ホーム > 15-256

アンフェア 三上×安藤

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  不公平。案道がマキムラに撃たれた後。検視官×undo
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|   勢い余って時間設定でっちあげなのはお目こぼしプリーズ
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 「カヲルちゃん、案道よろしく。私は署へ戻る。」
 「了解。さすがの行平もコイツは抱えられないかー」
 「馬鹿言ってないで、何かあったら頼むわよ。」

 深夜。手術後、麻酔から覚めたばかりの案道を病院の通用口から
目立たない車に乗せ、マンションに着くとまだ歩けない案道を
抱きかかえて行平の部屋へ向かった(特殊任務だ)。
 抱きかかえられている間、朦朧としつつも「なんか、すみません」
を連発していた案道だったが、ベッドに寝かせてやるとさすがにすぐ
眠ってしまった。
 『行平、おつかれ』
 到着と案道の無事を報せる意味合いのメールを行平に打ち、俺も
ソファでひと眠りすることにした。

 明け方。
俺の後方からうなされた声がする。
 「どしたー、案道君」
 ベッドに近づくと、案道がひどくうなされていた。
 「…!」
 「おい、大丈夫か?おい、案道!」
ーー銃創は麻酔が切れたあとが一番キツいからな。
 「おーい、案道ー!」
 案道の頬を軽く叩いて起こしてやる。
一瞬、目の前にいるのが俺とわからなかったようだ。
呆然とした表情。潤んだ瞳。額には汗が浮かび、顔色は蒼白だ。
 「ゆっ…!え…?
 ……見紙さん…?」
 「大丈夫か?傷が痛むか?鎮痛剤を飲んだ方がいいな。あと着替えも」
 そう言いながら上半身を起こしてやる。汗に濡れた背中がひどく熱い。
 「…いえ…傷も痛いんですけど…
 ていうかちょっと悲しい夢見ちゃっ…て…」
 言い終わらないうちに、案道の目からボロボロと涙が溢れ出した。
 「す…みませ…っ」
 「いいよ気にするなよ。…なんなら独りにした方がいいか?」
 死にかけたとはいえいきなり泣き出した案道にも驚いたが、それよりも
唇を噛み締めて嗚咽するその細い首筋や、薄い肩が震える様がひどく痛々しく、
いや、もっと何か悲痛な雰囲気すら帯びて、俺は当惑しながらも思わず、
言葉とは裏腹に案道の体をひきよせ頭をポンポンと叩いた。
 体を包む熱と汗と消毒薬の匂い、と血の匂いがする。案道はされるがままに
俺の肩ですすり泣いていた。

 「…いや…独りになる…とちょっと眠れそうにないんで…
 …いてもらえると助かります…」
 ひとしきり泣いた後、俺を見上げたその顔があまりに不憫に見えた。
つい俺は案道に口付けた。
 「……ん」
 案道は最初抵抗もせずただ受け入れていたが、状況を把握したのか身を固くした
のが伝わってきた。我に返り、唇を解放してやると案道は俺をぽかんと見つめた後、
うつむき加減で目線をさまよわせた。
 「……あの見紙さん」
 「泣き止んだな」
 「は?」
 案道が俺をまっすぐ見返す。
 「ん、よし。お前を早く回復させるのも俺の特殊任務だ。まずは薬と着替えだ。
そのままじゃ風邪ひく」
 そんなに泣いてちゃ俺の任務に支障が出るだろう、と適当に言い訳し、狐に
つままれた風の案道を無視して点滴を外すと、はいバンザーイと両手を挙げさせ
濡れたシャツをそっと脱がしてやる。
 (…見事に接射創だな)
 ガーゼを替えつつ、ついそんな分析をしてしまう。
 ドリンクタイプのゼリーをひと口飲ませてから、鎮痛剤と化膿止め、
胃薬を手渡す。ミネラルウォーターを渡してやると、傷が痛むのか案道は
こわごわ首をそらせながら錠剤を嚥下しようと、汗に濡れた喉笛をごくりと
鳴らした。

 「お前、ほんと軽いよな」
 着替えとタオルを渡しながら言うと、案道は訝し気に俺を見た。
 「え?」
 「さっきお前を抱えた時にさ。細すぎ軽すぎ。ほんとに肉とか食わないと
 傷も治りが遅いぞー。はい着せるぞバンザーイ。」
 ああ、と案道が苦笑しながら両手を挙げる。その顔はいつもの案道だ。
少しほっとして、服を着せながら俺は続けた。
 「にしても、夢ん中でまで行平呼んでたぞ?お前」
 「え?」
 「さっき、『行平』って言おうとしてたんじゃないか?目ぇ覚めた時」
 「……いえ、違いますよ」
 案道の顔が固まったのに気づかず、俺は点滴を準備しながらからかい
半分に続けた。

 「ある意味愛だな、夢で~会いましょ~、かあ」
 「あのすいません、今ちょっと思い出すとキツイんで…」 
 案道の声がくぐもる。しまった。
 「ああ、悪かった。すまん」
 慌てて顔を見ると、横を向いた案道の目がみるみる潤んでいく。
 「す、みません、僕今ちょっとやたら過敏に…混乱してて…ごめんなさい」
 そう言いながら手で口許を覆い、静かに涙をこらえる姿が、妙に健気にすら見えた。
一体、何の夢を?何をそんなに耐えているんだ?
 「いや、悪かった。もう休め」
 脳裏に浮かんだ疑問を飲み込み、俺は案道の体をそっと横たえてやった。
 「…眠れそうか?案道」
 案道の顔を上から覗き込み、その涙を指で拭いながら聞く。
 「…頑張ります」
 頑張るってなんだよ、よし目が覚めたらハンバーグ作ってやるからそれ
頑張って食え、と茶化すと、案道は涙をこぼしながら少し笑った。
 「あの、泣いてた事、行平さんには…」
 「わかったよ、言わないから」
 ありがとうございます、と案道がつぶやく。そうして頭を撫でてやっているうち、
薬が効いてきたのか案道はすうっと眠りに落ちていった。
 その子供のような寝顔を暫く見つめながら、俺は案道の涙の訳をぐるぐると考えていた。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 何この無理矢理なキッス
 | |                | |     ピッ   (・∀・;)
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

皆様予想通りの結末だーのーに何デスカこの自分の想定外の喪失感。バカバカ。

  • 萌えた……! -- さいら? 2011-05-13 (金) 22:32:33

このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP