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マイ★ボス★マイ★ヒーロー 弟→兄

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                    |  某学園お馬鹿893ドラマより
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|   弟→兄 (熊だ一家にホニャララ後)
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「…兄さん?」
訝し気な声に、巻尾の躯が微かに震えた。
誰にも、誰にも見られなかった筈だ。
軋む躯を無理矢理追い込んで自分の部屋までたどり着いた。
月明かりを頼りに自室になんとか滑り込み、
豪奢な造りの廊下を隔てる扉にやっとのことで躯を預け、眼を閉じ息を吐きだした後、
いつもは鋭い巻尾の勘が、ようやく暗闇の己の部屋に別の人間の気配を感じた。
がたっ。
思わず体勢を崩して、巻尾は壁に左肩をついた。
衣擦れの音が近付き、躯を強ばらせた巻尾の左胸の下の壁へ腕がのびる。
体温が近い。
巻尾は躯が強張るのを自覚する。
かちり。
聞き慣れた音が壁から響き、巻尾はその場所を己の身体で隠しておかなかったことを悔いた。
暗闇になれた眼が人工の光を嫌い、巻尾は顔を背けた。
長身の兄を更にわずかに凌駕する幹生は、壁に兄を押し付ける格好のまま、思わずぎりりと奥歯を噛み締めた。

室内灯の光に照らされた兄の白い首筋に残る紅い跡に、弟の双眸がグラリと揺れる。
仕立ての良い黒いスーツは、いつもはぴたりと兄の身体を包み、
その美しい兄をしなやかな黒豹のようにも見せる。
しかし弟から顔を背ける今の兄を覆っているのは、無惨に汚れ、裂き跡さえ露な代物だった。
「……誰…。」
自分は今、唸っただけかもしれないと幹生は思った。
「どけ…」
小さく掠れた兄の声が、ぞくりと幹生の下腹部をなぜたのを幹生は自覚した。
「…っ?!」
兄の顎を掴み、有無を言わさず顔を覗き込む。
兄の大きな眼は、瞬間更に大きく見開かれそのままぐらりと揺れてから、その長い睫に隠された。
「兄さんっ…」
幹生の声は微かな震えをはらんでいた。
両肩を掴み壁に押し付け、背けられるその顔を再び無理矢理こちらにねじ曲げた。
その不遜な態度に相応しい絶対的な強さを、兄が自分に向ける事がないと幹生は知っている。
そして、その絶対的な強さが、他人には容赦なく発揮される事もまた、幹生は知っていた。
いや、発揮されるのだ、
と、幹生は信じていた。
幹生がいつも飽きずに眺める兄の顔は、擦傷や痣、そしてこびりついた血で汚れている。
身に纏うものの無惨さと比べると幾分かはマシな状態である事に少し安堵を覚えた刹那、
幹生はその訳を悟り身体を震わせた。
端正な兄の口元に僅かにこびりついたそれは、歴然とした欲情の痕跡。
何者かが兄に強いた行為の証…。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 寸止め。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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話書くの実は初めてだったりorz
初モノ奉納。


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