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ル/ナ/テ/ィ/ッ/ク/ド/ー/ン/第/三/の/書/ 冒険者×ヴァンパイア6

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     | ル/ナ/テ/ィ/ッ/ク/ド/ー/ン/前途シリーズ
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| より、冒険者×ヴァンパイアです
 | |                | |             \六回目ですよー
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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男から生気は感じられなかった。
血は吸い尽くした。おかげで、めまいや目のかすみは治っていた。
倒れこむ男を床へ放り投げると、ゆっくりとロングソードを引き抜いていく。
肉が修復しようとしているのがわかる。むず痒い感覚に駆られながらも、剣を引き抜き、
同様に床へ放り投げた。
 首が切られないだけましだったかもしれない。
首が切られれば、復活するのに何日もかかる。
そう、ヴァンパイアは不死身だ。
例え殺されても、大地から生気を吸い上げ、数日で生き返ることができる。
だがそれでも傷を負えば痛いのは確かだ。例え数日でも死にたくないという気持ちはヴァ
ンパイアにもある。
 ヴァンパイアの傷は微々たる物ながら、ふさがれていっていた。
自分の血の跡が冷たくて、ヴァンパイアは寝返りを打った。手の届くところにズボンがな
かったので、毛布を巻いてやり過ごしてみる。
 男に犯されたせいで、しばらく体が熱かったが、そうしてやり過ごしてるうちに、熱も
消えた。
そして。
「ただいま」
「!」
 ロウッドが帰ったのだ。
「…早く来てくれないか…」
玄関にいるロウッドは、まだ部屋がこんなことになっているは知らず、のんきに言う。
「ちょっとまってくれ。装備をとるから」
装備を取って普通の服に着替えたロウッドは、部屋に入って一瞬、後退りした。
何せ毛布もシーツもヴァンパイアも、血まみれなのだ。傷口からは血は止まっていても、
その惨状は目を覆いたくなるほどだった。
「何があったんだ!」
ロウッドは顔色を変えて、ヴァンパイアの元へと駆けた。
そして、そばにロングソードと、仲間の死体が転がっていることに気づいた。
「あの窓から、この男が入ってきた。胸を刺された…死ぬほどのものではない」
と、割れた窓を指差す。割れた窓からは、ひゅう、と風が入ってきて、室内はひんやりと
冷たかった。

「…!殺したのか?」
「殺した」
そっけなく言うヴァンパイア。そのヴァンパイアの肩をつかんで引き寄せる。
「なぜ殺した!奴は俺の友人だ!」
「…では…私は殺されていればよかったか?」
「何?」
「…黙って犯されていろと?」
「また何かされたのか」
「…」
毛布を自分で剥ぎ取る。
コートの下から、生足がみえた。そこには、精液が伝っていた。
「私は…、…私は…」
ヴァンパイアがつぶやいた。だがその先は何も言わなかった。
変わりに、一筋、涙を流した。
「…悪かったよ。やったことはこいつが悪い…けど…、けど」
何か言いかけて、ロウッドもやめた。
「こいつ、埋葬してくる。こいつも一人身だからな…」
ロウッドは、ズボンをヴァンパイアに渡すと、仲間の死体を抱え、出て行った。
「ロウッドと呼ばれていた…か?」
自分以外誰もいない部屋で、確かめるようにロウッドの名を呼んだ。
ヴァンパイアは、精液を毛布で拭い取り、ズボンをはくと、その場で倒れるように眠っ
た。
治りかけてきている胸が痛い。だが気にする余裕はなかった。

誰かが毛布を剥ぎ取った。
さらにコートを半分はだけさせ、服もめくりあげる。
傷に、何かを塗りこんでいるようだった。
そ、と目をあける。
ロウッドがそこにいた。
真剣な面持ちで、ヴァンパイアの胸の傷に、キュアパウダーを塗りつけていた。
「起きたか、大丈夫か」
「…これくらいでは死なない」

大丈夫か。
ロウッドが、初めてヴァンパイアを心配してかけた言葉だった。
その言葉が、胸に熱く広がった。この感情は何なのだろう、と、思った。
「シーツ、変えてやるからな。起き上がれるか?」
「動けるが、起き上がれない」
「何、そんなにひどいのか!!」
「…首輪が邪魔で」
首輪の鎖は起き上がれるほど長くはなかった。
「そうか…逃げるなよ?」
「逃げはしないが、襲うかもしれない」
「シーツかえるのやめた」
「冗談だ」
困り果てたようなロウッドの顔に、くすっと、ヴァンパイアは笑った。
 ヴァンパイアが笑ったことに、心底珍しいものを見るような表情でいたが、ロウッドも
また笑顔になった。
「はじめて笑ったな、お前」
ぐりぐりと頭をなでてやると、首輪の鎖をベッドから離した。
じゃら、と音がして、鎖が地面に落ちる。
「起き上がれるか?」
「ああ…久々に起き上がった」
ヴァンパイアは、体を起こすと伸びをした。
体を自由に動かせなかったので、相当ストレスもたまっていた。
あまつさえ三人の男に責められるようなことまでされたのだ。
ストレスがたまらないはずがない。
逃げてしまおうか、とヴァンパイアは考えた。
が、鎖の先をしっかりと巻きつけるように持たれていることに気づいて、それはあきらめ
た。
せっせとシーツを代えるロウッドの後姿を見ながら、ぼんやりと、なぜ自分がこの男を殺
してまで逃げ出さないのか、不思議で仕方がなかった。
 まだ彼には、芽生え始めたこの感情が何なのか、理解できなかった。

「何ボーっとしてんだ、つなぐぞ。こっちこい」
「…」
「おい?」
「どうしても、つながなければ駄目か」
「逃げられたら困るからな」
「…逃げ…る…、お前は、私をどう思ってる?奴隷か?それともー…」
――それとも、何だ?私は何が言いたい?私は…
「お前は奴隷だ。性奴隷だ。何よりも美しい、誰よりも純粋」
「そうか…」
賛辞など頭に入ってなかった。『お前は奴隷だ』この一文だけしか頭に入らなかった。
黙ってヴァンパイアは、首輪は鎖でつながれることになる。
その素直なところに違和感を覚えながらも、ヴァンパイアは目を開けたままベッドに横た
わっていた。
 そこに、ロウッドがベッドに浅く座り、ヴァンパイアの顔を見ている。
「なあ…良いか」
ロウッドが顔を近づけ、そして口付けを交わす。触れるだけのキスに、ヴァンパイアは抵
抗しなかった。
「なにがだ」
「全部言わせんなよ…その…セックスがさ」
「嫌だといったら?」
「わーったよ、何もしねぇよ!」
ぷーッと頬を膨らませて、後ろを向いてしまった。その姿ににわかに笑うと、ヴァンパイ
アは続けた。
「…冗談だ。私はお前の性奴隷なんだろう?好きにすれば良い」
 そ、と、ヴァンパイアはロウッドの服の端をつかんだ。
「俺の血は吸うなよ」
「もういらない…」
ロウッドはヴァンパイアに覆いかぶさった。

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 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ サンバンメ、ナマエランニイレルノワスレタ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )トリアエズコイヲジカクシテナイヴァンプデス
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
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