Top/20-426

踊る大捜査線 新条→榁井

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                     |  踊る~ 新条→榁井
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|   容疑者~ が元ネタ 
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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深夜、俺は車の中にいた。
「榁井さんの事は私に預けてくれませんか」
隣に座る一蒼は静かに聞いてきた。
「切れないか、お前は榁井を」
含みがあるかは考えないようにして答えた。
「いえ、切るならば私の手で。」
だが一蒼は重ねて言ってきた。
「それは私情からか」
ーやはり気づかれていたか。
「……あなたは平気なんですか。昔の恋人を…」
そう返すのがやっとだった。
一蒼は何も答えず車を降りていった。

以前、使われていない会議室で一蒼と榁井が抱き合っているのを目にした事があった。
驚きはしたが、むしろいつもの仏頂面からは想像できない榁井の切ない顔への驚きが大きかった。
二人を蹴落とすいいカードになると思いながらもその時の榁井の顔が焼き付いて、使えないままだ。
その後、一蒼は上司の娘と結婚した。情よりも出世や保身を優先させる一蒼らしい判断だ。

しばらくしてあの青縞がやって来た。
奴は強引にまわりを巻き込み振り回したが、人を惹きつける力を持っていた。
榁井の目が青縞を追うようになり、自らの信じる道を進もうとするようになるのに時間はかからなかった。
出世よりも事件を大切にし、同じ理想を追い求める二人はまさに一対だった。

その頃にはもう俺は榁井を目で追っている自分を自覚しないわけにはいかなかった。
だが何をできる訳でもなかった。イヤミであの仏頂面をこちらにむけさせるくらいしか。
俺とは目指すところが違うのは分かっている。あの2人が逆風の中でも前に進んでいこうとするのを見ていると
俺が目を反らしている何かが刺激されるのが苦しかった。俺には正論だけで行動する事はできないんだ。

今回の事件は厄介だったがいい機会でもあった。
相変わらず上の命令を無視して捜査を続けようとする榁井が
どこまで自分の正義を通せるか、奴との約束を守れるか見てやろうと思った。

だが結局俺の負けだ。
あんたに辞表は出させられても、その真っすぐさは変わらなかった。
奴と同じ目をしてどこまでも戦おうとした。

「…同時に広島県警察本部刑事部への異動を命じる」
これくらいの逸脱ならば俺の権限でできる。
わざわざ広島にしたのは奴と遠く引き離すため。
この歳で長い片思いにけりをつけたんだ。
これくらいの意地悪は許してくれ。

静かに一礼して榁井は出て行った。
あんたはあんたの信じる道を行け。

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 | | □ STOP.       | |
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 | |                | |     ピッ   (・∀・ )  テレビで映画を見て禿げ萌え。   
 | |                | |       ◇⊂    ) __ 勢いでやった。後悔はしていない。
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |    おそまつでした。
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |


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