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野球 辛党と甘党の人の話

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                     |  辛党と甘党の人の話だったハズが
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  まにあっぽくなったね。
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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*ジャンルはぷろやきう。
*なんか話のつくりがメタメタだが、自己満足だしまぁいいか…。

香ばしいスパイスの香りが店内に満ちている。
テーブルに置かれた深さのある大きな器の中身は、ここ北の大地で生まれたスー
プカレー。
スパイスの効いたスープの中にはほとんどそのままの形で野菜などの具が入れら
れている。
添えられているナイフがいらないほどに火の通った具は、舌の上でとろけるほど
柔らかい。
彼の目の前の男はスプーンでスープを掬い口に入れ、その整った相貌を崩した。
「ん~、美味いっ」
見ている方まで幸せになりそうな満面の笑み。
テーブルの向かえに座った男は幸せの真っ只中にいる先輩に苦笑を向けた。
「好きなんですねぇ…」
「まさるくんは美味しくないかい?」
「いえ、美味いですけど。でもアナタほど幸せそうな顔にはなれてないんじゃな
いですかねぇ」

つい数時間前に彼の携帯電話に、今目の前で幸せそうにしている男から電話が入
った。
天気のいい休日、彼は何をするでもなくベッドの上でうつらうつらしていた最中
である。もともと社交的な類いの人間でもなく大した趣味も持ち合わせていない
彼は、普段の疲れもあってだらだら過ごそうと考えていた。
その矢先、である。
「迎えに行くからさ、付き合ってくれないかな」
電話の主の「付き合って」が何を意味するか、それは一つしかないことを彼は知
っていた。

考える間も与えられず、それ以前に頼まれれば断れない性格の彼はあれよあれよ
と言う間に車に乗せられ、スープカレーの専門店にいる。
この前テレビで紹介されてて来てみたかったと無邪気に語る男を見て、彼は「は
ぁ」と返事するしかなかった。
彼の先輩にあたる男の『スープカレー好き』は、チーム内でも知らぬ人がいない
ほど有名で、ことあるごとに彼はスープカレーの素晴らしさを語る。語るだけで
なく、勿論本人は足繁く専門店に通い、日々新たな店を開拓しているらしい。
あるときは誰かを誘い、あるときは1人で、驚くほどの情熱をこの食べ物につぎ込
んでいるのは、それに対する愛情他ならないだろう。
今日もまた貴重な休日を、こうして店めぐりに費やしているのである。
驚きや呆れを通り越して、もはや敬服するといった面持ちで、相好を崩した目の
前の男を見やる。
「…俺の顔に何かついてる?」
「いえ。別に…」
問われ、首を振ってグラスに手を添えた。
乳白色の液体が入ったグラスは表面に水の粒を浮かせ、彼の指先を濡らす。
男はそれを見てくすくすと笑った。
「まさるくん、甘いもの好き?」
「…え?」
「だって、必ずラッシー頼むでしょ。俺は水派だから、新鮮だな、って」
指を指した先の、淡い色の飲み物。
もともとインド料理の店には必ずと言っていいほど置いてある、ヨーグルトが元
になっている飲み物。
スープカレーは決してインド料理ではないが、スパイスとの相性がいいのか、置
いてある店も少なくない。
予想外のところを指摘されて、彼は少し赤面した。
「あ、はぁ…甘いもの、好きですね…」
「そういえばチョコとかよくコンビニで買ってるね。イメージ裏切らないなぁ」

僅かに笑い声を含んだ声と言葉に彼は眉根を寄せる。
コンビニでチョコを買ってるイメージって、なんだろうと思いつつ。
「イメージ…ですか。甘いもの、好きそうですか、俺」
「うん。なんて言えばいいかな、白くてふわーっ…みたいな」
白くてふわーっ…というイメージは、果たして成人男性、それもそろそろ30代に
差し掛かかろうとしている男に対するイメージなのだろうかと彼は思い悩んだ。
そして妙な気恥ずかしさを覚えてしまい、まともに目をあわせられない。
「…恥ずかしくないですか」
「何が?」
「…いえ、何でもないです」
舌に残る刺激的なスパイスの味のせいではないだろう。
顔が火照る。
赤い顔に気づかれたくない。
彼は俯いたまま、手洗いにいくふりをして腰を上げる。
途端、不意打ちのような言葉がかけられた。
「今日、このあと予定ある?」
「え」
彼は喉の奥で詰まったような声を出す。
「気が向いたら、でいいけど。また、どうかな」
『また』。
そのせりふに明確な言葉を求めるつもりはない。何を意味するかわかっているか
ら。選択権は彼にある。
イエスかノー、望むとおりに答えればいいだけだ。男は無理強いはしない。絶対
にしない。

ますます顔に血が上るのがわかっても、それをとめる術は無かった。
イエスを答えたら男が何を思うのか、ノーを答えたら男が何を感じるのか、それ
を知りたかった。
しかしこういう誘いがあるということは、少なくとも嫌われてはいないのだろう
と彼は思うことにした。
それが例え一時の興味であっても構わないではないか。
意味付けなど必要ない。意味などあっては困る。彼にとっても男にとっても。
「…予定なんか、無いです」
ぼそりと呟いて、彼は顔をそむけた。

最近彼から声がかかることが多い気がする。
その理由が、彼にはわからない。
単純に生理的な意味合い?
それでは理由が弱すぎる気がする。
彼と同じような経緯でこの世界に入ったからだろうか。
20代の後半で、目立たぬようにひっそりと入団し、苦労人やら何やらと言われ。
自分ではそんなことを考えもしないけれども、同じ境遇だから、僅かでも目にと
まったのかもしれない。
ただ、それだけのことだ。
はずみでこんなことになってしまったけれど、深い意味なんて無い。あってはな
らない。
だから彼はそれ以上考えないことにする。
考えたって、何もわからないのだから。

彼はぴりぴりと刺激するその快感に唇を噛んで耐えている。
眼下で動く頭は自分に奉仕してくれているのであるが、自分だけがその気持ちよ
さに酔うことは躊躇われた。
しかし、長い。
口の中に含まれる生暖かくぬめる感触と、上唇と下唇の間、舌の上でびくびくす
る自分のそれ。
もしかしたら声を出さないことなど無駄なことかもしれなかった。

男の口内のそれ、その反応は、既に彼の感じていることを直接伝えているのと同
じ事だからだ。
ぢゅる、と口の中で強く吸われた瞬間、彼は思わず男の髪の毛をつかんで引っ張
った。
「ア…っ」
目尻に涙が浮く。
うめく声に、男はようやく口を離して泣きそうな彼の顔を見てぎょっとした。
「ご、ごめんっ…もしかしてイタかった…!?」
指先が目尻を撫でて涙をすくっていく。
噛み締めて赤くなってしまった唇にも指を這わせた。
彼は首を振って、違いますと消え入りそうな声を出す。
「あ、の…俺、だけ…こんなの、嫌なんです…けど」
「ん?」
「や、だから、俺だけ勝手に………気持ちよく、なっちゃっていいのかな、って

語尾に行くほど弱く小さな声になっていく。
言葉は口に出さねば伝わらない。しかしその言葉を口に出すことが今はとてつも
なく恥ずかしい。

高校生でもあるまいし、と彼は心のどこかで思うが、それでも割り切れないのだ。
彼の言葉に、男は妙な具合に顔を歪めた。
「きもちいい?」
「え…?あ、だって、そんなことされたら誰だって…」
何故わかりきったことを聞くのか。
彼は羞恥で上ずった声で不明瞭な言葉を発する。
もしかして彼は見かけによらず意地悪な男なのだろうかと一瞬思ったが、次の瞬
間男は嬉しそうな表情を浮かべた。
「なんだ、よかったー、何にも言ってくれないからもしかして嫌々付き合ってく
れてるのかな、なんて心配してしたよ」
「え?」
「ほんと気使うね。疲れない?もっと我が侭になっていいのに」
そう言うと彼はクロゼットの引き出しからタオルを出し、手早く彼の目元を隠す
ように結んでしまった。
「ちょっ…な、なんですか…っ?」
突然の暗闇に慌てた声を出す。
「いやぁ、俺みたいなのでもセンパイの顔見たら恐縮しちゃうのかなぁと思った
から。しばらく何も見えない中で喘いでたら気ぃ使うことも忘れられるかなと思
って。何も考えずに俺に任せて」
彼は突然訪れた暗闇の中、半ば混乱しながらも触れる手を受け入れるしかない。
指先はからだの凹凸を確かめるように太ももから腰、腹筋から胸襟部まで滑り、
しつこいほど何度も胸元を通っていく。
食道が通っている胸元中央付近を円を描くようにしながらその指は移動し、色の
ある突起部を撫でるように摘まんだ。

ビクンとからだが跳ね、それを見て胸元を弄る手が意地悪になる。
ベッドに仰向けに寝そべる彼の腹に馬乗りになり、両手でクリクリと擦り上げた

「はぁっ…あっ…や、だ…ッ」
何をしているのか視覚では認知しないのに、からだがそれを快感だと受け入れる

突起の根元から先端まで、指の腹が繊細に擦りあげていく。時折力を入れて押し
つぶされて、悲鳴に似た声が出た。
「やだ、や、やめてくださ…っ」
「だって、気持ちよさそうだよ?」
彼の手は弱々しく胸元を弄る手にまとわりつくが、そこに力はなく止めようとす
る気配は無い。
それどころか、親指がすっかり充血してぷくりと立ち上がったそれをクッと押す
たびに、男の尻の下で腰が揺らぐ。制止の声は聞き流され、指でなぶり尽され、
くちのなかで舌で転がされ歯に甘噛みされて、てらてらと唾液で濡れながらもふ
っくらと敏感になっていく。
「…も、ヤ…だっ…あ、」
「ん、なかなか素直になんないねぇ…トンじゃったほうがいいのかな」
自らはシャツ一枚脱いでいない格好で、男は彼の腹にに跨りながら腕まくりをし
て、その整った顔ににっこりと微笑みを浮かべた。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ ビーチク描写で力尽きた
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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しかも番号まちがった・・・ごめん


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