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計画橙蒼

PLAY ピッ ◇⊂(□∀□ )白緑に続いて、橙青を投下してみます。

突然ですが。

世間一般の意見では「見返りを求めないのが愛」というのが定説だそうで。
ふと、自分の事を考えてみる。
僕が彼に求めている物といえば、社会に不必要な激しい動きとあの顔だ。
それを見て、何やら心満たされる自分がいる。
そして彼は、そんな僕を見るのが好きで更に動いているらしい。
これも、愛の内に入るのか?
そうか、愛か。
いかりや氏の体を完コピしたとまで評された僕の体さえ、彼は好きだと言う。
それも愛…とも思ったが、彼はいかりや氏自体好きだったな。
僕は所詮、永遠の二番手か。
「だめだこりゃ」
彼の物まね(もちろん顔付き)が脳内で再生されて、少し噴いた。
そして、いつもの様に幸せな気分になった。

やっぱり僕はあの人が好きなんだな、と思う。
名前を呼ばれるのも、本当は好きだし。
それはさすがに恥ずかしくて、口に出して言えないけどさぁ。
ちなみに、舞台上で股間を触られるのは未だにしっくり来ていない。
そこは強調しておかなければ。

「比呂氏…」
「はい?」
「エッチの最中に、違う事考えて現実逃避する癖やめろや」

目を開ければ、汗だくの彼が僕の上に。
そうでした、今は性交渉の最中でした。
そして僕の中に、彼の何かが入っている模様。
これは相性の問題か、十二分にしっくり来ています。
しかし、自分の喘ぎ声だけは相変わらず許せません。
故に、現実逃避しているわけです。
…と、彼に説明したところ問答無用で腰を動かされた。
ひどい。

それからしばらく、部屋には二人分の荒い息遣いだけが延々と響いて。
背中にきつく回した腕も、段々だるくなって来て痺れ始めた頃。
我慢出来ずに、僕の口から小さく声が漏れました。

あなたが好きだ、と。

彼には聞こえてなかったみたいだけど、それでもいいや。
愛の言葉なんて、まだ僕には似合わないでしょうから。

□ STOP ピッ ◇⊂(ヽ`∀´>σ"(□∀□;)本命の割に、短文しか書けませんでした…。
でも好きです、この二人。


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