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うえきの法則 犬丸×佐野

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                    | うえきの犬丸×佐野だよ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 写真をテーマにした話だからな 
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ハツトウカダゾ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「へぇ~ワンコって写真写りいいんやな。」
「小林さんが勝手に撮ったんですけど・・・・よかったら佐野君にあげますよ。」
「わーい」

夜、佐野家にて。
「・・・・」
犬丸の写真とにらめっこしている佐野。
「・・・あかん。」
・・・・何が?
「ギャグっぽくあらへん!」
そこかよ。

関西人の佐野清一郎君、ただの写真じゃ納得がいかないようで。

「もうちっと何かないとなあ・・・・・あ。」
何を思いついたのか、佐野は黒の油性ペンで犬丸の写真に文字を書き出す。
「できたー!」
佐野は不敵な笑みを浮かべ、その日の夜は過ぎていった。

―――数日後。

神様の仕事が休みのため、植木達が住む世界で散歩をしていた犬丸。
「犬のおっちゃーん。」
「あ・・・・植木君。お久しぶりです。」
「あれー?植木。」
植木や佐野とともに戦った仲間、森あいが後ろからかけてくる。
「おお、森。犬のおっちゃんに会った。」
「お久しぶりですね。」
「こんにちはー。鈴子ちゃんもいるよ。」
「犬丸さん!お元気そうでなによりですわ。」
「そうだ。なぁ、犬のおっちゃん。」
「はい?」
「昨日、佐野からこんなん送られてきたんだけど。」
「え?」
植木はポケットから薄い青色の封筒を取り出す。
犬丸に封筒を渡し、中身見てみろよ、と植木に促され、犬丸は封筒の中身を取り出す。
「・・・・写真?」
―――どこかで見覚えがある写真だ。
犬丸は裏返っていた写真を表に返してみた。
「―――!こっ、これは・・・・」

その写真は先日佐野にあげた自分の写真。
そこには“天界のスーパーアイドル”と油性ペンで書かれていた。
「“天界のスーパーアイドル”だって・・・」
「たしかに犬丸さんはそれなりにアイドルみたいですわ・・・・」
「すげーよな犬のおっちゃん!」
森は少々呆れ、鈴子は犬丸をじっと見て、植木は「すげー!」と犬丸に憧れる始末。
そして当の本人は、
「佐野くーーーん!もしもあったらお説教ですからね!」
相当怒り狂っていた。

天界にもどり、佐野の写真と油性ペンを用意する犬丸。
「こうなったら仕返しです!」
写真だけで仕返しとはかなり大人気ない。
「・・・・でも・・・なんて書けばいいのかな・・・・」
自分の写真みたいに書いてもまたやられるだけだろう。
「うーん・・・・」
しばらく悩み、
「そーだ!」

―――翌日。

佐野が銭湯帰りの道を歩いていると
「佐野~」
「おお、植木!どないした?」
「犬のおっちゃんが昨日家に来てさ、佐野に渡してくれって、これ置いてったぞ。」
「ワンコが?」
そう言われ、佐野は植木に薄緑の封筒を渡される。
「じゃあ俺、買い物途中だから。じゃあな。」
「おっ、おお。」
植木は少し遠くのスーパーへ駆け出していった。
「なんやろ?」
封筒の中身は自分の写真。
「・・・これが何・・・」
よく見てみると、

“佐野君は僕のものです by犬丸”
―――そう、油性ペンで書いてあった。

佐野は熱い温泉に入ったときのように真っ赤になり、
「―――ワンコのどアホ・・・」
その場にしゃがみ込んだ。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 小さい頃によく写真に落書きしてたなぁ。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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お粗末さまでした。


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