浅田×藤好
更新日: 2011-04-29 (金) 21:06:36
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| ドラマ慰留の浅田×藤好(内科医)
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| あくまでドラマ萌えなんで、原作派の方&エロ最中描写が苦手な方&生もの苦手な方注意!
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この男の支配欲が、どう考えても一般人のそれの2~3倍以上高く感じられるのは、
職業柄からなのか、元々の性格からなのか…。
今にも溶けてしまいそうな思考と僅かな理性だけが動く頭の中で、
藤好はそんなことをふと思った。
こうして、最中にさえ、本人しか知り得ないことを理論的に考えようとしてしまうこと自体も、
医者という職業柄のせいかも知れない。
と、またも、今度は自分自身のことさえも理論的に考えようとしていた時、
「……っ!」
「……考え事とは余裕だな」
体内を蠢いた熱と、背中越しに掛けられたその声。
堪らず、藤好は閉じていた目を開き、直後、顔を顰め、身体をびくつかせた。
現実が、開けた視界と思考に戻る。
そう。そうだ。俺は今、この男に抱かれている。
良い意味でも悪い意味でも見慣れた病室のベッドシーツの波を前に、
まるで、ポルノ小説の冒頭に出てくる様な一文が、藤好の頭に過る。
一体、何がどうなってこんなことになったのか、既に忘れた。
いや、どちらかと言うと、考えたくないだけだが、兎に角、これで7回目。
浅田という、自分より年下で、自分以上に頑固で、自分以上に態度がでかく、
自分以上に、悔しいことに医者としての腕も超一流である外科医に、藤好が抱かれる様になって、7回目。
「最初はあんなに拒んでいた癖に、もう慣れたのか…」
「…っち…違‥う…っ」
辱めの言葉を、項辺りを舐めながら囁いてくる浅田に対し、藤好は何とかそう返した。
ゆるゆると力の入らない頭を左右に振れば、パサパサと短い髪がシーツを叩く音がした。
だが、浅田は、その否定の声も、聞こえているのかいないのか、
将又、聞こえていない振りをしているだけなのか、
藤好の腰を抱き込む様に回していた腕を下に下ろし、不意に藤好の昂ぶる熱の核心を掌で握り込んできた。
「……くっ…」
今まで、散々、女を抱いてきたのだろう。
その指先一つの動きからでも充分にそのことが窺い知れた。
別れた女房と、その前に付き合った女性数人としか経験していない藤好でも分かる程に、この男の抱き方は手慣れていた。
だが、以前、藤好は聞いたことがある。
それは、初めての時だった。初めて抱かれた直後に、聞いたのだ。
『お前は今まで男を抱いたことがあるのか?』
すると、浅田は、答えた。
『無い。興味も無い』
余りにも衒い無く、先程までの情事さえも忘れ去ったかの様な台詞に、
藤好が更に尋ねを重ねようとして口を開く直前に、更に浅田は続けた。
『ただ、あんたという一人の人間には興味がある』
今思えば、それは、
本当にバチスタ手術成功の為だけの仲間としての台詞だったのかも知れない。
ただ、それでも、その言葉を聞いた時から、
藤好の中で『何か』が始まってしまったことは確かなことだった。
『あんたが欲しい』
更に、そう付け足された時には、何故かどうしようもなく居た堪れない気分にさえなった。
その時には、自分でも嫌悪感があるからだろうか等と思っていたが、今になって気付く。
あれは、羞恥心の一種であって、決して、嫌悪感等ではないということに。
浅田という男の支配欲は、凄いものがあった。
こうして藤好を抱く時さえ、決して、対等にはさせてはくれない。
飽く迄、浅田が抱く側で、藤好が抱かれる側だ。
シーツの上に突っ伏している藤好の身体を、
後ろから覆う様に抱くのが、一番、浅田にとって適当な体勢らしい。
藤好の自由を奪っているこの状態が、一番良いらしい。
浅田のペースに流されているだけだと、藤好は自分に何度言って聞かせたことか。
この男の支配欲に全てを無理矢理に牛耳られているだけなのだと、
何度思い込もうと思ったことか。
そして、毎回、こんな風に二人きりの状況に追い込まれる度に、
言い訳を並べては逃げようと試みて、結局は、こうして抱かれているのだ。
「凄いな…あんた、さっきイったばかりなのに」
更に、浅田はそんなことを言いながら、激しく腰を打ち付けてきた。
7回目とは言え、元々、有り得ないこの事態に身体が慣れるのは難しい。
だから、藤好は、懸命に歯を食いしばり、声を抑えながら、
恐怖さえ感じそうなくらいに強烈に込上げる快感に、堪えていた。
「あっ、浅田…っ…明日の仕事に支障が出る…っから……っ…も…う……離せっ…」
そして、息も絶え絶えに、そう声を発する。
実際、抱かれた翌日には、全身に気怠さが残ってしまうのだ。
決して、動けないという訳でもないのだが、どうしても、体内にずっと浅田の存在が刻み付けられてしまっている様な気がしてならない。
「いつもそう言うんだな。もう少しマシな理由は作れないのか?」
くつくつと、喉奥で噛み殺した様な笑い声を洩らしながら、浅田が言った。
そんなこと、分かっている。
藤好は、声が出せない為に、代わりに心の中でそう返した。
言われるまでもない。分かっている。
この状況から逃げる為に言い訳に仕事を理由として上げるのは、
自分でもおかしいことだと、薄々感じ始めているのだ。
ただ、認めたくないだけ。
今、自分がこうして浅田に抱かれているのは、浅田の尋常ではない支配欲のせいだと思い込んでいたいだけなのだ。
「いい加減認めろよ。あんた、俺に惚れてんだろ?」
「……っ」
まるで、そう言えと言わんばかりのこの態度。
藤好は、尚更に、口を閉ざした。
認めてなるものか。
ここで認めてしまえば、この男の、本当に言葉通り、全てを支配されたことになってしまう。
ここであっさりと、あの時から始まった『何か』の正体を認めてしまえば、浅田は、自分を手中に収めたと知って、他に目を向けてしまう。
認めてなるものか。
………あ…
そこまで考えて、藤好は、気付いた。気付いてしまった。
支配欲が頗る強いのは、何も、浅田だけではないということに。
浅田を他に向けさせてしまうのが嫌で、自分が未だにこの感情を認めるのを拒んでいるということに。
「……どうした?やけに大人しいな」
「………何でも…っ……何でもない…」
突然、一切の動きが止まった藤好を怪訝に思ったのだろう。
浅田がそう尋ねてきた。
藤好は、その声に、一度は口を開いたが、直ぐに閉じ、暫く逡巡した後に、再び口を開き、そう答えた。
そう。何でもない。
…と、思っていなければならないのだ。
今、自分を抱くこの腕に、内心では全てを許しながら、この感情を認めてはならないのだ。
「何でもない…か。あんたがそう言うならそれで良いが……益々、欲しくなるな」
「……ぁっ…!……っく…っ」
それから、また、動き始める浅田の身体。
藤好は、シーツの波を懸命に指先に掴みながら、気付いてしまった自分の支配欲は見てみない振りをして、浅田の支配欲に、再び、身を任せたのだった。
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