Top/20-17

花鳥風月

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                     |  ほのぼのに名前の似てる4コマのアレ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  砂×主人公、最新刊から
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視界に入っているのは、月と草だけ。
まるでこの世に、ボク一人だけのような感覚、
ココに連れてきてくれた彼は、まだ戻ってこない。
ボクは思う存分、ヒトリを楽しんでいる。
彼は言った。花鳥風月はヒトリになることだって。
ボクは上半身を起こして、周りを見渡す。
草が広がり、そこに彼の姿はない。
彼はボクをヒトリにするため、そして彼がヒトリになるために、
どこかに行ってしまっている。
それをわかっているのに、彼の姿を探してしまうのはなんでかな。
ヒトリになるとスッキリした気分になる。
でも、でもね。
同時に、心のどこかが変なんだ。
チリと心によぎるコレは何だろう。

隣に貴方がいないことを寂しいと思うボクは、
やっぱり、貴方の言うようにコドモなのかな。

もう一度、草むらに寝そべって、月を見る。
今、貴方はボクと同じように月を見ているの?
それなら、とても嬉しくて、とても寂しい。
「そろそろ、帰るか。」
見上げると、彼がボクを見下ろしていた。
彼は、ボクの隣に腰を下ろすと、ボクと同じように月を見る。
「面白かったか?」
「うん。」
今日、色々と教えてもらった。
花も鳥も風も月も移り変わること、ヒトリになると気分がスッキリすることもあるってこと。
でも、ボクは思うんだ。
貴方と、色んな所を巡って、それを見たことが、貴方に、色んなことを教えてもらったことが、
きっと、とても楽しかったんだって。
・・・なんて言ったら、また「コドモにはわからないか」って言うかな?
「ボクはやっぱり、一緒に見るほうがいいな。」
「そうか。」
「ボクがコドモだから、そう思うのかな?」
「誰かといたいって思うのは、コドモだけじゃあないだろう。」
貴方はいつも、そうやってボクの質問に答えてくれるよね。
ボクは彼の首に腕を伸ばす
「コドモ扱いしないで。」
これは、ココに来る前に貴方に言ったのと、同じ言葉。でも・・・

彼は、相変わらず、驚いた顔もせずに、いつもの顔で、いつもの声で
「・・・してないさ。」

ボクと彼の距離が縮まる。

あのね、ヒトリで見た月も好きだけど、
貴方と一緒に見た月のほうがボクは好きだと思うんだ。
貴方の肩越しに見た月は、きっと忘れられないと思うんだ。

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