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ブラック・ラグーン ダッチ×ベニー

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                    |  ブラツク・ラグーソのダ.ッ.チ×ベ.ニ.ーだよ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  4月からアニメ放送が始まったね
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドレドレ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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 ブラインド越しに午後の日が差す部屋の中には、つけっぱなしのテレビから流れる古い映画の
音楽と、パイプベッドのきしむ音が入り混じって響いていた。
「――どうした、もう音を上げたのか」
 ダ.ッ.チは薄く笑いを浮かべて、くずおれてきたベ.ニ.ーを抱き止めた。汗に湿った胸と胸が
ぴったりと重なる。荒いリズムの鼓動が、互いの胸をノックする。
「……その寸前、てところだよ。くたくただ。顎は疲れたし、大腿筋は震えてる。明日は筋肉痛
確定だ。どうしてくれる」
 ベ.ニ.ーが黒褐色の広い肩口に顔を伏せたまま、だるそうにもごもごと呟いた。鼻で笑って、
ダ.ッ.チはベ.ニ.ーの尻を叩いた。そのまま丸みを手のひらで包みこむ。
「日がな一日コンピューターとにらめっこしてばっかりいるからだ。ちょっとは鍛えるこったな」
「このばかでかいロデオマシンを乗りこなすために? やれやれ、健康的なんだか、不健康なんだか」
「さっきはなかなか上手く御してたようだぜ。……まだグリップをぎゅうぎゅう握り締めてるな。
もう1ラウンド乗るなら、コインを入れろよ、ベ.ニ.ーボーイ」
 ダ.ッ.チはまだ繋がったままの腰をゆるく動かした。
「冗談じゃない。入れるのはブレイクだよ」
 筋肉の畝がはっきりとわかるダ.ッ.チの腹に腕をついて、ベ.ニ.ーが腰を浮かせる。ダ.ッ.チは
わずかに上半身を起こした。その目に、自分に触れているベ.ニ.ーの手が、ことさら白く映った。
 ゆっくりと離れるベ.ニ.ーが小さく息を呑む音が耳に快く、彼が顔を伏せているのを、ダ.ッ.チは
惜しいと思った。
 隣に転がった彼がいかにも大儀そうに深く息をついているので、ダ.ッ.チはティッシュを引き抜いて
自分でコンドームの後始末をした。

「時間まであとどのくらいだ?」
「……だいたい10分てとこかな」
 ベ.ニ.ーはちらりと視線だけ上げて、枕元の時計を確認した。汗が引いてきたのか、身じろぎして
体を寄せてくる。男2人には小さすぎるベッドの上で、彼らは一対の黒鍵と白鍵のように寄り添って
横たわった。
「もうあきらめたのか? 二つ返事で賭けに乗ってきたから、よっぽど自信があるのかと思ったぜ」
「タイムアップまではまだあるよ。あの魚雷探知レーダーは掘り出し物だ。そしてあれは僕のものだ」
 ベ.ニ.ーはゆったりした口調で、しかしきっぱりと言った。
 『運び屋』ラグーン商会。システム担当のベ.ニ.ーが、危険な仕事を共にくぐり抜ける彼らの大事な
船の設備増強を願い出たとき、船長であり情人であるダ.ッ.チはこう条件を出した。――40分以内に
3回イかせられたら、そいつを載せてやる、と。
 そしてベ.ニ.ーは、口で1度、またがって1度、ようやくダ.ッ.チを追い上げたところだった。
「雇い主の立場を利用して、こんな取引。あんたは本当にひとでなしだよ」
 ダ.ッ.チの胸に半ば乗り上げて、ベ.ニ.ーが間近に顔をのぞき込む。なじる口調ながら、瞳には
愉快そうな光が踊っている。
「雇い主を篭絡して要求を通そうとするなんざ、とんでもねえ従業員もいたもんだ。――ほら、残り
時間はどんどん少なくなっていくぜ。いいのか?」
「にやにやして、この王様気取りめ。あんたはいいよ、寝転がってるだけなんだから。でかいのは
図体と態度だけでたくさんだってのに、こっちは大変なんだぞ」
「俺だって、そうのんびりしたもんでもないさ」
 ダ.ッ.チは言いざま、ベ.ニ.ーのうなじに手を回して引き寄せた。唇がぶつかる。驚いたように
一瞬離れかけたベ.ニ.ーは、軽く唇を開いてあらためてダ.ッ.チに口づけた。
 ダ.ッ.チが舌を深く差し込むと、ベ.ニ.ーは喉の奥でうめいた。互いに奪い合うように、ひとしきり
キスに溺れる。
 ベ.ニ.ーのくせ毛をさらに掻き乱しながら、ダ.ッ.チは思った。そうだ、こちらだって楽ではない。
彼を組み伏せて思うさま突き上げ、声が嗄れるほど鳴かせてやりたいという衝動を抑えて、彼の奉仕を
受けていなくてはならないのだから。

 やがてベ.ニ.ーは息を乱して唇をもぎ離し、ダ.ッ.チの顔中に小さな口づけを降らせだした。
伸びかけのひげにちくちく刺されて、ダ.ッ.チは低く笑い声を上げた。
「やめろ、くすぐってえ」
「ひげがあるのはお互いさまだろ?」
「俺のはちゃんと形を整えてるんだ。お前の不精ひげと一緒にしないでもらいたいね」
 ベ.ニ.ーは鼻の頭に噛みつくことでそれに応え、また唇へのキスに戻る。
 一向に焦る様子のないベ.ニ.ーに、取引は忘れて行為に専念することにしたのだろうかと、
ダ.ッ.チが思い始めた頃。
 ベ.ニ.ーの手が腿を這って、やんわりとダ.ッ.チをとらえた。
 だがもうさして時間は残っていない。セットしておいたアラームが鳴るまで、せいぜい彼の努力を
楽しませてもらおうと、ダ.ッ.チは力を抜いてベ.ニ.ーに任せた。――ところが。
「……ダ.ッ.チ、今まで、あんまりご披露する機会がなかったんだけどね」
 伸び上がったベ.ニ.ーが耳たぶを食み、声と息ががさがさと吹き込まれる。
「俺の手が器用なのは、キーボードを操るときだけじゃないんだ、シュガー」
 視線を合わせてにっこりと微笑み、ベ.ニ.ーはダ.ッ.チを握り直した。

「――日付が変わるまでは他の奴に売らないでくれって言ってあるんだ。ひと休みしたら取りに
行こう。今日はあんたが車出してくれよ」
 ご機嫌のベ.ニ.ーに、ダ.ッ.チは憮然たる面持ちでうなずいた。
 アラームは鳴る前に解除された。ベ.ニ.ーによってだ。彼は時間内に条件をクリアして、
新型レーダー購入の約束を取りつけたのだ。
 たしかに起こったことなのに、ダ.ッ.チはどこか信じられないような、マジックでも使われたような
気分だった。だがなんのトリックもない。彼の指先ときたら、まったく素晴らしかった。
「……仰せのままに。――ただし、この映画が終わったらだ」

「映画?」
 初めて気がついたように、ベ.ニ.ーがテレビを振り返った。
「最中にもずっと見てたのか? あんたって奴は」
「見てねえよ」
「途中からで楽しいかい?」
「前にも見たことがある。わりと好きな映画なんだ」
 小さな画面の中では、主人公の青年が、マフィアの幹部らしい男から葉巻を受け取っていた。
これでファミリーの一員となったのだ。
「じゃあ最初からちゃんと見ればよかったじゃないか」
「前半にはあの若造のガキの頃が何度も回想シーンで入る。奴の親友はおいぼれのレトリーバーで、
そいつはチンピラにからまれたガキをかばって殺される」
 それが少年を力へと駆り立てる大きな動機になるのだ。
「――見たくなかったのは、犬が死ぬところ? それとも幸せだった頃の男の子?」
 ベ.ニ.ーの穏やかな声に、ダ.ッ.チは返事をしなかった。自分でもわからないことだったから。
「この時間設定はなんだろうと思ってたんだ。41分から先は、彼はどうなるんだい?」
「組織のトップを目指して、ひたすら走るのさ。歴戦の弁護士並みの計算高さと、キツイのを一発
キメたヤク中みたいな、いかれた度胸でな」
 自分の昇る高みの先に、清潔なベッドでの死など望み得ないことを知っていて。
「……そうかい」
 ベ.ニ.ーは、よいしょ、と言いながら体をずらし、ダ.ッ.チの胸に背中を預けて寝そべった。
「じゃあ僕も一緒に鑑賞するとしようか。40分間の暇つぶしも終わったことだしね」
 皮肉かと思えば、そうでもなかったらしい。彼はもう画面に集中している。
 片腕でベ.ニ.ーを抱きながら、ダ.ッ.チも肘枕でテレビを見た。次第に激しさを増す銃撃戦の
シーンを、ラヴェルのボレロが華やかに彩っていた。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 実は自分も萌えてるよって姐さんは
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) ブラクラスレで思う存分語るといいよ
 | |                | |       ◇⊂    ) __  
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
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  アニメは声も色っぽくて、一気にこの2人の妄想が燃え上がりました
  そんな方が他にもいたらいいなあ


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