ホーム > 22-512

某芸人 ツッコミ×ボケ

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  某ゲイニソさん ツッコミ×ボケ
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  誰かはご想像にお任せします・・・
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

( 暑いな、・・・)

もう10月だというのに、この暑さは何だろう。太陽の馬鹿野郎が。
いいかげんにしてほしい。イライラがつのる。
目の前が、陽炎のようにふわふわとぼやけてくる。
(あー、・・・なんか、・・・マジ、死ぬかも・・・)

ふいに立眩みが襲い、軽くよろける。
( やば、  倒  れ る   )

そのときだった。
「おいっ」

よろけた体を、思いがけず肩でしっかりと支えられた。
「うわ」
ふりむくと、そこには見慣れた、あいつがいた。

「だいじょぶか?お前。ふらふらやんけ」
「・・・。うっさいわ、何?お前。・・・触んな」
意識は薄いのに、憎まれ口だけはしっかりと出てくる。
ありがとう、すまん、の一言二言も言えない。

「あ?何やねんその言い方。命の恩人にむかって」
なぜかすこし半笑いで言い返してくる。

チッ…
軽く舌打ちを打つ。
こいつにはぜんぶ、お見通しってわけだ。
「こんなとこで倒れたくらいで命落とすわけないやろ、アホ」
どけ、と言わんばかりにあいつの胸を軽く押して、歩きだそうとする。
が、できなかった。
踏み出そうとしたその足が、うまく立とうとしてくれない。
俺はまたもやよろけて倒れそうになった。

「おいおいおいおい!」
またもや後ろから、今度は抱きすくめられるように支えられる。
「お前、今日はもうやめとけって。な?」
「・・・うっざ、んなことお前に言われたないわ」
「マジ、このままやったらやばいって。かんなり体あついやんけ。無理せんほうがええって」

まったくこいつは、もう・・・
思わずため息をもらす。体勢はまだ、抱きすくめられたままである。
「・・・てか、さっさと離せや。きっしょい。暑いし、」
体をねじらせ、拒むようにあいつから体を離す。

「帰れよお前、マジで!」
「お前が帰れ。アホが」
「おい!」
悲痛、とまでとれるくらいの声であいつが叫ぶ。
俺はその声を背に、ようやく今度は言うことを聞いてくれるようになったらしい足で
ステージへと向かった。

もうすぐ本番、というところでまたもやこいつが声をかけてくる。
「なあ、マジやめといたほうがええて。まだこんなあっついやん、」
と言いながら手をおでこのほうへ近づけてきたのですかさずそれを振り払い、
「るっさい。こんな客はいっとんのに今さらやめられへんねん。アホやな、んとにお前は。マジで」
「~~~・・・ったくお前は・・・。心配してやっとんのに」
「お前の心配なんか母さんが夜なべして作った手袋くらいいらんわ」

そういったあとに、ニヤリ、と笑みをこぼす。

「ありがた迷惑、ってこと?」
「そう」
「言ってくれはりますなぁ~」
「ヘラヘラしとんな。行くぞ」

カーテンの向こうへ、さっそうと飛び出していく。

ステージは、滞りなく終了した。
熱があるというのに、今日は普段の何倍も調子がよかった。
マイクとお客さんの笑顔の魔力というものは実に恐ろしい。(と、恥ずかしい発言をしてみる)

・・・ただ、熱が上がった、というのはやはり否めない事実らしい。

「だぁ~から言ったやんか」
「・・・・。うっざいわあ、お前・・・一回どっかで死んできたらええのに・・・」
「タクシー呼んだろか?」
「・・・うん」
さんざんつらさを隠すためについてきた悪態も、ここまでが限界のようだ。

「おれもついてくから」

思わず、寝転んでいるソファーからずり落ちそうになる。
「・・・はあ?いらんわ」
これ以上世話になるわけにはいかない。甘えたくない。

「あほ。タクシーの運転手さんはマンションまでは連れてってくれても部屋までは
 運んでってくれへんねんぞ。どーやって歩いてくねん、お前。タクシーすら呼べへん体で」
「・・・・・」
まったくもってそのとおりだ。軽い屈辱感を覚える。
もはや俺は、完全に白旗を振らなければならなかった。

「行くからな、」
「・・・・・」
「あ、タクシー代、今日はおれ出したるけど当然後で返してもらうからな」
「・・・・・。やっぱ死んだらええわお前・・・」

「ひっさしぶりに来たけどやっぱ片付いとんな~お前の部屋は。男の部屋とは思えへん」
「そりゃどうも」
わざとごほごほっと咳混じりに返す。

俺はベットに寝かされ、
あいつはテーブルのそばで部屋にあった漫画を読みながらくつろいでいた。

「てか、はよ帰れよ。うつるやろ」
ほんま空気読めへんのか、こいつは。

「え~・・・いやや」
「帰れ」
「いやや」
「・・・・・。帰れ!」
怒鳴った拍子に咳がひどくなる。

「おい!大丈夫か??!!」
「・・・ッ、お前が・・・帰らんせいやねんぞ・・・」
息を切らしながら精一杯言い返す。

「・・・・・・・心配やん」
「あ?」
「お前、何かめっちゃ苦しそうなんやもん。そばに、おりたいやんか」

・・・・・・・。
思わず絶句する。なんて恥ずかしい生き物なんや、こいつは・・・。

「あれ、お前顔真っ赤」
「あほ。風邪やからや」
「うっわー何?自分照れとんの?!ちょ、マジで?俺まで照れてくるやん、どうしよ」
「な・・・そりゃ照れるわそんなん言われたら!」

軽い沈黙が流れる。

「・・・おってええ、よな?」

あえてもう、何も答えなかった。

「あ!そうや!プリン買うてきたろか?病気のときってプリン食べたくならへん?」
「・・・・・」
「おい!聞こえとん・・・」
「いらん」
「え」
「だから、いらん」
「おいおい、ないやろーお前それは・・・俺がせっかく・・・」

「お前おったら、ええわ」

そうして俺は、だるい体とともに深いまどろみのなかに落ちていった。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 妄想にお付き合いいただいてどもでした・・・orz
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP