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イハラ・ナガセ×ヨシオカ

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                     | イハラ・ナガセ×ヨシオカ 2
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| ツヅキ
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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「んっ・・・やっ・・・」
「んー?ここがいいのかな・・・?」
そう言い後ろから僕を抱き、前に手をまわして先端を擦りながら
彼は蕾の中のしこりを指で押した。
「・・・・やぁ・・・っ!!」
途端電気のように快感が体中を駆け巡りまるで女みたいな声を出してしまう。
そして耳に響くイヤラシイ水音に顔が更に赤く染まるのが自分でも分かる。
そんな僕の様子に満足したのか、イハラさんはハァハァと息をさらに荒げ
「もう良いかい?」なんて聞いてきた。
「・・・そんなこと・・・聞かないでください・・・」
僕は恥ずかしくて仕方なく、力の無い腕を必死に彼の首にまわして自分の顔を彼の首もとに隠すと
彼は急に目つきが変わりいきなり僕の足を肩に抱え上げ、そして激しく貫いた。

「っごめん!大丈夫だった?」
「・・・ぁ、はい・・・」
ふと目を覚ますとイハラさんが心配そうに僕の顔を覗いていた。
「急に声がしなくなったからびっくりしたよ・・・」
はー良かった・・・と安心したように息を吐く彼を見て、ああそういえば途中で失神したのかと理解するが
理解したと同時に一気に恥ずかしくなった。
「す、すいません僕・・・途中で失神するなんて・・・ほんとごめんなさい・・・」
僕一人気持ちよくなって終わるなんて、最低だ。
「え、いや謝る必要ないよ!俺が思わずいつもより激しくしちゃったし・・・・」
照れたように頬をかきそう言うイハラさんにつられて僕も顔が赤くなる。
「それにヨシオカ君が失神するほど感じてくれたってことで俺嬉しかったな」
「え、」
「だってヨシオカ君いつも行為のときなんとなく、どこか何か考えてる感じがあったからさ。でも今日はそれほど夢中になってくれたんだなって思って。」
へへへ、と人好きする笑顔で彼が笑う。

「イハラさん・・・」
「さ、勿体無いけどもう寝ようか。お互い明日早いしな」
そうだ。明日撮影が入ってたんだった。
「無理言ってつき合わせてごめんな・・・」
彼はそう言いながらボーッと明日の撮影のことを考え始めた僕に優しくふとんを掛けてくれた。
そしてふとんの上からぽんぽんと柔らかなリズムをとっている。
お父さんみたいだ・・・
そう思い思わず吹きだす。
「ん、どうした?」
「ふふっ。なんでもないです」
えー?という彼の声を聞きながらゆっくりと目を閉じる。
この人はなんでこんなに優しくしてくれるんだろう・・・
そんな疑問がふと浮かんだが、すぐに
気だるい行為の疲労感と彼の手の重みの心地よさに
深い眠りへと沈んでいってしまった。

「おはようございます」
「あっおはようございまーす」
昼ごろ、現場へ何事も無かったかのように入った僕にスタッフたちがいつものように挨拶してくれる。
「ヨシオカさん今日は・・・っあ、・・・・」
「え?」
一人のスタッフが駆け寄ってきたが、なにかに気づいて固まってる。
「?どうしました?」
「えっと、いえ、なんでもないです!」
えっと今日はですねー
「・・・?」
明らかに何かあっただろう様子に疑問ばかりが募る。
なんなんだ・・・?
「・・・というわけです。」
「あ、はい。わかりました・・・」
気になってしょうがないがしつこく聞き出すのもなあと思いそのまま話は終わる。

すると今度は監督がやってきた。
「や、ヨシオカ君おはよー」
「おはようございます。」
「ん。今日もよろしく・・・って、あれ?」
「?」
またもや僕の顔を見て固まってる。
顔・・・いや首元?
「えっと、なんですか?」
「いや~ヨシオカ君もやるね~」
「??」
監督が僕の耳に口を近づけ、秘密の話をするかのように囁く。
「首元、跡付いてるよ」
あと・・・?・・・・・・!!
バッと慌てて手で首元をおさえたがもう時遅し。
監督はニヤニヤしながら「ヒュ~♪」なんておどけて向こうへ行った。
(うっそ・・・!イハラさん・・・・勘弁して・・・・・・)
恥ずかしく首から手を離せない。
僕はメイク室で隠してこようか?いやそんなの余計怪しいか?と軽くパニックに陥り
その場をうろうろするしかなかった。

「?なんか隣、賑やかですね。」
「ああそうだな~♪」
答えてくれた隣のパイプ椅子に座っているイハラさんは鼻歌でも聞こえてきそうなほど上機嫌だ。
(・・・・・この上機嫌さは・・・やっぱりヨシオカ君だろうな・・・・・・)
まだ会ったりしてるのだろうか。と横目で台本を読んでいる彼をちらと睨む。
(・・・抱いてるんですか?・・・なんて聞けないよなあ・・・)
己の下世話さに嫌気が差しながらも、嫉妬で落ち着かない心を持て余してしまう。
(はー・・・俺・・・こんな風になるならなんで手放したりしたんだろう・・・)
(こんな風になるのが怖くて自ら手放したくせに、今こんなんじゃほんと笑えねえ・・・)
ふう、と後悔の念とともに大きく一息つく。

(けどあの頃は・・・若かったんだよ・・・)
(なんにも分かってなかったんだ・・・未来が余りにも大きくて怖くて・・・)
(今なら・・・今なら絶対あんなまねしないから・・・)
誰に懺悔してるのか夢うつつの中、ふと近くにいたスタッフの会話が耳に入る。
「・・・やっぱり!あれ絶対そうだよね・・・!」
「うんうん!なんかこっちが恥ずかしくなっちゃった~」
キャピキャピとこの撮影現場に不似合いな若々しい声がわずかだが届く。
(なんだろう・・・)
なんだか興味がそそられ耳を澄ましていると
「まさかヨシオカさんが跡つけてくるとはね~vね、もしかして、抱かれる方だったりして・・・!」
キャー!!
(・・・なっ)
スタッフたちは小声ながらも「ありえるー!」「相手誰かな!」なんてさらに邪推を膨らませて楽しんでいくが、俺はそれどころじゃなかった。
(あ、跡・・・って)
思い当たる隣の人物を伺う。すると彼は俺のわずかな期待に反して
「・・・ははっ」
と堪えきれないように小さく笑った。
(・・・・・・・・・っんだよ・・・・っ)
その様子に自分の考えていた最悪の事態になっているのを悟った俺は思わず舌打ちを小さく打ってしまった。
(・・・ちくしょうちくしょうちくしょう・・・)
イハラさんは彼のあの月夜に浮かび上がる色素の薄い体を見たのか
それが感じて桃色に染まるのを、ほっそりとしたかもしかのような手足がピクピクと震えるのを、
快感に潤む瞳、普段堅く閉じられている口がだらしなく開かれそこから漏れ出る高い声、
普段の清廉な彼からは想像もつかない、刺激に耐えられないように無意識に腰を艶かしく揺らす姿、
そんなヨシオカ君を見たのか-----------
自分で招いたことだということはすっかり忘れ、俺はただただ衝動に突き動かされるように隣のスタジオへ駆け込んでいった。

(うう・・・恥ずかしい・・・)
そのまま今日のシーンの話し合いに入ってしまい、結局跡を隠せずにいた。
とりあえず手を置いてると余計ばれるよなと思い、何にも無い風を装ってみてはいるものの
みんなの視線が気になって仕方が無い。
(ああどうしよう。これじゃ全然集中できない・・・)
今もスタッフの一人が案を出し監督と話し合っていてそれを聞いておかなきゃと思うのだが話が頭に入ってこない。
思わず涙目でうつむいてしまう。
(・・・っやっぱりメイク室で隠してこよう・・・っ)
そう決意し、立ち上がったそのとき
ガシッ!
「え?」
腕を誰かに強く掴まれて引きずられ、そのままトイレのほうへと連れ込まれてしまった。
「え、な、なん・・・っ!?」
トイレの個室にすごい勢いで連れ込まれ、ガチャッと鍵を閉めた音がしたあとやっと連れ込んだ奴がこっちを向いた。
それは見たこと無い顔をして怒っているナガセさんだった。

「な、ナガセさ・・・んっ!!?」
俺は彼を薄暗い個室の壁に押し付けて驚く言葉さえ言わさずがむしゃらに口付けた。
「ふっ・・・!」
久しぶりの彼の味にやっと竜巻のように荒ぶった心が落ち着いてゆくのを感じ、しばしその柔らかさに怒りを忘れて陶酔する。
離せとでも言うかのように彼は背中を叩いてくるが全く気にせずむしろより深く口付け、
唇を軽く食み舌を無理やり絡めとり、そして膝を軽く立て彼自身を刺激する。
「・・・んうっ・・・!?・・・っや・・・」
案の定激しく抵抗してくるが力で押さえつけ更に刺激する。
「・・・っや・・・め・・・っ」
すると次第に抵抗が弱弱しくなっていき、ハァハァと熱い息を吐きはじめた。

「・・・ヨシオカ君・・・」
そこでやっと口を開放し、彼と真正面に向き合う。
彼はもう既に息苦しさからか快感からか、頬が紅潮し瞳が潤んでいた。
あの頃を思い出させるような甘い彼の顔に、俺は思わず暴走しそうな自分を抑えるのに必死になるが
彼は俺のそんな内心なんか気にすることなく個室から出ようとしている。
「ちょ・・・っちょっとそんな顔見られたらどうするんだよ!」
どこかずれた俺の心配を本気と受け取ってくれたのか、彼の動きが止まる。
「・・・ちょっと・・・俺の話、聞いてくれないかな・・・」
「お互い仕事中じゃないんですか・・・?」
「ほんとにちょっとだけだから・・・」
彼の表情は俯いて髪で隠れてしまって読み取れないが、きっと俺の必死さを読み取って聞いてくれる気になったのだろう。
そういう優しい人だ。なのに俺は・・・
決意を固めて、大きく一つ息を吸う。
「イハラさんと・・・あれから付き合ってるの・・・?」
「・・・はい」
「・・・好きなの?イハラさんのこと・・・」
「・・・・・・・・好きですよ」
「うそだ」
ああかわいい。嘘をつけないんだよな君は。
彼の返した言葉そのものとは反して、俺の心は安堵し一気に晴れ渡る。
「あのさ、俺、今更なのは分かってるけど・・・もう一度、チャンスをくれないか・・・?」
「・・・」
「・・・俺、本当に馬鹿なことをしたと思ってる・・・。君と別れてから君との幸せな日々を思い返しては後悔ばかりしてたんだ・・・。
本当に・・・ヨシオカ君がいないと俺駄目なんだよ・・・。」
我ながら情けないこと言ってるなあと思うが、今更体裁になんか構っていられない。
髪の毛に隠れている彼の目をじっと見つめて必死で懇願する。
だが

「・・・無理です。すいません。」
顔をやっと上げたと思ったら彼は俺の目を見てそう言い放ち、サッと鍵を開けて個室から出て行く。
余りの急ぶりに俺は対応できない。我に返って慌てて自分も個室から出て彼の後姿を見る。
「っおい!もうちょっとなにかあるだろ・・・!」
「・・・ありません。ではもう仕事に戻りますから」
「っくそ!そんな跡つけるよーな奴とつきあったって絶対後悔するぞ!」
後悔してもしらないからな!他の奴にまわされたってしらないぞ!
俺は彼を引き止めたさにわけもなくわめくが、彼は俺の遠吠えなんて気にせずそのままトイレから出て行ってしまった。
ギィ バタン。
扉の閉まる音がまるでギロチンのように聞こえた。
「・・・くそ・・・っ・・・
俺・・・なにやってんだよ・・・・・・」
情けなさとどうしようもない悲しみがこみ上げてきた俺は
瞼の裏に先ほど久々に見た彼の扇情的な様子を再度思い描き
ああやっぱりたまらないな、なんて思春期の中学生みたいなことを頭の片隅で考えながらしばらくその場で頭を抱えてしゃがみこんでいた。

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