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計画橙青

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )性懲りも無く橙青投下。前回のエロ後の青話。

もう、何もいらないとまで思える程の充足感。
貴方なら与えてくれるという無責任な確信が、この胸の何処かにあって。僕はこうして、貴方の想いにすがってしまう。

「名打木さん」
「………」
「寝ました?」
小さな寝息が聞こえる頃、僕はようやく貴方と向き合える。
「黙ってれば、かっこいいのになぁ…」
見慣れた寝顔にそっと触れて、温もりを確かめる。
「何か…変なの」
初めて貴方を見たのは、大学時代に訪れた弐丁目劇場。
一目見て憧れて、それからずっと憧れて。
僕なんかには一生手の届かない、遠い存在だったはずなのに。
今は、こんな近くにいる。

『なぁ、ヒロス』
『ヒロスって呼ぶの止めて貰えません?』
『何が』
『僕、ちゃんと芸名あるんで』
名前を呼ばれる度に背中を向けるのは、子供みたいな照れ隠し。
『俺はヒロスの事、好きやで』
『っ…僕は…』
『…何でもえーから、側にいさせて』
愛を囁かれる度に耳を塞ぐのは、貴方の声に心乱されてしまうから。

「……好きです」
寝顔にしか告げられない、僕の本心。
どうか貴方に届く様にと願いを込めて、触れるだけの優しいキスをする。

『ヒロス、今欲しいのある?』
『……特に、無いですね。名打木さんは?』
『んー…ヒロスかな』
『……他当たって下さい』
貴方がいてくれたら、何もいらない。
そんな綺麗事、現実の前では結局嘘になってしまうけど。
「…名打木さん」
朝になれば、僕はまた貴方に愛される。
それだけは変わらない真実だと…思いたい。
「……おやすみ」
さりげなく貴方に触れた手を寝相のせいにして、ゆっくり目を閉じる。

早く、朝になればいいのに。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )短い話でした。本当の青は、橙にデレデレだけどね。

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