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木村拓哉×唐沢寿明

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  キム/タクと唐/沢がドラマで共演したらという妄想からだモナー
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  勝手に作ったオリジナル作品だカラナ
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 前スレの続き、キム×唐だゴルァ!!
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) ※本人とはなんの関係もありません
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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やめろ。
紳士的に振る舞うな。女性にするように扱うな。
なんだその手は。近寄るな。微笑むな。
触るな。抱き寄せるな。顔を近付けるな!
だっ…やっやめろ馬鹿!!この馬鹿!!馬鹿馬鹿馬鹿
「…木むるぁああああああああああああああ!!!!!」
「るっっっさいよ朝から!!」
爽やかな朝。
白いカーテンから降り注ぐ朝日。小鳥のさえずり。
まどろみの中、カーテンを開け、こちらに微笑みかけるのは…
…今日も悪夢だ。
なんで目が覚めてもこいつがいるんだ。
それ以前になんで夢の中でもこいつがいるんだ。
「飯できてますよ。…つーかどんな夢見てその顔なんすか。」
イライラして、無言で睨み付ける。
「人が起こしに来てやってんのに夢の内容で怒られるとかわけわかんないっすよ。」
世の中には、終わらない悪夢があるのだ。
俺と木村はなんの因果か、同じ家で暮らしている。

「いつまでもブスッとしてないで早く食べちゃって下さいよ。間に合わなくなりますから。」
悔しいが、木村の飯はうまい。
一緒に暮らすようになってからは毎日作ってくれている。
レパートリーも抱負で、そこらの料理人なんか顔負けの腕前を持っている。
朝からちゃんとした飯を食えるのはまあ、幸せな事かも知れない。
諦めの悪い俺はこの頃なんとか「良い方」に目を向けるようにしている。
そうなのだ。
こいつは料理はうまいし掃除もいつの間にかしてるし洗濯物はキレイに畳まれて
次の日には俺のタンスにちゃんと仕舞ってくれているのだ。
顔は人目を引くほどの美形、スタイルも良ければ性格もいい。
気に入らない所と言ったら、こいつが男で、俺の事を好きだという所だけだ。
だがそこが唯一にして最大の…
「早く食べないと俺が食べちゃいますよ。」
なんて考え事をしてなんとか平静を保とうとしていたのに、突然耳元で囁かれ、首がすくむ。
次の瞬間にはチュッとかいう忌々しい音と共に頬に軽い衝撃が走った。
こーいーつーはー…!!!
「おまっ…朝から何やってんだ!!」
「あのねーいっつもオールバックでビシッとしてる人がパジャマ姿で前髪降りてて
 寝ぐせつけたまま居るのが悪いんでしょ?」
「ここは俺の家だ!自分の家でパジャマで居て何が悪い!」
「ここは俺の家でもあるんですよ。俺の家でそんなかわいい格好してたらこうなりますから。」
「かわ…お前はおかしい!」
「かわいいですよ?ほっぺたにチューで済んでるうちに着替えたらどうですか?遅刻しますって。」
「っ…もう50分じゃないか!」

急いで洗面台に向かう。
途中チラリと木村を見れば、自分のと俺の弁当を包んでいた。
いつも俺より先に起きて、自分の支度は完璧にして、朝飯を作り、弁当も作っている。
…弁当の内容が木村と俺とで何種類か違うのに気付いたのは最近だ。
きっと会社の人間に何か言われないように、気を遣っての事なのだろう。
俺はそれに気付くまでそんな事考えもしなかった。
悔しい事に、俺はこいつを憎めない。

「ちょっと。」
「なんだ」
バスに揺られながら、木村はなんだか機嫌が悪そうだ。
「降りてんすけど。前髪。」
「時間が無かったんだ。しょうがないだろう。だいたい誰のせいで…」
「俺のせいじゃないでしょ。ていうか」
そういうと木村はカバンの中から俺のスタイリング剤を取りだした。
なんで…
「会社に着いたら即行でトイレで整えて下さい。」
なんだかよくわからないが、俺自身も気になっていたのでまあ有り難く受け取る事にした。

木村は一つ前のバス停で降りる。
奴が言うには、俺らが一緒に会社に来てたらおかしいでしょ?だそうだ。
今日はギリギリだからそんな事しなくていいんだがな。
弁当の事といい、俺より気にしているようだ。
まあ、俺の事を好きな事が会社の人間にバレるのは困るよな。
小走りに会社に向かう木村をバスの中で見送る。
…あいつ、俺なんかのどこが好きなんだろう。聞いてみたいが、聞けるわけもない。

バスを降りると、会社の前で偶然同じ部署の女子社員に逢った。
「!!空沢さん!?…かわいいっ」
「か…」
今日、二度目だが、到底俺の形容詞に使われる事などなさそうな単語は慣れない。
そうこうしているうちに同じ部署の女子社員が次々やってきて、囲まれてしまった。
なんだかやたら褒められている気がする。…悪い気はしない。
少し幸せな気分に浸っていると、女子社員の視線が一斉に移動する。
「オハヨウ。遅刻するよー?あれ?空沢さん珍しいですね前髪。」
奴が着いたのだ。白々しいセリフと共に。
はい早く行こうね遅刻遅刻ぅと言いながら笑顔で女子社員をけしかける。
女子社員達はキャッキャと嬉しそうにエレベータに乗っていった。
俺も乗ろうとしたら、
「空沢さんっ俺達はあーと。ブーって鳴っちゃいますから。じゃ、みんなまた後でねー」
見えないように腕を掴まれ身動きが取れない。木村は笑顔で女子社員達に手を振る。
結局乗れずにエレベータの扉は閉まってしまった。
「おいっまだ乗れただ…」
「何やってんすか」
俺の言葉をさえぎり、さっきまでの笑顔は完全に消し、機嫌の悪さ全開の木村がそのまま俺の腕を引きトイレへ向かう。
「離せよ。何怒ってるんだお前」
「即行トイレ行けって言ったでしょ?」
「お前なあ。こういう所は見られてもいいのか?」
一応小声で言う。
木村は、色々気にしているみたいだから。
上司の俺の腕を引っ張って怒りながらトイレに連れていく姿なんて絶対におかしいだろうが。
気を遣ってやったというのに、木村は振り向きもせず俺の腕を引っ張りトイレへ連行した。

早朝のトイレは誰も居なかった。
木村はそのまま個室へ向かう。おいおい。なんか恐いじゃないか。
木村が個室へ入り、俺の腕を引っ張る。抵抗したが、強い力で引っ張られて引きずり込まれてしまった。
俺が入ると木村はすかさず鍵を掛けた。おいおい。
両腕に掴み直されドアに押しつけられる。
すごんだ表情のまま木村は顔を近付け小声で凄んできた。
「あなたは自分の事をわかっていない」
なんだか知らないがやたらな気迫に言葉がでない。くそ。なんなんだこいつ。
「俺は、世界中の人間にあんたが好きだと言ってやりたいんですよ。」
本当に馬鹿だな。だいいちそんな事したら、お前…いいのか?
ていうかお前これは近いだろう。腕も痛いし、この俺に何をするんだよ。
機嫌の悪い顔を作って見せたが、木村はひるまないどころか、さらに近付いてきた。
「あんたは俺のモノだと言ってやりたいんですよ。」
お前のモノじゃないだろうが。
全っ然お前のモノじゃないだろうが。勝手な事言うな。離せ。どけ。遅刻する。
「他の誰が手を出すことも許さないって、言ってやりたいんですよ。」
誰も手なんか出さんと言っているだろうが。
お前だけなんだよ40過ぎの×一男が好きだなんていう酔狂な奴は。
「あなたは鈍いから。それを利用したいけど。だけどあなたの人生の邪魔はしたくないんですよ。」
言っている意味がわからない。
充分邪魔してると思うんだがな。
「俺は男ですから。」
わからない。
俺は今お前が言っている事の意味が何もわかってないんだ。
なのに、怒っていた顔の木村が、徐々に悲しい顔になる。

「何言ってるんだお前は」
「俺はあなたが好きだけど、男ですから。」
よくわからないが、木村は傷付いたような顔になっている。
そんな事今更なんだっていうんだ。初めからわかっていた事じゃないか。
男だから。
俺にしてみればあんだけ好き勝手やっといて邪魔したくないなんてよく言うと思うんだがな。
腹が立つ。
腹が立つんだよお前は。
なんでそう、わけもなく俺の中に入ってこようとするんだお前は。
俺はお前が言っている事も、そんな顔する意味も、何もわからない。
何もわかっていないというのに。
なのに、なんだかお前が悲しい顔をするのは嫌だって思ってるんだよ。
ふざけるな。お前何したんだ俺に。
こんな時俺は何すればいいんだよ。
そんな顔するお前に何すればいいんだよ。
「…お前が男だなんて俺は最初から知ってるんだよ」
木村が不思議な顔になる。俺も何言ってるかわからないんだよ。意味もわからない。
だがな。
なんだか知らないが、とりあえず、目の前の木村にしがみつくしかないと、思ってしまった。
そしてなんだかやけになり、木村の肩に額を付けた。
木村の身体が硬直する。
しかし次の瞬間、
すごい力で抱きしめられた。
ああ、やっちゃった。そんな言葉が脳裏をよぎる。

「勘違いするな!」
わけもわからず、とりあえずそれだけは言わないといけない気がした。
「いや、しますよ。あなたがいけないんですよ。」
俺は何か、とんでもない事をしたんじゃないかという気がする。
だが、ようやく俺を離した時の木村の顔が笑顔だったから、まあいいとするか…

その後キスされたのは全然よくないけどな。

「あれー?空沢さん前髪あがってる~!降りてた方がかわいいのにー!」
奴にかわいいと言われると腹が立つが、女子社員に言われるのはなかなかいい気分だ。
だが。
「俺は空沢さんはビシッとしてる方がかっこいいと思いますよ」
この男が何故か怒るんでな。
「いつかイメチェンしたら下ろすよ。その時はピンクのネクタイでもするとしようかな。」
女子社員からかわいい~~~という声が上がる。実に気分がいい。
木村の顔が引きつる。実に気分がいい。

そう、この時の俺はまだ、自分がした事の重大さには気付いていなかったんだよな…。

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 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) ありがとうございましたカラナ
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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