触手くん
更新日: 2011-04-30 (土) 10:56:55
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ ) オリジナル。 ほのぼの触手ネタです。
「ただいまー」
僕はそう言って家のドアを開けた。
居間の床に置いた大きめのクッションの上には、少しくすんだベージュ色の
ぶにゃぶにゃした塊が乗っかっている。
僕の帰宅に気付いたその塊は、クッションの上からぼよんと回転するように床に落ちて、
転がるような、這って来るような、とにかく塊なりの最高速度で足元に寄ってきた。
「ただいま、良い子にしていた?」
そう言って僕は塊を撫でる。
塊はプルプルと震えて、僕が手を置いた周囲から鉛筆ほどの太さの触手をいくつも伸ばすと、
手の甲をトントンと叩いた。
体色もベージュ色から赤みを帯びて、サーモンピンクになっている。
嬉しい時の塊の反応だ。
そのまま放っておくと、いつまでも飽きずに叩き続けるので適当な所で手を離す。
触手は名残惜しそうに縋ったが、すぐに諦めて引っ込んだ。
「暖かくなってきて良かったね。おまえ寒がりだから」
その言葉に反応して塊はくいっと体を持ち上げて返事をした。
こいつとの出会いは一年近く前になる。
その頃僕は大学一年で、親元から離れて初めての一人暮らしを満喫していた。
仕送りと、バイトで金銭的には問題ない。
とはいっても僕の通っている大学は、いわゆるお坊ちゃん大学で
彼らから見たら、車やブランド物ひとつ持っていない僕は、場違いに見えているだろう。
もっと良いところに行けるのにと担任は言っていたが、どうしても講義を受けたい教授がこの大学にいて、
奨学制度と、残りの学費は出世払いをするからと言って親を説き伏せ、通う事を許してもらった。
住居は大学からは少し遠いけれど、郊外の一軒家を借りている。
何でそんな所をと親は呆れたが、築年数が経っていて便の良いところに部屋を借りるより安い事と、
壁一枚向こうには他人がいる不自由さが嫌だったからだ。
なによりここは静かだ。
隣家まで数分の距離。隣が多少うるさくても我慢できるし。
小さな家だけど、とても居心地がいい。
学校にも慣れてきた6月の事だった。
その日は午後の授業が休講でバイトもなかったから、早めに帰って家でのんびりしようと思った。
家の近くは緑が多い。ケヤキや桜、柳、ブナ、楠木。他にもいろいろ。
今は他所の家のアジサイが盛りで、青紫やピンクの花をこんもりと重たそうにつけている。
梅雨に入ってカエルの鳴き声が良く聞こえた。
あと少しするとこれが蝉の大合唱にかわるだろう。
そうやって家へと帰る道を歩いていると、前方にいつも見る大きな桜の木が見えてきた。
桜の木はかなり樹齢を重ねたものみたいで、その家の塀から太い幹が半分飛び出たように生えている。
幹には洞が開いていて、ネコくらいなら入れそうな大きさだ。
僕はその桜の木が好きだった。
時々マナーの悪い人がその洞にゴミを入れていくことがあるから、
そのたびに僕はそれを取り除いて捨てた。
だからその時も、誰かがゴミを捨てたんじゃないかと思ったんだ。
それはなにか茶色い、シイタケとかが乾燥してシワシワになったようなものだった。
大きさは握りこぶしくらい。
触ると中はまだ水分がありそうだけど、表面はかさかさになっている。
僕はおそるそる指でつついてみた。
見た目より弾力がある。ぎゅっと押してみるとへこんで、またふにゃ~っと戻ってくる。
暫く考えて一度家に戻った後、ビニール袋と裏庭にあったシャベルを持って、僕はその塊を持ち帰った。
持ち帰った塊には乾いた泥がついていたのでちょっと洗ってみた。
こぶしくらいのがさがさしていた塊が水を吸って少し柔らかくなったように見える。
……ふやけた?
僕が驚いてじっと見ていると塊はモゾッと動いた。
生き物…なんだろうか。多分そうなんだろう…な。
僕はその塊を再びシャベルですくうと、庭に捨ててあった古い水槽の中に入れた。
餌は分からないので、とりあえず水を一緒に入れておく。
変な生き物じゃなければいいな…。
翌日僕は大学の図書館で、きのう拾った変な生き物の事を調べてみた。
「……粘菌の一種なのかな?」
いちばん似ているなと思ったのはそれだ。
とりあえず粘菌だとしたら水分と温度があればいいかな。
土とか朽木も入れたほうがいいのだろうか。
場所は家の北側の軒下においているから大丈夫だろう。
僕は塊を暫く育ててみようと思った。
その塊を拾ってから数日が経った。
相変わらずそれは水槽の中で時々動くくらいだけど、
僕が入れている水を吸収して最初の頃より一回り大きくなっている。
色も薄くなってきて、なんだか薄茶色の水饅頭みたいになった。
そんなある日目が覚めると。
「え、雨!」
夜のうちに降り出したらしい。窓の外は薄暗く、かなり激しく降っているようだ。
僕は慌てて外に出してある水槽を見に行った。
「うわ、水没してるよ」
水槽の中は雨水で満たされ、塊はその中にぷっかりと浮かんでいる。
水を吸いすぎたせいかすっかりふやけて、ベージュ色の柔らかいゼラチンみたいになっていた。
「あ~あ、死んじゃったかなあ」
水槽の水をあけて暫く様子を見てみる。そのとき、
「あれ、まだ生きている」
塊はにゅっと上に伸びて、ぺちょんと元に戻った。
「どうしよう、ふやけているみたいだし、日に当てて乾燥させた方が…」
その言葉に反応したように、塊は再び体を上に伸ばすと、いやいやをするように左右に揺れた。
「………」
いや、今のは気のせいだろう。でも……。
「………乾かそうかな」
再び塊はいやいやをする。
「……言葉…わかるの?」
僕は塊に話しかけてみた。
普段だったらこんな事はしないだろう。
一人だったのと、目の前で起きた信じられない出来事のせいだ。
塊はさっきよりぐいっと体全体を伸ばしてくる。
そのまま暫くプルプルと震えながら立って(?)いたけど、力尽きたようにくたっと倒れてしまった。
「なんか…変なの」
宇宙生物かなとも思ったけど、なんだか弱そうだ。
そんな調子で僕とこの変な生き物の同居がはじまった。
塊は僕の言葉を理解しているようで、普段は大人しくしている。
ゲームのスライムみたいだなと思い、はぐれメタルの名前から取って「グレさん」と命名してみた。
夕飯と風呂を終えて、僕はリビングの床に直に座って本を読んでいた。
グレさんは僕の周りをうろうろしたり、僕の足に腕を伸ばして絡みついたりしている。
「なに、グレさん。いま本読んでいるからだめだよ」
僕は本から顔を上げずにそういった。甘やかしすぎはよくない。
グレさんは腕を引っ込めて20分位は大人しくしていたけど、再び僕の足に腕を巻きつけてきた。
「こら、駄目だっていったろ」
だけどグレさんは我慢の限界に達していたらしく、僕の言葉を無視して腕を伸ばした。
スウェットのすそから細い触手を伸ばし、そろそろと這い上がってくる。
「ちょ…!駄目だって!」
そんな言葉に構わずグレさんは触手の本数を増やして内腿を撫で回し、下着の中に入ってこようとした。
僕は本を投げ出して慌てて股間を押さえると、行き場をなくした触手が足の付け根を這い回り刺激する。
「なんでそう我慢がきかないんだよ、もう!」
別の太い腕が伸びてきて僕の手を外した。どうしよう、このままじゃ。
「あ…っ」
手が離れたとたん細い触手は下着の中にすべり込み僕の性器に絡みつく。
別の腕がスウェットをずり下げ、そこからも触手は侵入してきた。
「ん…んっ…あっ」
すそから入ってきた触手はいったん戻り、別の腕を伸ばして脱がされた腰を撫で回す。
ひざまで下ろされたスウェットを触手はさらに引っ張り、僕の片足を抜いた。
「あ!…駄目っ!……あ…」
足に絡んだ触手に、強引に足を大きく開かれた。
グレさんには目がないけど、それでもこんな恥ずかしい格好をさせられている事に顔が熱くなる。
こいつ、最初のうちは小さくて、力も弱かったくせに!
僕とこういう事をするようになってから、グレさんは大きく、力も強くなっていった。
グレさんは興奮しているようで、色がどんどん赤みを帯びていく。こうなるともう止まらないだろう。
それにもう…、グレさんの這い回る感触で僕も勃ち上がってしまって。
僕は諦めて、グレさんとの遊び兼食事に付き合うことにした。
「ん…うっ……あ、いい…」
様々な太さの触手が僕の体を這い回る。
服の中にもぐりこんだ触手は乳首を探り当てて、先端をこねるように押し付けて刺激してきた。
触手の表面に細かいイボ状の突起が浮かび出てきて、それに感じてしまう。
「…ああ、もう…っ」
僕の足の間をひときわ太い触手が這い回っている。
それは足の付け根やペニス、袋を擦り、僕のお尻の穴をつつきはじめて、
その感触に僕は体を震わせた。
触手は体全体から滑る体液をにじませて体中をぬらぬらと濡らしていき、僕の皮膚は敏感になっていく。
胸を這っていた触手の一本が口元に伸びてきた。
それは目の前でみるみる太くなり、先端の形が変わる。
側面から小豆粒ほどの沢山のイボとシワができ、先端の途中が少しくびれてきた。
興奮のため赤黒くなったその触手の形は、まるで勃起した男性器のようだ。
「…ん…む」
口いっぱいに入れられたそれに、舌を這わせていく。
足元を這っていたもう一本も同様の形に変化していて、先端を少しずつ入れたり出したりしながら、
お尻の穴を広げようとして動いていた。
しつこく何度も擦られた穴の周りは、粘液でぬるぬるしていて、
押し付けられる刺激にヒクついているのが自分でも分かった。
「んー、んんっ…ん……」
口に触手を押し込まれているせいで喋る事が出来ない。
ああ…もう、早く…。
いじられて溶けた場所に太い触手が潜り込んでくる。
体をのけ反らしながら、僕は穴を犯されるその感触を貪った。
「っふ…ん、ん!」
中に入った触手の突起で内壁を擦りあげられ、蠕動するようにうねり、かき回される快感に頭がしびれる。
いい、気持ちいい…。もっと奥までぐちゃぐちゃにして欲しい。
僕は夢中で腰を動かしながら、口の中のものをしゃぶり続けた。
床に転がり、まるで赤ん坊がおしめを換えられるようなポーズを取らされながら、
僕はグレさんの触手に犯され続ける。
もしいま誰かが来て、この光景を見られてしまったら……。
口に挿入されていた触手が引き抜かれ、そのまま顔にこすり付けられた。
「グレさん…もっと、下の方のを、硬く…して。…それから、…あ、奥に強く…っ」
僕はあられもない、いやらしい要求を口にして喘ぐ。
もっととねだる僕の言葉に、中で蠢いているグレさんの触手が硬度を増して、更に奥を突きあげはじめた。
「ひ…!あっ…あ、いいっ!すごい……くふ…っ」
お尻に挿入された触手の先のイボが大きくなり、それが更に僕の肉壁をうねうねと擦っていく。
抽送が早まったと思うと、ねっとりと緩慢なうねりにしてみたり、
僕がいきそうになると、グレさんはその度に意地悪く動きを変える。
張り詰めたペニスはもう我慢できない状態になっていていたけど、
その根元には細い触手が巻きつき精液がこぼれないようにされていた。
「ァ…は……お願い…、一回、出させて……っ!」
懇願をするけど僕の中の触手の動きは止まらない。
「2回でも…、さ…3回でもつきあうから…っ!いま出したい……んっ!」
根元を押さえている触手が伸びて、鈴口をチロチロといじり始める。
腰がビクンと跳ね上がって一際大きな声が口から出た。外に聞こえたかもしれない。
触手が指ほどの太さに変わり、茎や先端を擦るのと同時に、尻を激しく突き上げられた。
「………!…んっ!!」
触手を銜え込んだ穴が収縮を繰り返し、僕は体を震わせながら断続的に精液を吐き出した。
ぶるっと体が震えて力が抜ける。
「う…ふう……」
陶然となりながらも、僕のそこはまだ触手を銜えたまま緩く動いていた。
グレさんは達した僕の体を起こして、今度は四つんばいのポーズをとらせる。
中に入ったままの触手は少し細くなり、そのままゆっくりと出し入れを始めた。
「あ…あ、まだ…ちょっと待っ…て、……はっ」
いったばかりの体は敏感になっていて、触るだけの緩い愛撫でも気が狂いそうになる。
快感でとがった乳首を舐めるように触手が動いて、その他にも体中を細い触手たちが這い回っている。
「2回でもって…言ったけど、少しは…休ませてよ……あ…」
穴の中の触手がまた太く、硬く変化してきた。
ペニスに絡み付いていた触手は、糸のように細くなって僕の尿道に侵入してくる。
その強烈な刺激に腰を高く突き出しながら、すすり泣くような声を上げてしまう。
実際泣いていた。涙がこぼれて、口からはだらしなく涎をたらしながら、与えられる快楽に僕は溺れていた。
「く…ふっ……ん、あっ、あ、ぁ…」
体中を滑る触手に絡めとられながら、僕はまるで盛りのついた犬みたいに腰を振り続けた。
「結局おまえ、3回も…」
本日2度目の湯船に浸かりながら僕はグレさんに向かって言う。
グレさんはたらいの中にすっぽり収まって、触手を出したり引っ込めたりしていた。
お湯に浸かっているのと満腹のせいで、ツヤツヤでサーモンピンク色になっている。ご機嫌だ。
グレさんが細い腕を伸ばして、湯船から出ている僕の腕を取って撫で始めた。
「もう3回やったから駄目。言う事きかないとシャンプーかけるよ」
その言葉にグレさんは慌てて触手を引っ込めて縮こまった。
「はあ…、女の子ともまだなのに…。こんなんなっちゃって、どうすんだよ自分」
グレさんは再び腕を伸ばして、僕の手をトントンとたたいて体をぶんぶんと振りまくる。
まるで、大丈夫、まかせてって言っているみたいだ。
「……彼女が出来るまで…責任取れ、ばか」
そう言って僕はグレさんの手を握った。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ ) バター犬ならぬバター触手だなこりゃ
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