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アマ野球 解散の哀悼記念

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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  三本目。…解散の哀悼記念。
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*時期は2003年初夏頃です。相変わらずCPはのまたけです。
*関西弁、書こうと思ったけど関西圏に一度も住んだこと無い私には無理でした。ごめんね。
*廃部決定が悲しくて…。これで完です。もう書きません。書けません…。

「ちょっと待って」
投球練習で球を受けていた坂 田さんは、手で俺を制してプロテクタを緩めた。
「わり、タケに用事あるんだ」
そう言って、このチームの正捕手はたったいま練習場のブルペンに入って来た細身の男の方へ歩
いていく。残された俺は、突然放り出されて手持ち無沙汰な様子でボールの縫い目をなぞったり
した。
「おう、坂 田サンにふられたかぁ」
隣で投げていた上 田さんが、少し手を休めてからかうように言う。
俺は少しむっとする。
なんだよ、それ。
「なんすかフラれたって。タケに用事があるとか言ってあそこで喋ってますよ」
ブルペンの入り口を指差す。坂 田さんと、タケと呼ばれた投手が喋っているところだ。
「ふぅん。フォームのことかな」
「さぁ?」
俺は興味の無さそうな声を出してみせた。
なぜなら、今の状況は俺にとって非常におもしろくねーことだから。
俺の投球練習を終えてからにしやがれ……とは年上の捕手に向かっては言えないが、本音はそれ
。このチームのエースは俺じゃねえのか。
「…坂 田さん、と、仲いいっすよね」
なんでこんなことを言ったのか。自然と出た言葉に俺は内心慌てたが、上 田さんはさしたる興味
も無いようで、「さぁ」と気の抜けた声を出した。
「ま、大学も一緒のトコだしな。4つ違うから時期はかぶってはいないと思うけど」
なるほど。大学と会社が同じとこなら会話のネタも多いだろう。
しかし、それでも俺にとって面白くは、無い。
俺を差し置いて、一体なんだ?
人は傲慢で不遜だと思うかもしれないけど、いつだって俺を取り囲む環境はそう在ってきたのだ。

だって、他の奴じゃ俺の代わりになんかならねぇんだから。
「俺、あんまし喋ったこと無いんすけど…タケ…さん…って、どんな人なんすか?」
正捕手の坂 田さんがよく口に出す「タケ」。
小柄で細身の、スポーツ選手というには地味で頼りない印象を与える。彼の印象は、それだけだ
った。

俺自身、野球を始めてから、いわゆるエリート街道を歩いてきた。
高校を卒業したらプロ入りと周りからも言われてたが、ドラフト1位でなきゃプロには入らないと
決めていた。事実、その年に1位での打診が無かった俺はプロ入りを拒否した。
でも俺はそれが許されたのだ。
この世界で俺は特別な一人だったから。
そんな俺だから、もちろん他の投手なんかに興味はない。気にする理由がねぇんだ。常に俺が一
番だったから。
……でも、自分の球を受けている捕手が度々口にする投手を、気にならないわけがない。
正直言えば、ムカついたってやつだ。癪に障る。
「タケは優等生って奴だよ、ゆーとーせー、まじめくん」
そんな後輩の気持ちなど知る由も無い上 田さんは半ばどうでもよさそうに返事をして、投球練習
を再開させてしまった。
そのうちに坂 田さんも戻ってくる。
視線をブルペン入り口にやると、当の本人は今年入団したばかりの捕手と笑顔混じりに何やら喋
っている。
なんとなく面白くなくて、向こうでミットを構えてくれたベテラン捕手に、力いっぱいのストレ
ートを投げ込んでやった。
小気味いい音がして、心なしか気持ちが晴れたような気がした。

心配そうに覗き込んでくるこの人の肩を掴んで、からだを反転させてベッドに押し付けた。
彼はびっくりして、声も出ないようだった。
「あんた、隙だらけ」
くすっと笑った俺がどんなふうに映ったのか、彼の驚いた顔から少し表情が柔らかくなる。
「…びっくりした……」
「酔っ払ってたと思った?」
「…フリしてただけ…?なんだ、おまえって結構子供っぽいトコあるんだな…」
「そりゃそーですよ。一年前までコーコーセーだったんすよ。サラリーマンが板についてきた先
輩よりは、そりゃ、ねぇ」
掌に彼の力を僅かに感じたが、俺は力いっぱい彼を押さえつけている。こんな細い体格の彼が俺
の腕を押し返せるはずが無い。その抵抗はすぐ無くなった。
「…おっさんで悪かったな…」
「おっさんなんて言ってませんって。先輩、全然若いっすよ」
俺はわざと、性的な匂いを感じさせるように、膝頭で彼の太ももを撫でた。
彼はびくっとして、やや呆然と俺を見る。何が起こっているのかわかってなかった。

今日は練習のあと、部の飲み会があった。
新入生歓迎会は既に終わっていたけれど、まだあの頃は打ち解けてなかったし、今日のほうが盛
り上がりはあった。

盛り上がりって言ったって、男ばかりだ。ビールの瓶は乱立、叫ぶわ歌うわゲロ吐くは、それは
もう、無法地帯。デコにネクタイ巻いてる人、初めて見たかもしんない。
俺はまだハタチではなかったけど、この状況で「飲酒禁止」なんて、馬鹿馬鹿しくて無力な法律
だ。
そもそも俺は既に180センチを超える体格で、言わなきゃハタチ以下になんて見えない。益してや
周りは野球をやっていると言えども本職はサラリーマンのオッサンたちだ。紛れてりゃ、歳なん
てバレない。
俺は酒をガンガン煽って、少しだけタガが外れていたのかもしれない。
隅っこに彼を見つけて、もう無視なんかできなくなってた。
わざわざ傍に行って絡みまくってしまった。
彼は困ったように笑ったけど突き放すようなことはせず、俺を図に乗らせる。
困るような質問も当たり障りの無い返事でごまかして、俺を子ども扱いする。
どこかに余裕を感じさせるその態度は俺をますます苛立たせる。
くそったれ、俺をそんなふうにどーでも良さそうに見やる目がムカつく。
人当たりのよさそーな顔して、ハラん中じゃ何考えてるかわかりゃしねぇ。
俺は飲みすぎてツブれたフリして、奴の小柄な体をおしつぶすように圧し掛かってやった。
奴の前にあったバニラアイスのガラス皿が解けたその甘ったるい液体を滴らせて畳みに落ちた。
「お、おいっ、大丈夫か」
慌てたように俺の名前を呼ぶのが聞こえる。
いつも飄々としてるコイツが珍しく慌てた声を出すのが面白い。
俺は心なしかいい気分で、こいつの慌てた声を聞いていた。
「おうおう、どした~」
すると。
頭の上から声が聞こえる。ちらりと見ると、声の主は坂 田サンだった。
「お、お、なんだ酔いつぶれてんのか、ナマイキでもやっぱ去年まで高校生だなぁおい!」
「ちょ、坂 田さん、しーっ!店員さんに聞こえたらやばいですよ!」
真っ赤な顔して機嫌よさそーな坂 田サンは、酔いつぶれて見える俺を見つけて、でけえ声で笑う。

うざってぇ。どっか行けよおっさん。
そのうちに飲み会は終わりに近づいていき、俺は何故だか坂 田サンとコイツの二人に支えられて
会社の寮まで連れて行かれてしまった…。
他の奴は二次会でカラオケボックス(勿論会社の)に行ったようだが、奴と、俺を心配した坂 田
サンは俺を連れて3人でタクシーを拾い、あっという間に寮へ。
その頃には坂 田サンもだいぶ酔いが醒めたのか、ベッドに俺を転がしてからは浮ついた会話は聞
こえなかった。
「…あー重かった。でけぇなぁコイツ」
「はは…羨ましいですよね、恵まれた体躯ってやつ」
「お前は小させぇからなぁ。体重増えたか?」
「…70キロになりましたけど」
「1キロしか増えてないじゃないか」
おいおい俺の部屋で喋りに夢中になんなよ。
むっかつくなぁ、後輩が酔いつぶれてんのに(酔いつぶれてないけど)。
しばらく仕事のこととか、会話が聞こえたあと、ぴりりとケータイの鳴る音が聞こえた。
「あーはい坂 田ですけど……ああ、ああ、あーわかったわかった、今から行くから」
ケータイの先から、『来ないんすかぁ』っつうでっかい声が聞こえる。相当盛り上がってるらし
い。
坂 田サンはため息と共に立ち上がる。
「メンドクセーけど行くわ」
「あ、そうですか」
「お前は?」
「折角寮に戻ってきたんで…俺はやめときます」
そうして坂 田サンだけ出て行った。
で…奴は心配そーに俺を覗き込んできた。
その様子があんまり無防備なもんだから…。
この人をからかってやりたいとか…慌てさせてやりたいとか…一瞬のうちに俺の悪戯心がむくむ
くと沸いてきて、今に至る。
別に何をしようなんて考えてなかったけど、この人が普段見せない顔をするもんだから…。

「…っ」
信じられないとでも言いたげな表情で俺を見る。
俺はポケットに突っ込まれてたネクタイで彼の手首を一まとめに縛りつけた。彼の足に乗り上げ
て動きを封じる。もう悪ふざけでは済まされない。
俺は半ばどうとでもなれという、変に潔い気分で思い切りエロい手つきで太ももから股間にかけ
て撫で回した。
彼は目いっぱいの抵抗をした。が、それも空しい抵抗だ。いや、抵抗されたから俺もムキになっ
たのかもしれない。目一杯の力で抑えつけてやった。
俺はベルトを引き抜いてスラックスのジッパーを降ろし、むきだしになった先輩のソレを乱暴に
扱いてやる。
「ちょっ…うそだろ…あ、やっ」
白い彼の顔がみるみる赤くなる。
びっくりしたのか、快感で力が入らないのか、抵抗はぱったりと止んだ。変わりに前かがみにな
るような力が加わる。
俺は夢中でそれを弄る。指を輪のようにして上下に動かしたり、濡れてくる先端部を押すように
弄ってみたり。
先輩の腰がびくんびくんと浮いて、ああこの人も感じたりすんだなー、なんて妙に冷静に思って
みたり。
俺はベッドサイドに手を伸ばして保湿クリームを取る。投手なんかやってると、指先に気を使わ
なきゃならないもんで、このテのものは身近にあるのだ。
今回はコレを本来の用途には使われず、先輩のからだに使われたのだった。
人差し指でそれをすくって、先輩のソコに塗りつけたときの彼の反応といったら…。興奮せずに
はいられなかった。
喉の奥でヒッ、と叫び、恐怖と言えばいいのか、半信半疑と言えばいいのか…とにかく怒ったよ
うな泣きそうなような顔で俺を見上げ、目が合うと唇を噛み締めた。
「先輩、怖い?」
俺はいつも飄々としたこの人を支配している実感で、幸せで幸せで、耳に口を近づけて囁いた。
その間にも指で中をほぐして。

もう彼は返事なんかできなかった。
「ふ…っん…ん…んん…っ」
増えていく指がばらばらと動くたびに、鼻にかかったすすり泣きのような声が漏れた。
抵抗が無いので、手首のネクタイは外してやる。
それでも俺のやりたい放題だった。
後ろは散々指で弄くって、いい反応を返すとこを散々突いて。
だらだらと濡れてしまったそれをわざとゆっくり扱いて。
ぴんととがった乳首をつまんでこねくり回して。
血の出るほど噛み締めて声を殺していたけど、無理やり口を開かせて喘がせた。
荒い息にまじって、もう言葉にならない悲鳴じみた声が心地よかった。
俺の手の中でいってしまったときは、ショックで呆然としていた。それでも俺は彼を弄ることを
やめず、まるで玩具みたいにして、最後は頬に涙のあとを残して気を失うように眠った。
俺はむくりと起き上がって、これからどーしようかなー、なんて考えた。

「オハヨウゴザイマス」
おちょくったような声に気付いたのか、眼下の彼は、ゆっくりと瞼を上げた。
目を細めて明るい室内を見渡し…昨夜何があったか思い出したようだった。
凍りついたような無表情が、俺を煽った。慌てふためくとか、悔しそうな顔をしてくれたんなら
俺の気持ちだって多少の満足感は得られたのに。
俺はベッドに座り込む無表情の先輩に、カメラを突きつけてやる。
彼の視線がわずかに動いた。
「…見えます?もうあんた俺に逆らえないよ。こんなもんバラまかれたら、生きていけないでしょ?」
昨日の写真だよ、って。
彼の目の前でカメラをちらつかせた。
彼はどういう反応をするんだろう。

ところが、わくわくした俺の予想とは全くかけ離れた反応を、彼は返してくれたのだった。
カメラを持った俺の手をばちんと叩き、
「…写真でも何でもバラまきゃいいさ。勝手にやれよ!」
と。

怒りなのか、顔を真っ赤にして。
白いから赤みが目立つ。
俺は威勢のよさにびっくりして黙りこくってしまった。
「お前、もしかして俺をこの会社から追い出したいのか?だったら、絶対出て行かないからな!
死んでも居座ってやる!」
昨夜の俺の行動は、彼には嫌がらせに見えたらしい。
…確かにそうなんだけど。
でも、俺は彼の反応に、ムカつくより何より、笑って、しまった。
自然と笑いがこみ上げてしまう。
「…何がおかしいんだよっ!」
やっぱり赤い顔で。
ああ、駄目だ。
俺、この人嫌いじゃない。いや、スキかもしんない。凄く。
たぶん、最初から俺はこの人を嫌いじゃなかったのかもしんない。
みょーに気になってたのは、嫌いじゃなくて、その逆だから、かも。
俺は赤いこの人の顔を掴んで、おもむろに口付けてやった。
舌を噛まれないように顎を固定するように掴んで、えづく寸前まで深く舌を入れる。
涌いた唾液があふれる。舌で上顎の天井をなでる。苦しいのか鼻息が感じられた。
逃げる舌を追いかけて、吸い上げる。 何度も吸って、かなりの時間を使ってキスをした。
口を離したときには彼は肩で息をして、さっきの威勢はどこへいったのか、わなわなと震えてい
るようだった。

俺は屈辱で震える彼をぎゅっと抱きしめた。
「先輩、ごめんなさい。さっきの写真の話は嘘っす」
「…あ?え?嘘…?」
「写真なんか撮ってるひまありませんでした。先輩が良すぎて」
「よ、す、ぎ、って、何だ、よっ」
「ごめんなさい。でも、ひとつだけ先輩、誤解してるんです。俺、先輩のこと嫌いとかじゃない
っす。大好きですから」
「おまえ、は、すきなやつに、こんな嫌がらせ、すんのかよっ」
「…スキだからするんでしょ?嫌いなやつのケツにンなことしたくな」
「あーっあーっ、もう言うな、もう言うな!」
真っ赤な顔で、彼は泣きそうな声を出した。
なるほど、彼は力で押さえつけようとしたってダメなのだ。
そーいうのには滅法強いみたいだから。
弱いのは、こーやって、下から甘えるように押されること、らしい。
彼が甘くて甘くて、やっぱり俺は笑ってしまう。

さて、どうやって先輩を、困らせようかな。

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