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計画橙青

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「暑ぅ~…何これ~…」
俺のベッドを占領して、ヒロツが大の字でくだを巻く。
「そういや今日、30度超えるらしいで」
「うわ~…夏来たわぁ」
落ち着かない様子で何度も寝返りを打って、今度はうつぶせ。
そんな暑いとは思わんけどなぁ。
「名田気さぁん」
「んー」
「クーラーつけましょーよー」
妙に甘えた声でおねだり。
相変わらず気持ち悪いわ、こいつ。
「あかん、今はまだそんな暑くないやろ」
「……」
「あ、死んだ」
ガックリと枕に顔を埋めたまま、ピクリともしないヒロツ。
こういうヒロツを見るのも、結構好きだ。
「そんなショック受けんでもやなぁ…」
「……」
「…ヒロツ?」
太股をつついたり、何度呼び掛けてもさっぱり反応が無い。
「死んだ?寝た?」
「……」
「おい…」
顔を近付けて、そーっと覗きこんでみる。
すると…。

「わ!」
「……」
思わず声をあげてしまった。
あの怖い目が、バッチリ見開かれたまま俺を見つめていたから。
「起きてたんか…びっくりした…」
溜め息混じりに顔を離すと、ヒロツがくすくす笑い始めた。

「あれ?チューしないんすか」
「は?」
「すると思って、寝た振りしてたのに…」
今度はケタケタと、心底おかしそうに笑う。
あかん、暑さでヒロツがおかしくなってもーた。
「……やっぱりクーラーつけるわ」
「えー?」
「暑さでヒロツがアホになったみたいやから」
「…失礼な」
リモコンに手を伸ばし、クーラーをつける。
「ほら、これでえーやろ」
振り返ると、ヒロツはまたうつぶせで寝た振りをしていて。
「………」
「………」
「そんなに、チューして欲しいんかいな…」
「ぐー…」
「寝た振りしながら頷くな、ばかたれ!」
「あはははっ」

指を絡めれば、微かに上昇する2人の体温。
ひんやりとした心地よい空気の中、俺達はゆっくりと今夏最初のキスをした。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )お目汚しスマソでした。

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