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ゲド戦記 クモ×ウサギ

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  映画「○ド戦記」エンディング後を捏造(ry
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  しかも需要の少ないクモウサだよ。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |

足繁く通った城への道は、すっかり体が覚えている。

町の灯りもとうに消えた、夜深く。空には月も星も見えなかった。
昔は部下達を引連れて駆け抜けた景気の中を、今は一人くたびれた足を引きずるようにして歩き続けた。
マントや冑もなく、痩せて憔悴しきったその姿に、過去の野蛮な悪党の面影はない。

――――――どうして今夜、行こうと思ったのか。

その理由さえ、ハジアの実に病んだウサギにはもう考えることが出来なかった。
ただ身を切るようなこの冷たい夜の風が、愛した主人の体温を酷く思い起こさせた。

     *    *    *

やがて辿り着いたその土地は、あの日から何一つ変わってはいなかった。
瓦礫となった城の、それでも辛うじて残っていた門の一部にウサギの手のひらが触れた。
静かに微笑み名を呼んでくれた主人の姿は、もうどこにもない。

「ク、モ…様……」
愛しい人の名が、口をついた。
あの日見た最期の光景が、胸を押し潰す。
悲しみと絶望に、ウサギは堰を切ったように声を上げ泣いた。

月を覆っていた厚い雲は雨雲に変わり、やがて降り出した雨が痩せた体を打ち付ける。
もう、冷たさや寒さも分からなかった。
長い間向き合えずにいた事実を受け止めた今、救いも、助けも、慰めも、
まして自らの命すら、ウサギにとって必要なものは何一つなかった。

泣きじゃくるウサギの声も姿も、勢いを増し地面を叩きつける雨に紛れ、掻き消されていった。

それから数日してどこからともなく、奴隷狩りをしていた悪党がどうやら死んだらしいという噂が立った。
それは過去、苦しめられた人々にとって喜ばしい報せとして町や村へと伝え広まった。
しかし、そんな噂も暫くすれば誰も口にしなくなった。
世界が徐々に均衡を取り戻すにつれ人は、ちっぽけな悪党になど興味をなくし、忘れてしまったからだ、
――――――嘗て部下だった者達を除いては。

罪人として、町からも遠く離れた場所に隠すようにひっそりと葬られた男の、
その墓標の前に一体誰が花や酒を置いて行くのか。

町の人間達は無論、知る由もなかった。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ バッドエンドで申し訳ない。しかもエロもない。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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  • 同志がいたことに心が救われました。お恵みに心から感謝いたします・・・ -- 名無し? 2018-01-18 (木) 20:31:49

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