざに乗って野球の試合を観るのが好きだったが、ジュニ
ア・ハイに入った頃からドンはそれを嫌がるようになったし、手も繋いでくれなくなった。巻
き毛を撫でたり、わき腹をくすぐったりしてかまってくれることもなくなった。チャーリーは
たまに、同じ家の中に住んでいるのにドンに他人扱いされているような気持ちになった。どう
やったらドンが振り向いてくれるのか、チャーリーにはわからなかった。ドンにはチャーリー
といるよりももっと楽しいことがたくさんあるようで、そんな自分の魅力のなさにチャーリー
はよく打ちのめされた。トバイアスと三人で遊んでいた頃は、トビーがチャーリーを仲間外れ
にしても、ドンが何とか最後にはチャーリーをかまい、面倒を見てくれた。だが今はドン自身
がチャーリーを意図的に遠ざけようとしているのだ。チャーリーは急に大人になったドンの気
を引くために、どうすればいいのかわからなくて途方に暮れた。悲しみには次第に苛立ちが加
わり、ドンには理解できない数学の話をして、兄が唖然とするのを見て優越感に浸る意地の悪
い楽しみを、チャーリーはこの頃に覚えた。

 ドンが15歳、チャーリーが10歳のときに、トバイアスは父親の仕事の都合でサンフランシス
コに引っ越した。ドンはリトルリーグで使っていたキャップをトバイアスに記念に贈った。お
別れのとき、トビーは泣きじゃくり、ドンの肩に胸を埋めて、ドンに頭を撫でてもらっていた。
チャーリーは完全に蚊帳の外だった。トビーがいなくなるのは少し寂しかったが、それ以上に
ほっとする出来事だったし、トバイアスはチャーリーと別れることなんて悲しんでいないこと
も知っていた。ドニー、手紙を書いてね。そう繰り返すトビーに何度も頷いてやるドンを見て、
チャーリーはトビーを突き飛ばしたくなった。けれども我慢してぎゅっとこぶしを握り、もう
少ししたらトビーはいなくなるんだと自分に言い聞かせた。
 ドンの弟だったらよかったのに。そしたらサンフランシスコになんていかなくてよかったの
に。車の中で待つ両親を見ながら、トビーが泣いてそう言うと、ドンは肩をすくめた。そして
トビーの頭に載った、記念のキャップ帽を直してやりながら、トビー、俺のお前は兄弟だよ、
と優しく言った。離れてたって兄弟は兄弟さ。だから泣くな、トビー。
 チャーリーはそれを聞いて胸が張り裂けそうになった。トビーはドンのお気に入りかもしれ
ないが、兄弟は自分だけのはずだったのに。そう思ってチャーリーは唇を動かしかけ、それか
ら黙ってきびすを返して家に戻った。キッチンでお菓子を焼いていた母親がチャーリーに気づ
いて、どうしたのと聞いた。チャーリーはかぶりを振り、それから涙をぽろぽろ流した。母親
はチャーリーがトビーとの別れを悲しんでいるのだと思ったらしく、手紙を書けばいいじゃな
い、と言って頭を撫でてきた。チャーリーはずっとかぶりを振り続けた。手紙のことなんて考
えたくもなかった。

 自分もドンと同じ学校だったらよかったのに。チャーリーはその晩、ベッドの上で繰り返し
そんなことを考え続けた。トビーのようにドンと一緒にスクールバスに乗って学校に通いたか
った。授業の合間にドンが紙飛行機を飛ばしたり(トビーはドンが紙飛行機を誰より遠くまで
飛ばせるのだといつか自慢げに言っていた)、グラウンドで野球をしたりするところを見たか
った。ドンのことを好きだという女の子たちがどんなふうなのか、ドンが彼女たちに対してど
んなふうに接するのか、自分の目で確かめたかった。きっとそうすればドンともっと親しくな
れるだろう。そして学校から帰るときはいつも、ドンに手を引いてもらって帰るのだ。ドンの
ただ一人の弟として。
 チャーリーは自分がこのまま飛び級を繰り返せば、ドンと一緒に高校にも行けることを思い
出し、自分を励ました。少し前からそれは彼の励みになっていた。きっと同じ学校に通うよう
になれば、ドンはもっとチャーリーを認めてくれるだろう。もっと一緒に行動できるし、もっ
と秘密も打ち明けてくれるようになるだろう。きっとすべてがもっと上手くいくに違いない。

 
 同じ高校に通うようになったら、きっとドンは喜んでくれる。それから夜を迎えるごとに何
度も何度もそう言い聞かせ、チャーリーはその日を待ち続けた。勉強は順調に進んでいた。ト
バイアスとドンは最初の頃は何度か手紙のやりとりをしていたが、次第に自然に音信が途絶え
たようだった。チャーリーはそのことに安心し、ドンと同じ家にいられる自分の境遇に感謝し
た。ドンはもう外でチャーリーと会っても、彼の手を引いて家に連れて帰ってはくれなくなっ
ていたが、同じ学校に通うようになればきっとすべては変わるとチャーリーは自分に言い聞か
せ続けた。物事というのはすべて変わる。トバイアス・ジェイドはもう彼らのそばにいないし、
ドンはいつかチャーリーがどんなに役に立つ相棒なのか知るだろう。そうしたらきっとドンは
小さな頃よくそうしてくれたように、チャーリーをひざの上に乗せ、彼の巻き毛を撫でて、こ
う言うのだ。チャーリー、お前はただ一人の、大事な弟だよ。お前に今日あった素敵なことを
すべて話してあげる。お前と俺の間には、秘密なんて何にもないよ。お間はかわいい弟だもの。
トビーよりも女の子よりも、お前が一番大事だよ。

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                ◇,,(∀・  ;) 弟ノ妄想ヲ妄想シテシマッタ
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エロすらないしょーもないネタですんません
弟の性の目覚めがどうも兄と密接に関わっている気がするんです
萌えがおさまらん…

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