オリジナル・大学生同士 ヘタレ攻×無邪気受
更新日: 2011-04-29 (金) 16:19:09
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| オリジナル・大学生同士
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| ヘタレ攻め×無邪気受け……風味
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ イチャついてもないですが
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
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オリジ書いてみたくなったんだけど虹サイトなんで置く場所がなくてここに
「雅樹ぃーメシー」
玄関が勢い良く開いた音と同時に背中に飛んできた台詞に、判ってはいたものの呆れて言葉が出ない。
微かな頭痛を感じつつ、額に手を当てながら振り返った。
「……裕太、せめてチャイム鳴らしてくれ」
「えー?開いてるんだからチャイムなんかいらねーだろ?」
俺の毎度の忠告をいつものようにかるーくスルーしつつ、疲れたーなどと呟きながらベッドの上にバッグを放り投げてそのまま大の字に寝転がる。
終電間近っつー時間も時間だし、バイト帰りだから疲れてんのも判るし、寝転がりたくなる気持ちも判るけど、せめて一回でも俺の方を見てからにしろよ、と思わずツッコミを入れた。
こいつは俺ん家と家主の俺をなんだと思ってんだ。
「雅樹ー今夜のメシなにー?」
グッタリとベッドに寝転がりつつ催促するように掛けられた言葉で、疑問は悲しいほどあっさりと解決した。
―――メシが食えて寝られる場所とメシと寝床の提供者だ。
「はー食った食った!やっぱ雅樹のメシはうめぇなー!」
満足満足と言いたげににこにこしながらオヤジみたいに腹をポンポン叩き、そのまま引っくり返る要領でまたベッドに倒れ込んだ。
見事にお決まりになった流れに溜息を吐き、綺麗に平らげられた皿を重ねて立ち上がる。
「食ってソッコー寝るな。牛になるぞ」
そう言って横目で軽く睨んでキッチンへ向うと、ケタケタと笑う声と枕を叩くボスッボスッと云う音が聞こえた。
「牛って!相変わらずジジくせっ」
「悪かったな、生粋のジジっ子で」
シンクに食器を突っ込みながら当て付けるようにふん、と鼻を鳴らして返す。
小さい頃から両親が共働きだった俺は祖父に育てられたも同然で、今でも実家に帰るより祖父の家に行く方が頻度が高い程のジジっ子だ。
だから俺の感覚は周りの連中とはちょっとズレてるらしく、裕太や他の奴らに『ジジ臭い』とからかわれること2年。最初こそちょっとムッとしたりもしたけど最近じゃ好きなだけ言えよ状態だ。
俺にとっちゃ自慢の爺さんだ文句あっか。
すると裕太はまたケタケタと奇怪な声で笑いながらモゾモゾ起き上がり、いやいや、と言った。
「別に悪くねーって。それでこそ雅樹だぜ」
「…そりゃ褒めてんのか貶してんのか?」
「もっちろん褒めてる。ジジ臭い雅樹最高!」
おかしそうにニヤニヤしながら軍人みたいに片手を上げてそう叫ぶ。
……なんだってこいつは夜中だっつーのにこうテンションが高いんだ?
まあ、前に俺が痛い目を見る羽目になって説教したお陰で、隣近所から苦情が来ないように気を使って声のトーンが下がってるだけマシか。
なんてすっかり裕太のペースに巻き込まれて着々と許容範囲が広がってるのを心の中で嘆きつつ食器を洗い終え、明日の朝に出すゴミを綺麗にまとめてから裕太のいる部屋に戻る。
「裕太、風呂は?」
「んー?雅樹の後に入る」
「そう言って入れた試しがあるか?起きてるうちに入れ」
猫のようにベッドの上でゴロゴロしながら答えた裕太を軽く睨む。
ここ数ヶ月ほどこの裕太の深夜訪問が続いてるが、メシを食ってすぐ爆睡、がパターン化している。
一応、朝起きてから自宅で入ってるみたいだから不衛生とは言わないが、朝にしろ夜にしろ寝る前に風呂入ってさっぱりするのが普通だと思ってる俺にはちょっと理解出来ない。
「やーだーまだゴロゴロしてたいー。雅樹先入れよー」
俺の進言虚しく、裕太はゴロゴロ転がりつつ頭を振ると云う器用な真似をしながら子供みたいな口調で駄々を捏ねる。
満腹になるまで食ってすぐ動きたくない気持ちは判らないでもないけど、問題は寝ちまうことなんだっての。
まぁ、裕太が風呂は起きてからでいいって思ってるなら口煩く言うのも何だしな、と今日も早々と諦めて、へぇへぇ、と頷いた。
「お先に入らせて戴きますよ。思う存分ゴロゴロしてもいいけど寝るなよ」
「いえっさー!」
明らかに無駄になるだろう俺の台詞に軍人ゴッコで律儀に答えた裕太を呆れた顔で見遣り、スウェットと替えの下着を持ってバスルームへ向った。
俺と裕太は大学の同期生で、出会ったのは入学してすぐ位だった。
専攻が違うから、もしかしたら口を聞くこともなかったかもしれない俺たちが知り合ったのは、裕太の言葉を借りればナンパだ。
と言っても、ソッチの気があってソッチ目的でって訳じゃない。
俺の身長は、誰もが振り返るってほどじゃないが平均よりは割合高くて大勢の人間の中でも多少目立つせいか、裕太はたまに見かける俺がちょっと気になってたらしく、ある日の学食でこう話しかけて来た訳だ。
『なぁなぁ、鴨居に頭ぶつけたことある?』
そんな、なんだそれ的な会話を切っ掛けにしてちょくちょく話すようになり、メールアドレスを交換して時間が合えば遊んだりして、2年経った今じゃこんな関係だ。
こんな関係ってのは気軽に寝泊りをする間柄っていうか、ぶっちゃけ付き合ってるって事だ。
ごく親しい共通の友人にも話したことないけど、この関係はもう3ヶ月位続いてる。
数ヶ月前に裕太が始めたバイト先が俺の家の近くで、更にそのバイトの残業がデフォルトでほぼ毎回終電ギリギリの時間に終わる事が重なって、
疲れ果てて家に帰る気力のない裕太が俺の家を宿代わりにしたのを切っ掛けにして半同居生活が始まり、それが続くうちにいつしかってパターン。
当たり前の話だがお互い元々はノンケで、裕太に至ってはその直前まで彼女がいたんだけど、まぁなんつーか、そーゆー事だ、うん。
まさかなんてことないその切っ掛けで男の恋人ができるなんて思わなかったけど、今となっちゃなるべくしてなったって気がしてるんだから不思議なもんだ。
元々友達としての付き合いがあった所為か変に気を使う必要がないし、女みたいにちょっとしたことで疑ったり怒ったりしないし、なにより一緒にいて居心地がいい。
バカみたいな話で盛り上がって、時々気が向いたらどちらからともなくキスをしたりして、友人と恋人の中間をフラフラしてるような感じだ。
だけど最近、ちょっと物足りないとか思ってるのもまた本音で。
「……やっぱりか」
1時間ほどで風呂から上がって部屋に戻ると案の定、大の字に寝転がったままくうくうと寝息を立てる裕太の姿。
つけっ放しで虚しくコントを繰り広げてるテレビと、せっかく片付けたのを引っ張り出されてベッドの下に放置されてる雑誌で、一応努力はしたらしいが徒労に終わったようだ。
はぁと溜息を零しながらテレビを消して雑誌を閉じてベッドの脇にストンと腰を下ろす。
「人の気も知らねぇで」
呟きながら、ムカつく位気持ち良さそうに眠る裕太の寝顔に軽くデコピンを食らわした。
せめて俺が風呂から出てくるまでは粘れよ。下心丸出しで言わせて貰えば、イチャつく時間ぐらいくれよ。
お前がそんなんだから俺はいっつも風呂で抜く羽目になってんだぞ、判ってんのか。
一人暮らしの自分の家でだぜ?恋人と一緒にいるのにだぜ?おかしいだろ。
俺たちは付き合ってる。それは多分裕太だって自覚してる。
ちゃんと告白だってしたし、それっぽいメールのやりとりだってするし、キスだってする。
だけど付き合って3ヶ月、セックスをしたのは片手で足りる位だ。
最初こそそのイレギュラーなやり方に戸惑いや抵抗はあったけど、やっちまえばそんなもん気にならなくなった。
なのに付き合いたてのカップルに有るまじきこの回数の少なさは、裕太のメシ→爆睡のミラクルコンボのせいだ。
2人きりの時間がなくなれば必然的に、場所と状況を選ぶセックスが出来るチャンスも減るって云う当然の流れ。
しかも、だ。2ヶ月前にヤった時、俺が焦りすぎてちょっと強引にしちまった所為で裕太の機嫌を損ねて、痛ぇ!もうやらねぇ!なんて事になっちまってガッツリお預けを喰らってる状態。
確かにあの時は俺が悪かった。判ってる。
だからって、この蛇の生殺し状態は……かなりキツイ。
据え膳とばかりにこんな寝顔を晒されると、さっき風呂で抜いてきたってのにもうムラムラきてる。
あぁもうちくしょう。これ以上ヤバくなる前にさっさと寝るしかない。
「……このバカ」
悔し紛れに悪態を吐いて、起こさないようにその寝顔に小さくキスをしてベッドに潜り込んだ。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 中途半端の書き捨てでスマソ しかも読みにくいorz
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