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夜王 修×蓮

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                    |  ホストドラマ習練その5
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  伏字の意義がわからなくなってきたのでそのままいくよ
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 怒られそう・・・。
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なんかもう連日ごめん。

タクシーをとばしてマンションへ帰ると、ずぶ濡れの修が、立っていた。
「馬鹿じゃねーのお前こんなとこで何やってんだよ!!」
「ああ。馬鹿だな。」
修は眉を寄せて笑んだ。いつもの、自嘲癖。その顔を見た瞬間、なにかが溢れるようにこみ上げてきた。
「――修。」
絞り出すような声で蓮は言った。
「どうにか、しろ。お前のせいだ。――おまえの、」
こらえきれずに、修は蓮の胸倉をひっつかみ、ぶつかるようにくちづけた。蓮が目を見開く。
しばらくして、その眉が苦しげに寄せられる。それでも蓮は、何の抵抗も見せなかった。
むしろ、その背をかき抱きさえ、して。

上着、ネクタイ、ベルト。ドアからベッドまで脱ぎ落として歩いた。キスをしながら倒れこむ。
シャツを指先が滑る音がした。修は唇を頬に移す。耳元、首、喉、鎖骨。
「・・・許せ。」
「なにを、今更。」
腕を伸ばした蓮は、修の肩口に顔をうずめた。濡れたシャツが、いっそう肌の熱さを強調していた。
その温度を密着して感じているだけで充分満たされたけれど、身体はそれでは足りないと主張している。
雨のように落とされるくちづけの一つ一つがその思いを増加させた。
自分も負けじと返すけれども、心地よさに邪魔されておいつかない。
このままじゃ間違いなく抱かれるほうだなと一瞬思ったけれど、
頭は狂おしくて乱暴な感情に支配されていて、そんなこともう、どうでもよかった。

「・・・ぁ、ちょっ・・・んっ・・・」
快感に翻弄されながらも冷静な自分がどこかにいて、こんな女みたいな声出していることに驚愕する。
夜伽には自信のある方だし、色んなタイプの女を抱いてきたけれども、構造が違う以上限界はある。
どこをどうされれば気持ちいいかなんて同性のほうがわかりあえるに決まっていた。
足の付け根に落とされたキスで蓮の背が跳ねた。修は味わうようにゆっくりと舌を這わせる。
唇を噛みしめながら蓮はサイドボードを指差した。修が眉をひそめる。
「・・・ロー、ション。」
修は動きを止めた。
「いいのか?」
「駄目っ、つったって、一度、火が着いたら、やるだろーが、お前は。」
蓮は腕で顔を隠して続けた。
「・・・よくおわかりで。」
修はその腕をどかしながら覆いかぶさるように口づけた。
指一本でぞわりと背中がしびれた。正直やっぱり無理だ、と思った。
それでもその唇が、舌が、指が、あまりに優しく、動くから。それを口には、出せなかった。
「―――ッ!!」
声にならない悲鳴が喉をつく。奥歯を噛み閉めると、耳元に熱い吐息が触れた。
「いいから、爪、立てろ。」
鋭い痛みが背中をさして修は眉をひそめる。じわりと広がる熱さ。それをも堪えくちづけに夢中になる。
こんなに苦しそうな顔さえ、罪悪感より先に愛しく思うなんてどうかしている。
痛みをごまかすようにキスに没頭しているうちに、違う感覚がたちのぼってきた。
痛みと痺れの奥からじわと広がるそれはこころなしか甘くて、疼く。

「動くぞ?」
疑問系で言われても答えられるわけもなく、しかも端から修は答えを期待していなかったらしく、勝手に動き始めた。
あまりの傍若無人さに反発して出そうとした声が、別の衝撃にのまれた。
「そ・・・っ、こ、」
「ここ?」
「ひ、あ・・・っ!」
修の口元が意地悪くゆがむのが見えた。抵抗しようにももう身体に力を入れることは不可能に近い。
「や、やめ・・・っ、おい、しゅ・・・!」
びくりと喉がそって、そこから先は、嬌声へ変わった。それを楽しむように、修は胸にも舌を這わせる。
「こんなに感度よくて、よく務まるな。」
「ちが・・っ、」
否定の声を上げながらも、蓮は自分でも驚いていた。自分がこんなに肉欲が強いなんて知らなかった。
そもそもいつもは「喜ばせる」のが本義であるから、当然、自身にはある程度セーブをかけている。
それがいつのまにか癖になって、ここまで激しく求めたことなど、それ自体ずいぶんと久しぶりな気がした。
だから、一端タガが外れてしまうと、止まらない。自分でさえも知らなかった自分があふれ出てくる。
「ゃ、ぁ・・・はっ・・・修・・・き、もち、イイ・・・。」
理性とプライドと反対に、言葉が勝手にこぼれおちる。快感に耐え切れなくて躯が捩れた。
「悪い、俺もセーブききそうにない。」
考えを見透かしたようにそう言って、修は強く蓮を抱いた。唇を押し開き、舌を絡ませる。
潤んだ目元を見た瞬間、ぞくりと脳が揺れた。支配しているという野蛮な感情。
人間も所詮は動物なんだ、と思いながら、修は甘い悲鳴ごと蓮の舌をすった。

重いまぶたを開いて、いつもとは違う質感を疑問に思う。
寝息をたてている男はそれでもしっかりとこの身体を抱いたままで。
「・・・おい。・・・おい、修。」
呼びかけても答えない修に呆れながら顔をしかめていた蓮は、無理してでも離れようとして、
どうしてだか名残惜しく、腕をはずす前にその頬に唇を寄せた。
その瞬間なにかの力で身体が崩れて、再びベッドに倒れこむ。
「お目覚めか?」
「おまっ、起きて・・・いっ!!」
逃れようとした蓮の身体をすかさず修が抱いていた。楽しむような笑顔。抵抗した蓮の身体を痛みが襲う。
「無理するな。」
「お前が無理させたんだろーが・・・」
「今日はもう無理だろ。寝てろ。俺もいるから。」
「はぁ!?・・・ん、」
押しつけられた唇は、最初のような動揺も、二度目のような熱さも無かったけれど、癖になるような味だった。
自分とは違う、煙草の香り。
「明日からはまた敵だしな。」
「ちっくしょ、絶対遼介抜いてやる・・・。」
悪態をつきながら、その胸に頭をうずめた。一日だけ、という縛りが少しだけ自分を素直にさせる。
ただ肌を合わせて抱きあっているだけのことがこんなに気持ちよかったのだと、
久しぶりに、思い出した。

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一応これで終わり。・・・でもまた書くかも。
ありがたいお言葉にひたすら感謝でした。


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