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亡国のイージス ヨンファ+ミンソン×鼠

まるっとごりっとお借りします。ジャンルは軍事モノといいますかメル欄です。
専用スレが寂しいので興味抱かれた方は是非。

派手な色を見せる事は無いがいつまでも消える事の無い熱。
例えば、地底の奥底に眠るマグマ。例えば溶鉱炉の焔。
ダイスの鼠の瞳に宿っている光はそんな物を連想させた。

体力温存の為に仮眠をジョンヒに命じた後、もう一度倉庫に戻った。
拘束しているとはいえミンソン一人では些か心もとない。
そして、もう一度目を見たいという衝動も確かに溢れていた。

「交信の時間までここで暇潰しも悪くはないと思ってな。」
再び猿轡を噛ませたままの顔を無理に覗き込むと獣のような視線で睨み返す。
憎しみだけで殺せるならばと言わんばかりの強い意志。
私は自然に口角が上がるのを堪えられなかった。
常識人の艦長に知れれば面倒なことになるとわかっていながら今すぐにでも痛めつけたいという欲望がどうしても消えない。
爪先のように外からは見えない場所を苛めてやるという手もある。
ペンチを使うかそれとも針か。
しかし道具も時間も制限されたこの場所では特殊訓練を受けた彼の悲鳴は勿論顔を歪めさせるのすらきっと困難だ。
叶わない退屈凌ぎを打ち切り溜息を吐きかけたところで見張りの同志、ミンソンの粘つくような視線に気が付いた。
私も温い日本の水に染まりかけていたかと自嘲の笑みが漏れる。
そう、もう一つとびきりの楽しみ方が残っていた。

そわそわと落ち着きの無いミンソンを手招きして下衣を剥ぐように命じると予想通り鼠の顔色が変わった。
咄嗟に閉じようとした膝に手を添えて無理やりに開く。
髪の毛と同じ薄茶色い茂みの下で垂れている幼い陰茎の先を指で擦ってやると必死で身体を捩る。
「無駄だ、腐った国の兵士よ。」
絶望を耳元へ吹き込みながら私自身も下半身に重い熱が確実に集まるのを感じていた。

もしかすると経験が無いのだろうか。
ありきたりな与太を思いつくほどに鼠の反応は初々しくまだ性急だった。
決して巧いとは言えぬミンソンの無骨な掌の中で脈々と熱を育てている。
赤らむ項を眺めるのもそれなりに楽しかったが隠しようも無いほど昂ぶらせてから顎先を掴むと顔を上げさてやった。
彼の視界には敵国の戦士に弄られて汁を滴らせる自身の雄が目に入った事だろう。
それほど間を置かずに咽の奥から引き攣れるような声が響いて弾けた。

憎しみが溢れ自決どころでは無くなった所を見計らい猿轡を外す。
自らの唾液で濡れ布で擦れて赤い唇が何とも煽情的だった。
視線を充分に意識して前を寛げ雄を近づけると初めて鼠が視線を逸らした。
怯えている、と言ってもいいような彼の初めての反応にどうしようもなく昂ぶる。
心までも汚す事を意識して熱を持ち始めた物をすべらかな顔へと擦りつけた。
「や……ッ!やめろ…変態!」
罵倒の声すら心地良い。滲んだ先走りを睫毛に絡ませ勿体ぶってから唇へと寄せた。
少しの間を挟んで何を要求されたか悟った鼠の顔は歪む。
「噛むなよ。噛んだら…そうだな、霞ヶ関に花火の一つでもあげてやるか。」
決まっている返事を待ってやるほど悠長では無い。
そのまま髪を掴んで捻じ込むと小さな顔に見合って狭い口腔が苦しそうに蠢く。
「……ッう…ん…んー、んッ…」
ミンソンに目線で合図をして身体を裏返すと形の良い腰と臀部が目に入った。
「少佐……自分も、もう……」
間を凝視しながら忙しなくチャックを下ろす部下に僅かに侮蔑の笑みを送ると好きにしろと顎でしゃくってやる。

決して寛大ではない自分には似合わない行為を取ったのは徹底的に痛めつけた方が愉しそうだったからだ。
思った通り身体の下で自分の為される事を知った奴の喉奥が恐怖で更に狭まる。
一瞬込み上げる衝動を大きく吐く呼吸で遣り過ごすと充分に育った物を抜きもう一度目前で揺らす。
視線を移すと同志は無理に指で広げた窄まりへと何度も腰をぶつけているが事に及べていない。
孔の硬さと自身に硬度が足りぬのが原因だろう。
「もういい。その辺に擦りつけてぶっ掛けてやれ。」
手本を見せるように意図的に限界を堪えている物を顔の上で何度も扱く。
鼠はいつの間にか静かになっていた。さて、先程見たあの焔はどうなっただろう。
「諦めたのか…?」
興奮で乾く唇を一度舐めてから猛りの先をそのまま白い顔と喉に浴びせ掛けた。
やや遅れて腹から下も同じ物、他人の精液が迸り汚された。
他人の生温かさが気持ち悪いのか何度か身体を揺らした後もう身動きをしなかった。
それでも、まだ瞳はあの光を消してはいなかったのだ。

後始末を命じた後、誰も居ぬ通路を歩きながらヨンファは込み上げる笑いを抑える事が出来なかった。
自分の王国に相応しい部品が見つかった。
あれほど強く、そして同時に柔く脆い部分を持ったあの鼠を王国の騎士にしてやったらどうだろう。
もっと時間を掛けて執拗に。
擦り潰すように捻り潰すようにあの焔を消してやりヨンファ自身が新たに望む物を注ぎ込むのだ。
「悪くはないな……」
そう口に出してみると悪いどころかとても良い考えに思えた。
力のある者が欲しい物を欲しいと言う事の何がいけないのだろう。
規則正しい靴音。暗いいそかぜの通路でヨンファの目も爛々と光を宿らせていた。

戦場はいつでも獣の吐息で満ちている。

お目汚し失礼しました。
そしてジャンル名が不思議なぶっち切れを…(汗
メル欄に#は使えないのかな。

数少ない同志の存在を願って…_| ̄|○カミサマ


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