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仮面ライダー龍騎 朝倉×北丘パラレル

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                    |  イ反面ライ夕”ー隆起の朝倉×北丘パラレル
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  微妙に(?)別人なのはパラレルという事で。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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その男は奴隷であった。男はある時金持ちの行列を見た。
その中で一番身なりのいい男がいて、おそらくこの男がこの行列を引き連れているに違いなかった。
その身なりのいい男は男をチラと見てバカにしたように笑った。
行列は通り過ぎていった。
なんでもあの男は街一番の金持ちらしい。
男はそれ以来、その金持ちの事を思い返してイライラしてしょうがなかった。
金持ちの馬鹿にした顔を思い返すとイライラするのだ。
イライラして息も出来なくなるほど息が苦しくなり、頭は痛くなり、動悸が速くなって寝ても覚めても金持ちの事を思い出してはイライラに悩まされるようになった。
男は金持ちを殺せばイライラが収まると思った。そこで夜、逃げた。
奴隷は夜は鎖でつながれるので、鎖をどうにかして壊して外へ出た。
うろうろ闇雲に歩いた後、一番大きそうな家を見つけて壁を乗り越えて中に入った。
とりあえず窓の開いてる部屋に入るとこの家の主人の部屋らしかった。
寝台にあの金持ちが寝ていた。
寝台に寄り、金持ちを殺そうと顔に手を伸ばした。
しかし首は絞めずなぜか撫でるように顔に触った。暫くそうしていた。
金持ちが眼を覚ました。金持ちが叫んだので男は取り押さえられ、その日の内に役所に連れて行かれた。
奴隷が自由民を殺そうとしたのだから当然死刑である。一応役人は男に理由を聞いた。
男は「イライラしたからだ」と答えた。すぐに首が切られる事になった。

首切り人が斧を振り上げようとしたとき、待って、という声がその場に響いた。
あの金持ちであった。「なんで俺を殺そうとしたわけ?」「何度も言わせるな、イライラしたからだ」
「イライラしたからって、街ですれ違っただけの俺を殺しにわざわざ腕を血だらけにして脱走して俺の家に忍び込む?」
「・・・・・」「・・・・・イライラするって、どんな感じ?」
そこで朝倉は目の前の男がどれだけ朝倉をイライラさせるか言い立ててやった。朝も晩も思い出して眠れない、お前の事を考えるだけで息が出来なくて死にそうだとそのような事を言い立てた。
言い終わった後金持ちは言った。「お前、馬鹿でしょ」

金持ちの男は役所に金を払って朝倉の身元を引き受けた。
その金は朝倉の元の主人が金持ちに払った補償金である。朝倉は金持ちの考えている事が全く解らなかった。
自分が金持ちの事が憎い、イライラすると散々言い立てたのに何故わざわざ、自分の懐は痛まないといえ、金を払って、自分を家に引き取るのか。
役所の門を出た後朝倉は金持ちに訊いた。
金持ちは「まぁ・・・暇つぶしかな」と答えた。朝倉は、金持ちの考える事はわからない、と思った。

北丘は街一番の金持ちである。もちろん奴隷の数も街一番である。
ある日奴隷を引き連れて街を歩いていたらどっかの家の身なりの汚い奴隷と目があった。
目が合ったのは一瞬ですぐに眼を逸らしてその場を通り過ぎた。
その場はそれで終わった。そしてすぐにその事を忘れた。
数日後、北丘は部屋で寝ていた。物音がして、誰かが部屋に入ってきたような気配がした。
しかし北丘は起きなかった。まだ夢うつつだったからだ。
誰かに顔を触られ、北丘は目を開けた。
身なりが汚く目付きの悪い男が顔を覗き込んでいた。
思わず北丘は叫び、部屋の外の使用人たちが駆けつけ、身なりの汚い男はすぐに取り押さえられた。
身なりの汚い男はずっと北丘を睨んでいた。

金持ち(北丘とかいうらしい)に引き取られた朝倉は最初服屋に連れて行かれた。
北丘の言うには「そのなりじゃ俺の奴隷にふさわしくない」朝倉の選んだのは趣味の悪い蛇柄のジャケットであった。
北丘は嫌そうな顔をしたがそれを買ってやった。
北丘は朝倉を屋敷に連れて帰った。そして自分の付き人にしようとした。
しかし朝倉は料理はできない、掃除もできない、できるのは牛の世話ぐらいであった。
北丘は言った、「お前って・・・全然使えないのね」
言っておくが朝倉の出身である下の身分の奴隷は碌な仕事をさせてもらえないので料理も掃除もできないのは当然の事である。
朝倉は北丘の発言を聞いてイライラして今すぐ目の前の金持ちを殴り倒したくなったが、他の使用人の視線があるのでとりあえずは我慢した。
朝倉は牛の世話以外何もできない。北丘が服を着るときも仕事をする時もただ突っ立って見ているだけである。
そのうえ朝倉にとっては北丘が視界に入っているとイライラしてしょうがない。ある時北丘が言った。
「お前って本当に何にも出来ないよね・・・いっそ俺の夜伽でもする?お前って容姿ぐらいしか取り得無いし」
「馬鹿か・・・なんで男に夜伽をさせるんだ」「今世の中じゃ同性愛が流行りなのよ。まぁ四級のお前は知らなくて当然だけど・・・」
どう?俺とする気ない?俺は上でも下でもオーケーよ?
朝倉は断った。「おい・・なんでよ」
朝倉は、北丘に触られるだけで体が熱くなってイライラするのに、抱き合ったりなどすれば全身熱くなって死にそうだから、と答えた。
そして、それよりは適当な女奴隷でも寄越せ、と言った。
北丘は「お前馬鹿でしょ」と言った。朝倉は北丘の夜伽をするのを受諾した覚えは無いが、北丘は一緒の寝台で裸で寝ろと言う。
もちろん隣で寝る北丘も裸だ。朝倉はこれは北丘の自分に対する悪質な嫌がらせだと考えた。

北丘はつまらなかった。
朝倉の告白を聞いたときは「コイツはなんて馬鹿なんだろう」と思い屋敷に連れて帰ったが、押しても引いても自分への愛情を自覚しないのだ。
最初はからかって遊んでいたがいい加減飽きてきた。
本当は同性愛の経験など無いのに、誘っても食いついてこない。
裸で一緒の布団で寝れば襲うなりするかと思ったがしない。
そのくせ夢精は何度もしている。きっと俺の夢を見ているのだろう。
起きた朝倉に夢の内容を聞けば「覚えてない」
本当に、自分ひとりで悶々しているのが腹立たしいと思う。
そしてその晩も隣の朝倉の呻き声で目を覚ました。
蒲団を剥いで、勃起している朝倉の性器を撫でてやる。
面白いほどに反応がある。朝倉の性器を弄りながら、北丘は思う。こいつは馬鹿だ。
心も体も心底北丘を求めていると言うのに頭がそれをわかっていない。
心と体のことを頭がわかっていないのだ。
北丘は時々朝倉をたたき起こしてやりたくなる。夢は見ている最中に起こされると夢の内容を覚えているものらしいからだ。
しかし北丘は変に意地になってそれが出来なかった。絶対に朝倉の方から気付かないといけない。そうでなくてはいけないと思った。

北丘の親戚が死んだのでその遺産を貰い受ける事になった。
遺産の中には奴隷も当然含まれていた。
その中に五郎と言う奴隷が居た。
五郎は一級奴隷で、料理も掃除も家事はなんでもできたし、優しかった。もう北丘は朝倉の事などどうでもよくなった。
五郎を自分の付き人にして、朝倉は牛の世話に追いやった。
乱暴で牛の世話しかできない奴隷より、優しくてなんでもできる奴隷の方がいいに決まっている。
いつまでも朝倉は自分への恋愛感情に気付かず、見当違いに呪詛の言葉を吐いたりそこらへんの物を壊したりしていたので、もうウンザリしていた。
それに「朝倉は俺の事を憎いと勘違いしているのだから今更牛小屋に追いやった所でどうって事ないだろう」と甘く見ていた。
やはり北丘は五郎とも一緒の蒲団で寝たが、別に服は脱がなかったし、何も無かった。

数日後、北丘が五郎と一緒に寝ていると誰かが入ってきた気配がした。
夢かと思って寝ているとその気配が寝台に上がってきたので目が覚めた。
朝倉が五郎を殺そうと首を絞めていた。
北丘は思い違いをしていた。「自分への好意を憎しみと勘違いしているから大丈夫」なのではなくて「自分への好意を憎しみと勘違いしているから危険」なのだ。
慌てて朝倉に止めろ、と叫ぶと朝倉は五郎から手を離した。
あの時と同じだ、と北丘は思った。あの時と同じように、今も朝倉の手首は無理やり鎖を外したせいで血まみれになっている。
しかし朝倉への感情より、五郎を殺そうとした事への怒りが上回り、北丘は朝倉を追い出した。

主人の無い奴隷は社会的に死んだも同じだ。野良犬以下だ。
朝倉は主人から契約を切られた奴隷ばかり集まるところにやってきた。

北丘が奴隷帳を整理しているとその中に朝倉の奴隷表を見つけた。
契約破棄の手続きをし忘れていたのだ。
それを眺めていると五郎が部屋に入ってきて
「先生の付き人だった朝倉が階級が上の奴隷を殴りつけた廉で殺されそうです」と言った。
「そう」
「行かなくていいんですか?」
「なんでよ?」

所属の無い奴隷は裁判にかけなくても殺せる。今、役人が朝倉を槍で殺そうとしていた。
「待ってください」
皆が振り向くと、北丘だった。
「この男は北丘さんにはもう関係ない男の筈です」
「いえ、とんでもない。その男は私の家から逃げ出して・・・ずっと探していたのですよ。ほら、奴隷表だってあるし」

北丘は「奴隷の逃亡を防げなかった罪」と「奴隷による傷害罪」で罰金を支払って、朝倉を引き取った。

誰もいなくなった広場で北丘は朝倉の手を取って、帰ろう、と言った。朝倉はその手を払った。
「なんでよ?」
「あのゴローとか言う奴と仲良くしてればいいだろう」
「何、お前嫉妬してるわけ・・・・って、まさか俺に惚れてる事ようやく気付いたの?」
それを聞くと朝倉は顔を歪めた。
「お前、やっぱり知ってたんだな」
「いや・・・お前、いつ気付いたのよ?」
朝倉は、道端で眠りこけて北丘の夢を見て、眠りが浅かったから途中で目が覚めたのだと言う。
その上見ず知らずの奴隷に「お前があの北丘に捨てられた朝倉とか言う奴か」と冷やかされたのでイライラして殴りかかったのだと。
「何?俺ってそんなに街の話題になってるわけ?」
「・・・・・街一番の金持ちなら噂話ぐらい耳に挟んどけ・・・・・・・・・」
どっちにしろ、新しい奴隷と楽しく遊んでろ、と言って朝倉が去ろうとしたので北丘はいや、五郎とは何もしてないし、お前を別にからかったわけじゃない、と言った。
「じゃあなんだ」
「公衆の面前であんな恥ずかしい告白されて、そのまま首切らせたらこっちの方が後味が悪い」
告白?と朝倉が首をひねったので北丘が、最初の裁判のときね、と説明した。
「あれが告白か」
「告白じゃなきゃ、なんなのよ?」
「そうか」
暫く朝倉は黙っていたが、
「だが殺そうとした奴に告白されても普通はそのまま首切らせるだろう」
好き者だな、お前。と言ってニヤリと笑った。
この前まで自分の感情すらわからなかったのに、いきなり余裕になるな、と言って北丘は軽く朝倉を叩いた。

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                    |  >325改めて㌧でした。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  しかし規制に引っかかったの初めてだ。
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 | | □ STOP.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 
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3まで書いて一ヶ月ぐらい放置してあったのを、今日一日で書き上げた。
こういうのは勢いなんだな・・・。


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