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鰈ー族父×次男 忘れた頃に続き

前スレに書いてた鰈の続きです。
仕事忙しかったのが終わって久々の投下です。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )もう誰も覚えてねーyo!

 訳が分からない。
 そんな快感を久しぶりに味わった。
 全ての思考は停止していた。ただ感情だけが溢れかえる。それは悲しさであり、嬉しさであり、悔しさであり気持ちよさであり、
愛しさであり憎さであった。
「ああ、兄さん…ほら、見て下さい」
 呂律の回らぬ、舌っ足らずの子供のような口調で、父の体の上から兄を見下ろす。
「ここに、お父さんが、入ってるんです…見えますか?ほら、こんなに、深く…っ」
 父が奥を突く度に、体が跳ねて、息が詰まる。思うように兄に向かってしゃべれないのがもどかしかった。
「ああ、ああ、いい…」
 兄がまだ知らぬ快楽を全身で味わいながら、それを見せつけるのは想像以上に異様な感覚だった。
 兄の顔は涙に濡れ、正体の知れぬ興奮から、口から荒い呼吸が短く漏れ続けていた。
 それは悲しみと怒りのせいなのだろうと思った。しかし。
「…お前の兄さんを見てみろ」
 その父の言葉を待つまでもなく、僕は兄の身体に釘付けになっていた。
「っはは…兄さん…」
 からからの喉から、途切れがちに乾いた笑いを漏らす。兄の下半身は、服の下から、布を押し上げ始めていた。
 僕たちの視線の先に気づいた兄ははっとして顔を背け、
「ち、違う、これは…っ」
「何が違うんです…?」
 僕は父と身体をつなげたまま、半身を捻って兄の方へ腕をついた。布の上からそっとそこへ触れると大きな声で兄が
やめろと制止した。
「ははは、恥ずかしがらなくてもいいじゃありませんか。同じ男なんですから」

「違う、こ、んな…馬鹿なことが…」
 あくまで認めたくない様子の兄を、むしろ愛おしみをもって眺めやりながら、僕はそのズボンの金具を外しにかかった。
「! な、何を?」
「兄さんだけお預けで、気持ちよくなれないのは不公平でしょう?」
「やめるんだ!」
 兄は身を捩って逃れようとしたが、あらかじめ物理的に拘束しておいたせいで、さして意味をなさなかった。
「僕たちのどちらを見て興奮したのですか。お父さんのように僕を抱きたいですか。それとも僕のようにお父さんに
犯されたいですか?」
 兄は半狂したように目を見開きながらかぶりを振った。
「…ち、がう、違う!」
 しかしその叫びは、僕が下着の中から直に兄の熱を取り出すことで止んだ。
「大丈夫ですよ、今…気持ち良くしてあげますからね」
 子供をあやすような口調で言いながら、僕は兄のそこへ顔を近づけていった。明らかに僕自身の呼吸も上がっている。
自分の性器も、父に触られているわけでもないのにどくどくと脈が感じられるほどに高まっているのが判った。
「あ…やめ、ぎ、ん…あっ」
 僕は口の中へそれを招き入れた。信じられないほどに熱かった。そして兄は信じられないほど甘い声を上げた。
彼は妻にこんな声を聞かせていたのか。幼い頃から側にいた自分すらも今まで知らなかったその魅力を、他人が知っている
のかと思うと理不尽にも無性に腹が立った。取り戻すかのように、持てる限りの知識を使って兄を責め立てた。僕の舌の
動き一つ一つに答えるように、兄は恥ずかしげに小さな喘ぎを繰り返した。制止の声すら、快楽の声に途切れがちになって
いつしか完全に途絶えていた。そうなると、もう互いにどちらも正気など忘れたかのような状況だった。
 無理な体勢で上半身をかがめていた僕に合わせ、父は抱え上げていた僕の足を降ろして四つ這いにさせた。そうして
後ろからいっそう深く貫かれると、僕は思わず兄を咥えたまま呻いた。それが刺激となって、連鎖反応のように兄が呻く。

「ん…ん、ん」
「あっ、ああ…」
 しばらく僕たちの様子を見ているだけだった父は、僕の腰を抱えて激しく律動を再開した。僕は口淫をとても続けて
いられなくなり、片腕で兄の腰を下から抱き寄せ、その屹立した場所に頬を擦り寄せながら、同時にもう片方の手で兄を
擦り上げ続けた。
「あ、あ…だっ、もう、」
 絞り出すように断続的な高音を発するだけの兄は、明らかに絶頂が近いのを訴えていた。しかしそれは、焦らされ続けていた
僕の方が少し早かった。そして攻め立てる側に媚びて強請る手段を持っていた僕の方が有利だったとも言える。
「あ、ん、お父さ…もう、もう、お願いですから…」
 僕は兄から身を離すと、背を反らすように父を振り返ってその首に手を回し、顔を引き寄せた。
「ん、んん、ぅ」
 目を閉じて深い口づけを交わしながら、腰を振って父の雄を追い立てる。父は片手を僕の前に回し、待ちかねていた最高の
慈しみを僕に与えた。
「あ、あああ…!」
 もとよりひどく濡れていた僕自身は、父の手に触れられるなりその滑りのいい刺激に、あっさりと降伏した。先端が父の
指先の細かい刺激に耐えられなくなった瞬間、僕はびくびくと痙攣して精を放った。
「あっ、っ…」
 射精が終わって脱力しても痙攣を続ける僕の身体を、父が後ろから抱き締めてくれた。兄は焦点の合わぬ目でそれを見ていた。
 物欲しそうな目にしか、見えなかった。
 その扇情的にして退廃的な兄の様子は、僕に未だかつてないほどの満足感を与えた。あの兄が。彼はこんな顔もしてみせること
ができたのだ。
 同じじゃないか。僕は思った。兄とて一人の醜い人間なのだ。僕や父と同じ、汚れた血を引いている。
 言葉を発することも忘れたような兄を見ながら、僕は満足と、そして虚脱を感じた。

「お前は…どうして欲しい?」
 父が兄に向かって静かに言った。兄は答えず、しかし僅かに残った彼の誇りがそうさせるのか、まだ緩く首を横に振った。
僕は嘲笑に近い笑いが込み上げるのを感じながら、欲を宿したままの兄の部分に人差し指を伸ばした。つつ、と下からなぞり
上げると、虚勢はどこへやら兄は唇を噛んで喉を反らし、喘いだ。それどころか、あろうことか僅かに腰を動かして、僕の指に
自身を擦り付けさえした。
「欲しいのでしょう」
 掠れた、呟くような声で僕は言った。
「正直に言って下さいよ。そうしたら、手に入るんだから」
 手に入り、そして失う。
 貴方が今まで大切にしてきた幾多のものが失われる。
 しかしそんなことはおくびにも出さず、僕はただ優しく兄の性器を撫で続けた。聖書にある、基督を誘惑しようとした悪魔は
このような劣情を持っていたのだろうかと、ふと思った。
 僕の目の前で陥落直前の聖者は、何か言おうとして、しかしそれでも躊躇うように口を閉ざした。
「兄さん」
 多少苛立ちを感じ、責めるように彼を呼んで、僕は愛撫の手を放し、その熱をただ触れるもののない空気の中に放置した。途端に、
面白いほどの動揺の目を投げかけ、彼は僕に何事か訴えかけようとした。
「触ってほしいですか?」

 戯れに背後の父の頬に接吻などしながら、視線だけ兄の方へ向けて問うた。兄は視線をどこか下の方に彷徨わせながら、察して
ほしいと言わんばかりに脚をぴくぴくと震わせて、身悶えた。
 それでも口を開かない兄に、僕は手段を変えることを思いついた。そして父に、彼の腕の拘束を解かないかと提案した。
 父は、そして兄も、驚いたように僕を見た。父は躊躇ったようだったが、
「兄さんは、もう僕たちを殴れもしなければ、外へ出ようとも思わないですよ」
 僕がそう言うととりあえず納得した。
「どうするつもりなんだ」
 問う父の額に口づけで返すと、僕はだるい身体を叱咤して起こし、兄の腕の紐を解きにかかった。父の強い力で結ばれた結び目に
苦労しながら、赤い痕を残しながらもやはり美しい彼の手首をうっとりと眺めた。兄が、何をするつもりなのかと怯えたように、
掠れ声で僕の名を呼ぶ。その響きに僕は嬉しさを感じ、愛しさをもって返事をした。
「兄さんのこの手で、お楽になって下さい。ちゃんと、見ていてあげますから…」

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ ;)長男受も加わり気味だよね…注意書き忘れスマソ


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