SMSS
更新日: 2011-04-29 (金) 17:04:53
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| ようチューブに上がっているスマートな怪物第三話後半の幕間だってさ ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 一応竹×日の出設定だよ
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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意味もなく裾を引き服を整えて、そっと深呼吸を繰り返す。
ふっと息を吐いて、閉じていた目を開くと、そこにはロビーに続く扉があった。
そばに竹芝がいるのがわかる。そちらを見もせずに「ヘッドライト貸して」と言うと、
その手に要求のものが渡された。
「大丈夫か?」
後ろから、竹芝の声がする。不安気なその声を「大丈夫や!」と気合いで跳ね飛ばして、
ヘッドライトを強く握り締めた。よし、と自分にも気合いを入れると、体がぶるっと震えた。
「日の出、ふるえてる」
再び竹芝の声。
「武者震いや」
また気合いで返そうとしたところを、竹芝がついと手を伸ばしてきた。肩に触れる。
「やっぱり、ふるえてる」
「・・・当たり前やんけ」
怖ないワケあるか、と日の出は吐き捨てた。ヘッドライトを装着しようと腕を上げると、
不意に後ろに引き寄せられた。
ふわりと竹芝の匂い。心地よい体温。後ろから肩を抱きしめられて、こんな時にも関わらず日の出は妙にほっとした。
「頼むわ。俺は頼むことしかできへんけど、ちゃんと帰って来いよ」
「任せろ。お前こそちゃんと助け呼んでくれよ」
「うん・・・」
消え入りそうな小さな返事。「無理すんな」と耳のそばで呟かれて、日の出は溜息を吐く。
「アホ、俺が無理せなんだらどうやって脱出すんねん」
「それはそうやけど、・・・無事でいてくれ」
小さな声に彼の必死さを感じ取って、日の出は首前に回された竹芝の腕に手を置いた。
意外に強く組まれたその腕は、自分の存在を離さないかのようにしっかり抱き込んでいて、
日の出は何だか笑ってしまった。
「大丈夫やって。お前は俺が守ったるから」
「・・・俺が心配してんのは俺の命のことやないでっ・・・」
腕の力が僅かに緩んだのを逃さず、日の出はそこから抜けた。向き直ると
竹芝は不満気なふくれっ面で日の出を見ている。可笑しかった。
「解ってる。俺かて心配してるのは俺の命だけやないよ」
竹芝は解らないようだった。体を掻くことも忘れて、真摯な目でこちらを見ている。
「やから、お前は俺が守ったる、て」
クス、と笑みがこぼれた。なお言葉を足そうとする竹芝のツナギの襟を引っ掴むと、乱暴に引き寄せる。
ぶつける様に口唇を重ねる。その口唇をぺろりと舐めてやると、一瞬のことに反応できてない竹芝に、
「店に帰ったら続きしよーや。濃いーやつ」
そんな言葉を耳打ちしてにやりと笑ってやる。さっと朱に染まる竹芝の頬に、もう一度キスしてやった。
「じゃ、行って来るわ!」
無理に不敵な笑みを作って、竹芝とはるみに向ける。なるべく軽く見えるように手を振って、日の出は扉を抜けた。
そこに”ブレーカーを上げる”という、本来の目的以上の苦難が待ち受けていることも知らずに。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 需要ないよね・・・でも書きたかったんだ
| | | | ピッ (・∀・ )
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