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三/丁/目/の/夕/日 茶←淳

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     | 三/丁/目/の/夕/日
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| より、茶←淳です
 | |                | |             \6回目続きです
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |

ジュンノスケを探して思わず飛び出したチャガワはとりあえず近くの川原へ行ってみると
案の定、見覚えのある後姿が水の流れを見つめて座っているのを見つけて安堵の息を吐く。
「・・・ジュンノスケ」
「!おじちゃん・・・」
よっ、とジュンノスケの隣にチャガワが腰を下ろすと、ジュンノスケが信じられないものを見るような目でチャガワを見つめる。
「・・・いいの?出てきちゃって・・・」
「ああ。良いんだ。」
そう言い安心させるようにチャガワが微笑むと、ジュンノスケは思わず目をそらし俯く。
「・・・・・・・・おじちゃんはさ・・・・・・」
「ん・・・?」
「鱸オートが・・・本気で好きなの?」
「・・・・・・」
「・・・もう、はっきり言って欲しい・・・。そうしたら・・・僕・・・僕、おじちゃんにつりあうようになるまで・・・手、出さないように努力するから・・・・・
分かってたんだ・・・どんなに無理やり体を繋げたって、空しいだけだって・・・・・・。
今日も、力なんて全然入らないのに・・・おじちゃん必死に僕から逃げて鱸オートのところに行って・・・・・・」
「・・・」
「さっきも・・・僕またおじちゃんが鱸オートの慰み者にされると思って・・・思わず入ったけど・・・
鱸オート・・・本気みたいで・・・・・・なんか僕のほうが・・・我が侭言ってる子供みたいで恥ずかしかった・・・・・・・」
そう言い、ジュンノスケは両手で顔を覆った。
「だから・・・はっきり言って。・・・おじちゃんが鱸オートのこと好きっていうなら・・・僕・・・・・・」
「ジュンノスケ・・・・・・」
最後のほうは震えて言ったジュンノスケの言葉に、チャガワは胸が一杯になる。
(そんなに・・・俺のことを好いてくれてるのか・・・・・・)
まだ中学生なのに、どんな必死の思いでこういう結論に至ったのだろう
最初から、ジュンノスケは本気で気持ちをぶつけてきてくれていたのに、俺は結論を出したあとのことを考えて
怖がって逃げてばかりで・・・
・・・俺も、ちゃんと本気で答えなきゃいけないな・・・とチャガワは腹をくくった。
「・・・その・・・好いてくれてありがとうな。嬉しいよ。
俺もお前のこと好きだし、すごく大切に思ってる。ただ・・・今は
お前と同じ想いは・・・返せそうに無い・・・。・・・ごめんな・・・?」
「・・・」

「・・・あとな、ジュンノスケは誤解してるようだけど、俺は本当に鱸オートのこともそういう気持ちで想ってないし、鱸オートも想ってないと思う。」
「・・・うそだ・・・」
「本当だ」
「じゃあなんで・・・僕からは逃げて、鱸オートとは積極的にあんなこと・・・」
「・・・あー・・・その・・・行為は・・・あー・・・」
すぐさま指摘された内容に言いにくそうに染めた頬をポリポリと掻く。
「お前とするのは、その・・・背徳感やらなんか悔しさやら情けなさやらが強くて・・・。鱸オートとは・・・・・・・そう意味は・・・無い・・・と思う。」
そう告げるチャガワに、ジュンノスケの機嫌は急速に浮上する。
(・・・なーんだ!)
フッ、と心の中で鼻で笑う。
(鱸オートも同じ穴の狢なんじゃんか!ちょっと間は気になるけどとりあえず今のおじちゃんの正直な気持ちはこうってことだよね)
(息子だと思ってるから同じ想いを返せない僕と、なんとも想われてない鱸オートだったら僕が圧倒的に『勝ち』だよね・・・!)
(いつか息子だと思ってたのにって思い悩むくらい好きにさせればいいんだし・・・!)
(・・・それにしても、前から思ってたけどおじちゃんのこの貞操観念の低さは危険だなあ・・・)
やっぱり早いとこ大人になって、おじちゃんを守れる男にならないと・・・!と、さっきまでの殊勝なさまはどこへやら、
新たな決意にジュンノスケが燃えていると、ふとチャガワが自嘲気味につぶやいた。
「・・・それに・・・それにな、俺は誰にも好かれる資格なんて・・・無いんだよ・・・」
その言葉に、いつもの朗らかなチャガワの雰囲気とは違う暗い色が見えて、ジュンノスケは不思議そうにチャガワを見つめる。
「・・・どういうこと?」
「・・・・・・・・・」
何度もチャガワは口を開きかけるが、言葉にならずに消えてしまう。
そして、
「俺は・・・汚い」
そう一言言い、膝に顔をうずめてしまった。
「なに言ってるの?おじちゃんは汚くなんか無いよ。」
「・・・そんなこと無い・・・」
「え、もしかして体のこと?
そりゃ確かにおじちゃん貞操観念薄すぎだけど、全然汚くなんか無いよ。綺麗だよおじちゃん。」
「・・・違うんだよ・・・」
「・・・おじちゃん?なにかあったの?」

だがジュンノスケの問いかけにチャガワは顔を上げない。
しばらくそのままの状態が続いた後、やっと
「・・・・・・とにかく、そういうことなんだ。俺はそんな・・・好いてもらえるような人間じゃないんだよ。」
と、チャガワは顔を上げてジュンノスケの目を見つめて言った。
「・・・おじちゃん・・・」
「さっ!もう家に帰ろうジュンノスケ。あっ鱸オートどうしちまったかな。」
そう言って立ち上がり、草をザクザクと踏み分けて宿のほうへ戻るチャガワの背中からジュンノスケは目を離せなかった。
(・・・話逸らされた・・・)
(なにか・・・なにかあるんだおじちゃん・・・)
(絶対言えない様な・・・しかも『汚い』って思い込むような・・・)
(おじちゃん・・・・・・・)
ジュンノスケは何かチャガワの様子に不穏なものを感じ取るが、今の彼は
ザワザワと草が鳴り高い秋空へ鈴虫の鳴き声が響き渡る川原に
ただ立ち尽くすばかりだった。

チャガワはあの日今の自分の気持ちを正直に言ったことで多少寂しいものがあるがジュンノスケの自分に対する想いはなくなっただろうと思っていた。
が、
拍子抜けするほどジュンノスケの態度は変わらず、しかもどこか前よりも余裕が出てるように見えた。
「おじちゃん、おはようv」
「う、あ、おはよう」
朝、いつものようにシャコシャコシャコと歯を磨いていると
ジュンノスケに後ろから急に声をかけられた。
急に近くからした声にビビったチャガワをジュンノスケは上から下まで嘗め回すように見渡し、そして
「・・・おじちゃん、今日も細いね・・・」
と言って後ろから壊れ物を扱うかのように抱きしめた。
「っっ!!」
ゾワワワッッッ
「おっ、お前、なっ」
「ふふv」
しばらくしてやっとジュンノスケは微笑みながら離れた。
「お、お前・・・俺にそういう想い持つの止めたんじゃなかったのか?」
「何言ってるんですかおじちゃん。」
ニッコリ
「僕、おじちゃん好きな人いないんだったら諦めないし今まで以上に頑張りますよ?v」
「な・・・っ」
「覚悟しててくださいねv」
そう言ってジュンノスケは機嫌よさそうにご飯の支度にかかる。
かくご・・・?
残されたチャガワは青褪めた顔でその後ろ姿を見送った。

その頃

フー・・・

一筋の煙草の煙が伸びる。
窓から差し込む朝日がその煙を照らすと、金やら大理石やら漆やら
豪華な装飾品で飾られた部屋が露になる。
「・・・きみ。今日の予定はどうなってる。」
「はっ」
窓際の大きな椅子に座っていた男が問うと、その男の前に直立不動で立っていた男が
まるで機械のように手帳を素早くめくり、答える。
「今日は午前中に2つ会議があり、午後は今のところ何もありません。」
「そうか」
フー・・・
もう一筋、煙が出来る。
「・・・なら、あいつを呼んでくれないか。」
男は煙草を指に挟み、機嫌のよさそうな顔で言う。
「こんな天気の良い日はあいつと過ごしたい。」
「・・・はっ。畏まりました。」
機械のような男はそう答えすぐさまサッとドアを開け出て行く。
部屋に一人になった煙草の男は、ククッ・・・と堪えきれないかのように笑い、
「ああ・・・楽しみだ・・・」と呟いた。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧スマソマダツヅク
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )ダレカマタカイテサンチョメ
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

  • 続き楽しみに待ってます(@゚▽゚@) -- カピパラ? 2012-01-18 (水) 20:55:11

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