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電波共白髪・弐

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ ) 頭のネジが 翔んだカップル 

今日は本屋で健康雑誌を買った

「おかえり、攻」
「ただいま、受。何を食べているんだ?」
「ヨーグルトだよ。体にいいから」
「ヨーグルト?」
「僕は攻より長生きしなくちゃいけないからね」
攻はそんな僕を見て勝ち誇ったような顔をした。
「何がおかしいんだい?」
「ふふん、俺は今日スポーツジムの入会を済ませてきた」
適度な運動は体にいいんだと言う。
「俺こそ、おまえより長生きしなくちゃいけないからな」
「ずるいよ攻」
「おまえだって、ずるいじゃないか」
「僕も明日、ジムに入会しに行ってくる」
「じゃあ俺も、ヨーグルト食べるようにする」
「それじゃあいこになってしまうよ」
「うん、あいこだ」

それにと、攻はテーブルの上に置いてあった雑誌を手に取った。
「こんな雑誌まで買って来て」
「それは……」
僕が口ごもっていると、攻はカバンから紙袋を出した。
「俺も同じもの買ってきたんだ」
「なんだよ、攻も抜け駆けしようとしてたんじゃないか」

それから僕達は雑誌を見ながら、それぞれ実践するものを決めた。
20代では何を食べて、運動量はどれくらいなのかと調べていく。
ベッドに入った後も、二人でこれからどうするかを話し合った。
攻は僕の体を二つ折りにして、腰を動かしながら言う。

「俺は受より健康になるからな」
「僕こそ攻より健康になるさ」

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ ) だんだん目的がズレてきた


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