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ル/ナ/テ/ィ/ッ/ク/ド/ー/ン/第/三/の/書/ 冒険者×ヴァンパイア8

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                     | ル/ナ/テ/ィ/ッ/ク/ド/ー/ン/前途シリーズ
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| より、冒険者×ヴァンパイアです
 | |                | |             \八回目です。PC壊れ気味
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その夜、目はさえていた。
隣でロウッドが寝息を立てている。ヴァンパイアは、ロウッドを起こさぬよう、彼のポケットをあさった。
(あった)
それは首輪の鍵であった。
いつもは手の届かない所に隠し置かれてる鍵を、今日、ズボンのポケットにしまうのを見た。
なぜかは知らない。
首輪の鍵穴を探し、鍵を差し込む。ガチャリと音がして、首輪はひざに落ちた。
首には、首輪の跡がくっきりと残っていた。
ヴァンパイアは、音を立てぬようにベッドを抜け出した。そして窓の鍵をはずし、窓に手をかける。
途中、カタンと小さな音がして、立てかけてあった木の板が落ちたが、ロウッドは眠り込んだままだった。
後ろを何度も振り返る。
愛しい人が、そこにはいた。
自分を監禁しておきながら、けれどその相手に、よく分からない、今まで感じたことのない感情に駆られる。決して嫌ではなかった。
むしろ彼といられることが、こんなにも幸せなことなのだと感じた。
だが、耐えられなかった。
まだ見ぬ婚約者を、この目で見る日が来るのを。
決して殺さないといった。ならばどうするつもりだったのだろう。そう考えて、ヴァンパイアは涙を流した。
だがすぐに拭って、窓から抜け出した。
雨は、止んでいた。

朝になり、ロウッドは目を覚ます。
そして隣に誰もいないことに気づいて、急いで身を起こした。
そばには、空っぽの首輪。そして鍵。
ロウッドは、鍵をポケットに入れておいたことを後悔した。
「あいつ…どこ行きやがったんだ!」
ロウッドは、装備を着込むとギルドに向かって走り出した。
ギルドでは、相変わらずさまざまな依頼を求めて集まっていた。
人ごみを掻き分けて、ギルドの元締めの元へと歩き出す。
 元締めはロウッドを見つけると、にっこりと笑って、言った。
「これはこれはロウッドさん。いい依頼が入ってますよ、見ていきませんか?」
「おい、ヴァンパイアの依頼は入ってないか!?」
「は。ヴァンパイアの依頼。ああ、討伐ですね、少々お待ちください」

元締めは一瞬目を丸くすると、すぐに依頼が入っているかどうか確認した。
「今は入っておりませんねぇ」
「そうか…」
がっくりと肩を落として、ロウッドはギルドを出て行った。
(そう簡単に依頼は入らないか…、どこいったんだよ、レイン…)

そのころ、ヴァンパイアは街道沿いの森を歩いていた。
雨が降った後なので、ぽたぽたと水滴が落ちてくる。そのたびに、びくっと肩を震わせたが、かまわず歩き続けた。
次の街へは、人間なら馬車で六日の距離。
ヴァンパイアなら、歩いて十日くらいでつくだろう。
 途中、歩きの冒険者がいた。ローブを羽織った、いかにも弱そうな冒険者だった。
森の奥から誘惑する。
――おいで、そう、おいで。こちらへおいで。
冒険者はそれに気づいて、ふらふらとヴァンパイアの元までやってきた。
フードを取って、その首筋にかぶりつくと、吸血する。そして息絶えた冒険者のローブをはぐと、ヴァンパイアはそれを着込んだ。

そうして四ヶ月もたったころ、ロウッドの家のある街からちょうど正反対の位置にある街の、ダンジョンに落ち着くことになった。
バンパイア・バットの群れが、歓迎するようにヴァンパイアの後ろをついてくる。
禁断の館というダンジョンらしい。
だが内部は、儀式の迷宮とまったく同じだった。
ヴァンパイアは苦笑した。
 違うダンジョンにいながら、まったく同じつくりの館に、すぐそばにロウッドがいるような錯覚さえ覚える。
そう、あれから四ヶ月もたったというのに。
(きっとロウッドは、今頃女を連れて冒険してるだろう。私のことなんか忘れて…)
ヴァンパイアは、そばの岩に寄りかかった。一階ならばベッドがあったが、一階では目立ちすぎるため、地下にしばらく身を横たえることにした。
(ロウッド…。私も忘れよう、レインの名前とともに忘れよう)
はらはらと伝う涙を拭って、岩にもたれかかり、眠りについた。

それから二ヶ月が過ぎる。あっという間だった。

誰も来ない夜は、街に出て人を襲う。やがてヴァンパイアのうわさが広まり、ダンジョンを特定されるころには、幾人かの冒険者が現れては、死んでいった。
何人かさらに逃げ出しては、うわさはさらに広まった。
 しんとした夜だった。
地下にいながら夜だと分かったのは、勘だった。
ロウッドの部屋に閉じ込められていたときよりも、今は野性的なことに敏感になっていた。
だが、よく体が疼いた。
繋がれて飼われてた時に慣らされたおかげで、時々どうしても体の芯が熱くなることがあった。
――ロウッド
指をしゃぶる。まるで、傷をなめるかのように。
 する、と、手が下半身をさまよう。やがて秘められた部分を押し広げるかのように入っていく。
「――あ…」
そこに、熱いものが穿っては、よく泣かされた。
もう一度、もう一度。だが、指だけでは足りなかった。
もっと、奥に。
 ぐちゅ、ぐちゅ、と卑猥な音がそこから聞こえる。
そう、もっと。
「ロ…ウッド」
無意識のうちに、口にしていた。
岩肌に、倒れこむようにして自慰を続けた。
 内部を指がかき回す。もっと奥まで、と、奥のほうへ指を進める。
でも、違うのだ。違うものが欲しい。
指を二本に増やす。内部はぐちゃぐちゃだった。今にも挿入される準備が、できていた。
でも違う。本当に欲しい物は…。
もっと、違うものが。ロウッドのものが欲しい。
「ロウッド…ロウッド…」
知らず知らずのうちに呼んでは、涙が一筋こぼれた。
あの日、何もかもを捨てる覚悟で、ロウッドの幸せを願い、家を抜け出してきたのは自分だ。
ローブを羽織ながら、通り過ぎるロマール人を見ては、その中にロウッドの面影を見出そうとした。
いつまでたっても忘れられないのだ。
ヴァンパイアは、自慰行為をやめた。
達せられなくて、寂しくて、空しくて。

何度もロウッドの名前を呼んでいる事に気づいて、ヴァンパイアは岩にもたれかかった。
まだ忘れられない。
(六ヶ月たっているというのに…、もう、もしかしたら結婚しているころかもしれない。私は出てきて正解だったのだ…)
まだ体の中に残る熱に、戸惑いながらも、思いにふけっていた。
コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ…
誰かが階段を降りる音がした。
冒険者だ。
以前は、階段を誰かが降りるたび、淡い期待をした。
だが今は期待などとうに消えうせていた。
ヴァンパイアは立ち上がった。
バンパイア・バットが、守るようにあたりを取り巻く。
どんな冒険者だろうか。
ロウッドに似ているだろうか?それとも…
「レイン!」
聞きなれた声だった。思わず声のしたほうへと振り向くと、そこにはロウッドがいた。
襲いかかろうとするバンパイア・バットたちを牽制し、しかしヴァンパイアは動けなかった。
「レイン…!」
ロウッドが、ヴァンパイアを抱きしめる。
ヴァンパイアは、止まったままだった。
「な、ぜ、ここに…」
「探した。やっと見つけた。この六ヶ月、ずっとお前を探してた」
嘘だ。そんなはずはない。
「…仲間が、いるんだろう?」
ヴァンパイアが震える声で聞いた。す、と、両手でロウッドの胸を押す。
「仲間?ずっと一人だが?」
「私は…お前が結婚したいと聞いて…、だから、私は」
言葉は遮られた。濃厚な口付けが、ふってきた。
ヴァンパイアの口腔を味わう様に、舌が歯列をなぞる。
「ふぁ…」
ヴァンパイアもまた、その口付けに夢中になっていた。
確かめるように、何度も何度もそれは繰り返される。

そのうち、ヴァンパイアがロウッドの首に腕を回した。
「…あ、そうだ」
「ん…」
うっとりと蕩けた様な目をしながら、ヴァンパイアはロウッドにもたれかかった。
「左手、貸せ」
半ば強引に左手を目の前に持ってくると、ロウッドはポケットから何かを取り出した。
それは指輪だった。
妖精の商人が売っているという、ジュエルドリング。
一緒になりたいと願う相手にこれを贈れば、願いがかなうといわれている指輪だった。
する、と、薬指にはめてやる。
「これは…?」
「お前につけてやりたくて、買って置いたんだよ」
「ロウッド…」
「なあ、俺のものになれよ。首輪なんかしなくたってどこにもいかないで、俺のものになれよ」
ロウッドは、ヴァンパイアを抱きしめながら言った。
ヴァンパイアは泣きそうになりながら、何度もその腕の中で、うなずいた。
「私は、お前の邪魔になりたくなかった…だから私はあの夜抜け出した。そうすれば、お前は何の障害もなく女と一緒になれると思った…」
「バーカ、ただ結婚かなーって言っただけだろ。誰も娶るなんて考えてねぇよ、お前といられればそれでいい。そう気づいたんだ。あの日も、朝、首輪とってそういってやるつもりだった」
胸に顔を埋めてぐずり声で語るヴァンパイアに、やさしく喋りかけた。
「俺の家に帰ろう。な?」
「ああ…良いのか?」
「何のためにジュエルドリング買ったと思ってんだよ」
ヴァンパイアを連れ去ろうとすると、バンパイア・バットが邪魔をしてきた。そんなバンパイア・バットたちに、ヴァンパイアは何か言うと、バンパイア・バットはおとなしくなった。
そして時間をかけて、ロウッドの家がある都市を目指した。ローブを羽織れば、何者かも分からなくなる。
新しいローブをロウッドからもらい、彼は馬車に乗り込んだ。

「何故、私の居場所が分かった?」
問うてみて、それは愚問だと気づいた。
「ギルドで依頼になってる所すべて回った。違うやつがいた場合は引き返して、レインを探した。依頼がない場合は、噂話を、酒場で聞いた」
やっぱり、と、ヴァンパイアは思った。
「ほぼ全ての町を回ったかな、遅くなって悪かった」

「いや、もういい…」
ヴァンパイアは、嬉しかった。
そうまでして自分を探してくれたこと、探し出してくれたこと。
自然と笑みがこぼれた。それは照れたような、そんな笑いだった。
 六日が経過して、次の町に着いた。
家がある町までまだまだかかったが、まずはここで一休みすることにした。
ここも随分前、歩いてきた覚えがある。その時は当然隣に、ロウッドはいなかった。寂しかったのを覚えている。
「レイン、部屋に行こうぜ」
宿のチェックインを済ませたロウッドが部屋へと案内する。
二人用のベッドがあり、窓からは丸い月が良く見えた。
――ああ、今は満月だったか。
 ヴァンパイアは、窓へ駆け寄って丸い月を眺めた。
ヴァンパイアにとって満月は、力が増す日。だが今のヴァンパイアにとって、そんなことはどうでもいいことだった。ただ、思うことは、月が美しいと思うこと。
す、と、ロウッドがヴァンパイアのローブを脱がせる。
極めて優しい手つきで、ローブを脱がせていく。
同じように、コートも。
そこに現れたのは、六ヶ月前、ロウッドがヴァンパイアに着せた服だった。
ヴァンパイアにとってはぶかぶかで、だいぶ汚れて、破れている所もあった。破れているのは、ほとんど剣によるものだった。
「何だ、こんなのまだ着てたのか。新しい服、ちゃんとしたの仕立てないとな」
「お前の服だ、大事にとっておきたい」
そのヴァンパイアの言葉に、口元がほころぶ。
 なぜこうも純粋なんだろうか。ロウッドは思いながらも、困ったような、嬉しいような、そんな笑顔を浮かべながら、ヴァンパイアに服を買うことを勧めた。
「そうか…なら、分かった。だがこの服は残しておいて欲しい」
「分かったよ、帰ったらたんすの中に入れておくから、明日あたり服をみてこような」
ぐりぐりとヴァンパイアの頭を撫で回す。
「わ、分かった」
 ヴァンパイアの首に、ロウッドの腕が回された。
おそらくロウッドはしたいのだろう、ヴァンパイアとのセックスを。
それに気づいて、ヴァンパイアはカーテンを閉めた。
そしてロウッドに軽く口付けると、ベッドに誘った。

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 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ ミウチニフコウガアリマシタ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )アクセスキセイモサレマスタ
 | |                | |       ◇⊂    )デモガンガル・・・ 
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

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