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医龍 外科医×内科医の3P風味

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ ) 今日はドラゴソ多めですな。外科医×内科医の3P風味大人味でお送りしマース。

粗背は扉をあけた。
すっかりソファで眠り込んでしまったらしい。院内は人陰もなく、廊下の照明も落とされている。
すでに夜半を過ぎていた。
周囲に人の気配を感じなくとも、欠伸を噛み殺しながら大きく延びをする。
「帰るか」
カットソーの裾を引っ張りながら振り返ると、向こうから見なれた長身の男が歩いて来る。
浅田だった。
その後ろを、同じぐらいの身長だが、遥かに細身の男性が追って来る。
「やば」
亜羅背はとっさにさっき出てきた曲り角の影に隠れた。
そうだ、廊下の先はロビーに繋がっていて、こちら側は全面マジックミラーになってたばず。照明の暗いこちらの様子は向こうからは伺う事がができない。
おそるおそる顔を出すと、案の定、二人はこちらに気付いた様子はなかった。
「おもしろそうじゃねぇ」
唇の端を歪ませて、亜羅背はガラス越しの二人に近付いた。
声は聞こえないものの、穏やかな雰囲気ではない。
浅田は腕を広げ、大袈裟な仕種で何かを訴えている。その様子を眉を寄せ、冷ややかな視線で見つめる富士葦。浅田は振り上げた富士葦の腕を払い除けるように取り、そのまま後ろに捻り上げ、体ごとガラスに押し付けた。
「おいおい、こんな所で喧嘩するなよ」

ところが浅田は富士葦のシャツをたくしあげ、着衣の中に手のひらを忍び込ませながら、耳たぶを噛むように唇を寄せて、何事か囁いている。
額をガラスに押しあて、富士葦は眦を吊り上げ、陵辱する男を睨み付けるも、指先が彼の敏感な部分に触れたのだろうか、そのまま眼を閉じ、苦悶の表情に摺り替える。
「マジかよ…」
あの浅田が。
男を抱くのか。
咽の奥から笑いが込み上げて来た。
致命的な弱点じゃないか。
どうやってこの病院から追い出してやろうか?富士葦ともども、俺と同じ、破滅の道を辿らせてやろうか?
「手に手をとって、二人で地獄に堕ちればぁ?」
亜羅背はガラスに押し付けられた富士葦の顔に触れた。
細くうつくしい鼻筋が、ロビーの青白いダウンライトに照らされて、頬に影を落としている。
浅田は責める手を緩めない。
ベルトを外し、片足だけ曲げさせ、下履を脱ぎとっていく。
富士葦の、男にしては白い肉体。すでにその部分は硬く起立していた。
スラックスを脱がせた方の手で、浅田は富士葦を強く握り込んだ。
強い刺激に悲鳴し、浅田の腕の中で暴れている。
抵抗を押さえ込むようにして胸のあたりを這い回っていた指先は、かつて浅田がつけた手術瑕を探り当てると、その上を引っ掻くようになぞった。
まだ赤くテラテラと光る真皮が薄いせいか、それともそこは以前から彼の性感だったのか。富士葦は息をのみ体を仰け反らせると、浅田の肩に頭をもたれさせて、浅く呼吸を繰り返している。
瑕を責めていた指を引き上げると、浅田は富士葦の顎を捕らえ、無理な体制で口付けさせた。
あれほど冷たく輝いていた富士葦の、鋭利なナイフで切ったような甘さのない目蓋が今は朱をさされ、潤んでさえいるのだ。

存分に舌で口腔を犯すと、顔を離した。鋭く息をする唇の前に差し出された浅田の指に、富士葦はなんの衒いもなく舌を這わす。
一連の行為が、今回がはじめてではない事を物語っていた。
空調か静かに唸っているだけの世界なのに、二人の息遣いが間近に聞こえる気さえする。
亜羅背は咽を鳴らした。ジーンズの中がきつい。
唾液で濡らした浅田の指が、後ろに回り、消えた。何をしているのかは明白だった。
足の間に差し入れられた浅田の膝に乗せられて、富士葦は崩れる事さえも許されない。
恐らく内部で指が激しく動いているのだろう、額を擦り付け、呼気でガラスを曇らせている。
再び耳に唇を寄せ、何事か囁いた。富士葦は激しく頭を振った。
「………」
浅田が自分のケーシーをくつろげた。富士葦のからだの影になり、亜羅背からは浅田のすべてを見る事ができない。
臥せるようにガラスに押し付けられている富士葦の腰を、浅田の黒い手ががっしりと掴んだ。
一瞬、硬く閉じられていた目蓋が、信じられないとでも言った具合に開かれた。
必死にずり上がり逃げようとする胴を、逞しい腕で抱きとめ、膝の上に戻す。
富士葦はガラスに爪を立てようとしている。
「なあ……そんなにイイのかよ?」
亜羅背は問うてみた。
ガクガクと揺すられるままに上下させる顔が、その答えのように見えた。
ニ、三回腰を揺すって、すっかり納めさせたのを確認すると、麻駄は片方の手を前方に回し、再び富士葦に指をからめた。
真顔になったかのような富士葦だったが、眼の焦点がどこか合わない。からめ取られた富士葦の先端をめくるようにして、浅田の無骨な人さし指が潜りこもとしている。
他の指で、富士葦の快感を引き出す事も忘れていない。
白すぎる程白い太股に戦慄が走ってる。
浅田の指先は、富士葦の分泌した体液で濡れ、爪の先端は体内に侵入しているようだった。
浅田は再び胸から富士葦を押し付けると、彼の髪を乱暴に掴み、上向かせると、ガラスに押し付けた。富士葦は諦めたように顔を斜に寄せると、ゆっくりと唇を寄せた。
おそらく浅田から、鏡の中の自分に口付けるよう強要されているのだろう。伏せられた瞼の間から、涙がはらはらとこぼれ落ちた。

医師としての腕は認めても、年下の男に組み敷かれるのが口惜しいのか。
単純に快楽の涙なのか。
亜羅背は富士葦を、はじめて綺麗な男だと思った。
思わず亜羅背がガラスに唇を押しあてると、とたんに富士葦は弾かれたように背を反らせた。
浅田が動き始めたのだ。
自分の行為が向こうに知られたかと思い、亜羅背もガラスから離れその場に座り込んでしまった。
そんなにイイのかよ。
唇から、飲みきれない唾液が伝っている。
浅田にせき止められている肉体からも、体液が滴り落ちている。
もう、がまんできねえ……。
ジーンズのファスナーを下げるのももどかしく、自分の硬くなった欲望を握りしめながら、富士葦の前に跪く。
富士葦を抱いているのか、富士葦になって浅田に抱かれてるのか。
もう、どっちでもいい。
快感を追う事に熱中している富士葦は、浅田の動きに合わせて腰を突き出すようにし、やがて獣の交接のように四つん這いになって崩れ落ちた。
高く腰を上げた体制で犯される富士葦を出入りする浅田の、その逞しい肉体。白と黒の鮮やかなコントラストが眼に入る。
あ……いく……。
亜羅背の指の動きが早まった。
同時に、浅田も腰を激しく打ち付けている。

……と。
ポケットの携帯電話が鳴ったが、向こうに音は聞こえないはずだ。
取り出して確認すると、目の前のガラスに亜羅背の顔だけが浮かび上がった。
目の前の二人が、驚いたような顔をして、亜羅背を見上げた。
「しまった!」
あわてて亜羅背は携帯をしまうと、一目散にその場から逃げ出した。
マジックミラーは、暗い部屋から、明るい部屋を見る事ができるものだからだ。
夜が更け、双方とも暗くなった照明の下では、携帯の明かりでも亜羅背の顔を浮かび上がらせるのには充分だった。

「だからこんな所じゃ嫌だって言ったんだ!」
悪態はつくものの、唐突に引き抜かれ、富士葦は身支度を整える事さえできない。
それどころか体に不定期に走る痙攣が、体がまだ浅田を求めている事を伝えて来る。
「見られたんだぞ!どうするつもりだ」
羞恥に肩まで赤く染めて震える富士葦に、自分の白衣を投げてよこしながら、浅田は言った。
「さあてね。おまえのイヤラシイ姿が忘れられなくて、抱きに来るかもな」
「あいつと寝ろと?」
真摯に浅田を射る視線もまだ、快楽の余韻を引きずってるかのように覚束ない。
「安心しろ。俺はこれでも嫉妬深いんだ。他の男に触らせるわけがない」
その言葉に、安心したような顔をしたのを、富士葦自身は気付いただろうか。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


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