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世界一の弟と、その兄

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  古火田最後第二話パラレルワールドだモナ。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  市×無効のつもりだがエロ要素は全く無い、らしいね。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧  テカテカ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |

『やったよ、兄貴』
無効島が住んでいるアパートの電話が鳴り、それを取った彼の耳朶を弟の言葉が叩いた。
開口一番、興奮しているのであろう弾んだその声は、無効島の胸を暖かくさせる。
「ああ。見てたよ」
よくやったなあと続ける彼の表情は、どことなく沈んでいた。
暗い部屋。
『世界一だ』
分かっている。幼い時分から誰よりも負けず嫌いな弟の、記者会見での笑顔が脳裏に蘇る。
思い描いた真っ直ぐな笑顔が無効島の心をぢくりと突き刺した。
『兄貴? どうしたんだよ、あんまり嬉しそうじゃないな』
「そんな事はないよ。嬉しすぎて言葉が出てこないんだ」
急にトーンを落として言った弟の問いに、無効島は苦笑を交えて誤魔化す。よくもそんな台詞が出てくるものだ。
『……そうか。なら、いいけど』
弟は無理矢理自分を納得させたらしい。そんな弟の疑問を払拭させるように、無効島は殊更に明るく笑った。
「お前は、俺の誇りだ」
『何言ってんのさ。そんな事ないって』
二人して同時に吹き出して、他愛のない会話を繰り返す。
最後にいつも通り、何かあったら俺に知らせなよと言った弟の声に、ああ、と返事をして電話を切る。
もうそろそろ時間だ。無効島は見えるはずのない時計を見上げてそう思った。
金の入った封筒と、白いカプセルの入った小瓶を握り締める。
一旦は置いた受話器をもう一度、掴みたい衝動に駆られた。助けてくれと叫びたい。だがそれは出来ない。
「……一浪。お前だけは、俺が守るよ」
その呟きは、無効島の心の奥底に沈んだ澱の様な真っ暗な部屋に、暫らく響いて消えた。

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 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 世界杯おめでとう、市。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) この後、無効島がどうなってしまうのかはご想像にお任せします。
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

早く届かないかな、寅&辰のDVDボックス。

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