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プリンセス・プリンセス 坂本(兄)×坂本(弟)

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                    |  プリンセス・プリンセス  アニメのみ原作未読
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|    坂本(兄)×坂本(弟)
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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2日目の学祭も終わり、秋良は深夜遅くに帰宅した。
打ち上げに出たらしい。
以前の秋良なら、打ち上げなど断って真っ直ぐに帰ってくるはずなのに。
俺は秋良が浴室から出てくるのを見計らって廊下を歩いた。
「ハル兄、お風呂空いたよ―――わッ」
「秋良!」
いつものように俺は秋良を抱きしめた。
石鹸の香りに混じって甘いにおいがする。秋良のにおいだ。
「学祭、お疲れ様。大変だったろう」
「そんなことないよ。みんなに楽しんでもらえたし」
ふふ、と秋良は笑った。
秋良は以前よりも学校での出来事を話すようになった。
友達ができたらしく、この前は家に同級生を2人も連れてきた。
俺は自分が忘れられたような気がした。少し意地悪をしてやろう。
「お兄ちゃんは寂しかったよぉ!
 昨日は秋良と一緒にいられるって聞いたから学祭に行ったのにさ、
 ウォークラリーのハンコ押しで、ずーっとひとりで個室に置き去りなんだもん」
「あ、あれは・・・」
「酷いよ秋良!俺を騙したんだね」
「そ、そんなつもりは・・・」
秋良はうろたえ、俺を見上げた。
俺はますます悲しげな表情をつくった。
すると、秋良の大きな目が不安でいっぱいになった。
「分かってる。有定に言われたんだろう」
「ごめんなさい・・・」
秋良は本当に可愛い。
素直で、純粋で、真っ直ぐで―――俺を坂本晴海として見てくれる、ただひとりの人だ。
絶対、誰にも渡したくない。

「秋良。ちゅうしよう、ちゅう」
「え・・・」
「小さい頃はよくしたじゃないか」
「落ち着いて、ハル兄。僕もう高校生だよ」
秋良は最近、困った表情をするようにもなった。
以前は俺が構ってやるだけで、とても喜んでいたのに。
でも大丈夫。
「楽しい学祭で俺、ひとりぼっちだったんだよぉ。
 みんなは楽しかったのかもしれないけど、俺だけひとりぼっちの思い出しかないんだよぉ。
 だけどね、秋良がちゅうさせてくれたら楽しい思い出になると思うんだー」
秋良は一瞬泣きそうな顔になったが、俺に許す気はない。
じっと見つめていると、秋良は俯きがちに小さく頷いた。
「あの・・・ほ、ほっぺたなら・・・」
「うん!」
ほら。俺が頼めば、秋良は拒むことはしない。
俺は秋良の顎を指先で掴み、そっと唇を寄せた。
秋良はぎゅっと目をつむっている。
無防備なままの唇に、そのままキスしてやろうかとも思ったが
秋良に警戒心を抱かれることだけは避けたいので頬で我慢した。
それでも、湯上りの肌は湿気を含んでいて唇に吸い付くようだ。
「あ、あの、ハル兄、もう、いいかな・・・」
「ありがとう、秋良」
俺は秋良を腕の中から解放した。
「じゃ、おやすみ。秋良」
「おやすみなさい」

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 辻褄合わない、尻切れだけど終わり。
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