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英国戦隊ジェントルメン

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                    |  作成日時2004年9月18日のtxtファイルを発見したモナ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  へぇ…『英国戦隊ジェントルメン』ねぇ
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 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ イチワメデスデニミカンカヨ
 | |                | |     ピッ   (´∀`;)(・∀・ )(゚Д゚ )
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18xx年 スペイン沿岸 某所

現在の陸軍本隊から何マイルも離れた丘の上にその天幕はあった。
頂上を過ぎた海側の半分はそこから崖になっており、そのずっと下からは、
入り江の小さな波が猫の額ほどの砂浜に打ち寄せる音が絶えることなく響いている。
今、砂浜に乗り上げたボートから、濃紺の上衣を着た男が一人、
海水を吸った重固い砂の上に降り立った。
彼の服はその顔に劣らず潮焼けして冴えない色をしていたが
これが彼の一番まともな軍服であり、一張羅だった。
足元の砂が太陽の熱で乾燥してぱりぱりと砕ける1ヤード程の帯を抜けると、
その先は岩壁までさらさらに乾いていた。
 
中は幾分蒸し暑かったが、外の炎天下と比べるとまだましだ。
白いキャンパス地が照りつける太陽を削いで淡く柔らかな照明を作り出している。
この夏という季節にありながら風通しが悪いことを除けば、ここは全く快適な空間だった。
この場にいるのは一人の女と数人の男。
すらっと背の高い菫色のドレスの女の隣で、青い上衣の男が机に肘をつき、
組んだ指を口元に当てて目の前に並んだ男達をじっと見つめている。
着古してぼろぼろの、ライフル銃兵の緑色の上衣を着た男が二人。
正装をした、金色の肩章の光る海軍の濃紺の上衣を着た男が二人。
そして民間人らしい黒い上衣を着た男が一人。
神妙な顔をした彼らのなかで、緑の上衣の二人だけは遠慮なく青い上衣を見つめ返している。

「おれたちに何をさせようって言うんですか、サー?」
緑の上衣の一人、くすんだ金髪の背の高い男がそう言うと、彼の言葉遣いに
線の細い神経質そうな濃紺の上衣の男の眉がぴくりと動いた。
青い上衣の男はそんな無礼にも慣れた様子で、軽くあしらっただけだった。
「これから話すところだ、シャープ少佐。黙って聞いていたまえ」
青い上衣の男がちらっと隣のドレスを見上げると、彼女は頷いて背後の幕の裏へと姿を消した。
「君たちの集まってもらったのは他でもない、自らを皇帝と称する不遜な男を懲らしめてやるためだ。
これから君たちにはチームとして特殊任務に就いてもらうつもりだ」
「しかしですね、ウェリントン将軍」
もう一人の濃紺の上衣、恰幅のいい、といいうか、ふくよかな男が慌てた調子で尋ねた。
「我々の艦はどうなるのですか?期間はどのくらいに?」
彼ら二人の乗艦は丘に隠れるようにして、すぐ外の入り江に碇泊しているのである。
「いいじゃないか、ジャック。陸に上がるのは何ヶ月ぶりだい?
せっかくだからスペインの珍しい生き物を沢山見せてあげるよ」
「見たいのは山々なんだけどねぇ、スティーブン。これは休暇の話じゃなくて任務の話なんだぞ?
それに断るなんて言っていないだろう?
ぼく達が呼ばれているということは海軍の協力が必要な任務だということだよ。
将軍が仰っているのは、どこかに攻撃を仕掛けるために陸と海から挟み撃ちにするとか、
師団単位の輸送を計画しているとか、そういうことなんだ。
もう少し詳細を聞かなきゃどうしようもないじゃないか」

「残念だがそういった計画ではないのだ、オーブリー艦長」
「では何故我々が?」
「調査だよ、ホーンブロワー艦長。バーバラ!」
何枚もの書類を抱えて菫色のドレスの女が戻ってきた。
ウェリントンは中から一枚の地図を取り出すと、トントンと指で叩いて注目を促した。
「いいかね。昨日、わたしの偵察将校の一人が報告ために帰ってきた。
それも奇妙な報告だ。彼は四週間をかけてピレネー山脈沿いに進み、
カタロニア東部からフランスへ侵入してリヨン湾の偵察を敢行した。
そこで巨大な施設を見たと言うのだ」
「造船所ですか?」
「いや。建造中の船など一隻もなかった。フランス軍の警備は厳重。
内部の情報は一切得られていない。
ただ、周辺住民の間にはその施設に化け物がいるという噂が広がっている」
「化け物ですって!?」
叫び声を上げたのは残りの緑の上衣の男で、全員の視線を集めたことに気付いたときには手遅れで
さっそくシャープ少佐に叱りつけられ、それに囁き声で反論した
「だって、少佐。化け物すよ、化け物!でかっ鼻もとうとうイカレちまったんですよ!」
「ハーパー!いいから黙ってろ!」
「二人とも聞いているのか!?その施設の調査、そして必要があれば壊滅させる。
それが君たちの任務だ!この天幕を本部に使いたまえ。わたしは本隊本部に戻らねばならん。
ここはわたしに代わって彼女が取り仕切る」

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ どういう展開にしたかったのか
 | |                | |     ピッ   (・∀・;) 全く思い出せないモナ…
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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