ガチャ歯脚本家と只今オカマちゃんな役者
更新日: 2011-04-29 (金) 20:55:50
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| ガチャ歯脚本家と只今オカマちゃんな役者
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| なんかいろいろ無理あるけど…
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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なんだか最近上手く笑えない。
まだ内容の言えない仕事とか、夏の暑さとか。
いろんなことでまたちょっとイライラしながら、駅からの帰り道を歩く。
「すいません」
まあ口に出したけど、本当に言いたかったわけじゃない。
新曲のタイトルをちゃんと言えなくて、恥ずかしそうに俯いて両手をあわせて顔の前に持ってくる仕草、急に思い出した。
ラジオなのに何やってんだか。
そんなかわいいリアクション、テレビ用に取っときなよ。
・・・・・・
あ、電話。
あの時本当に言いたかったことを伝えたら、なんて返事するのかな。
*
「男でもいいって…。九動さんらしいっすねー」
レコーディングのとき、唖辺くんは渡された歌詞を見ながらそう言った。
別にたいした意味はないんだろうけど、いろんなことで機嫌がよくなかったから、ちょっとイラっとした。
俺らしいって、唖辺くん分かってんのかなあ。
「九動さん」
ボーっとしてたら呼ばれた。
「曲のタイトル、長いね」
うん。そうだね。恥ずかしい言葉それだけ並べたら恥ずかしくなくなるでしょ。
なんてプロモーション用のセリフをとりあえず言っておいた。
だって本当のことを言うなんてまだもったいない。
唖辺くんはきっと覚えられないだろうな、
だから覚えられなくって恥ずかしそうにする顔が見たいな、なんてまだ言わない。
*
「九動さん」
「なに?」
「分かった」
「なにが?」
たまに唖辺くんは10文字以上喋れないんじゃないかと思う。
「…新曲のタイトル、なんであんなに長いのか」
「あーあれ?」
「困らせるためでしょ」
・・・。
「やっぱり」
「なんで分かったの?」
「だって九動さん、俺が間違えたときすっごい嬉しそうな顔してたもん」
・・・。
「やっぱり、って顔に書いてあったよ」
嬉しそうな声。悔しいけど当たってる。
あの時本当に言いたかったことは、言葉にしなくても伝わってた。
だからこれもすごく言いたいけど、もう絶対に言わない。
3クール連続でドラマに出てる唖辺くんをかかさずチェックしてること。
それが俺の書いた本じゃないことにちょっとイラっとしてること。
歌詞を書きながら思い出したのは唖辺くんだってこと。
別に分かってくれなくてもいいし。
唖辺くんがいつも俺の書いた本に出てくれさえすれば。
ギターを弾く俺の斜め前で飛び跳ねてくれさえすれば。
俺の演出する唖辺くんがなによりも一番であってくれれば。
「九動さん」
「なに?」
「でもそういうイジワル、嫌いじゃないよ」
気づいたら口元は勝手に緩んでた。
なんだ、俺、ちゃんと笑えるじゃん。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 通し番号入れ忘れたり
| | | | ピッ (・∀・ ) いろいろすまなんだ。
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