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今週、妻が浮気します 同期×デスク

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                     |  今妻 同期×デスクモナ。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  萌えの勢いのまま書いた。エチもなくヌルイよ。
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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 雑誌の編集部なんて、夜も昼も関係ない職場の代表のようなものだ。それは、彼の仕事場
のように発行部数ノルマぎりぎりの弱小編集部だってかわらない。
 作品を寄せてくれている作家が稀にみる遅筆で、ぎりぎりの入稿を果たしたときはすでに
夜明けだった。
 編集部中に屍が転がっている。
 せめて家に帰れよ、と彼は思いつつ彼自身はコートをとった。
 そのとき、ううぅんとうなり声がしたので、その方向を見てみれば、彼の同期でデスクの
野郎が何かにうなされていた。
 彼はしばらく考えて、そっとかの人に近付く。
 普段ならば、速攻家に帰っているだろうかの人が帰らず、ここで屍と化している理由に彼
は心当たりがあった。帰り辛いのだろう。妻に浮気された亭主としては。
 浮気された身だというのに、かの人はどこかおどおどしている。何をそんなに気後れする
ことがあるのだろうか。まぎれもなく被害者はかの人だ。その理不尽さに、彼は第三者だと
いうのに怒りを覚えないでもなかった。
 また、かの人がうなされている。
 いったいどんな夢を見ているのだろう。
 妻の浮気を知ってから、かの人の見る夢は悪夢ばかりなのだろうか。
 そんなに辛いのならば、手放してしまえばいいのに。
 彼はそう思った。

 妻の手を手放して、その手をこちらに。
(自分ならば、悪夢など見せはしないのに)
 起きるなよ、と思いつつ、彼は顔を近づける。都合のよいことに、さきほどうなされたと
きに、かの人はこちら側に寝顔を見せていた。
 仕事にも、プライベートにも疲れきった、お世辞にも整ったとは言い難い中年男の顔。
 それなのに、欲情している自分は何なのだろう。仕事に疲れて、感覚が麻痺しているのだ
ろうか。
 やめろと、頭のどこかが発する警告を無視して、さらに彼は顔を近付ける。
 軽く合わせた相手の唇は、今までキスしたことのある女性たちのしっとりとしたものとは
違い、かさかさだった。
 かの人が起きないように、合わせたときと同様、彼はそっと唇を放す。
 たったそれだけのキスだというのに、この酩酊感は何だろう。
 なんとどきどきしたことか。
 まるで初恋のようだ。
 足音をたてないよう、かの人の傍を離れると、彼はコートを着込んで帰宅準備をする。
 今日のところは、これで満足するとしよう。
 しかし次は。
 もし、次があったなら。
 どんな結果になるか自分でもわからないなぁ、と思いながら、彼は編集部を後にした。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ ツギハエロマデイキツケバイイナトオモッテル
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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