木村拓哉×唐沢寿明
更新日: 2011-04-30 (土) 10:26:38
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| キム/タクと唐/沢がドラマで共演したらという妄想からだモナー
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 勝手に作ったオリジナル作品だカラナ
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ キム×唐だゴルァ!!
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) ※本人とはなんの関係もありません
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「お…前かよ!」
「空沢さんだったんすか!…やった」
そう言って木村は小さくガッツポーズをしやがった。
…冗談じゃない!
俺、空沢は去年10年連れ添った妻と別れた。
妻の居なくなったこの部屋はあまりにも広く、年甲斐もなく寂しさを覚えた。
と、共働きしていた事でもっていた経済面での事もあり、部屋をシェアする事にしたのだ。
若者でもあるまいし、シェアなどというのを決めるのには結構勇気が要ったんだ。
募集広告を雑誌に載せ、離婚までの鬱々とした日々に別れを告げ、
なんだか新しい生活が、人生が、始まるような気分で居たというのに。
やってきたのはなんと、同じ会社の後輩、木村だったのだ。
「あ、言っときますけど、知りませんでしたからね。ここがあなたの家だって事。」
正直、がっかりした。
というのも…この木村という男は、なんというか、不思議な奴で…
俺とは10歳も離れている。新人の頃俺の下に配属され、仕事を教えたのも俺、厳しくしたのも俺、
辞めろと言った事もあった。
だが木村は泣き言も言わずついてきてついには新しい部署を立ち上げるまでになった。
最近じゃ若い女子社員の間では相当人気のある仕事の出来る男だ。
もともとその整った顔立ちは新人の頃から目立っていた。
そんな男が30過ぎても結婚しないのは不思議だったが、まあ仕事が趣味なのだろうと思っていた。
が、先日謎は解けた。
その出来る男に真剣な顔で告白されたのが、40過ぎのくたびれた×一男…なんて事があったせいだ。
「無理ですよ。もう前のマンション引き払っちゃいましたから。」
40過ぎの男が「身の危険を感じる」だなんて言いたくない。
言いたくはないが、言いたくはないが感じるものはしょうがない。
すでにこの男は告白したその日にこともあろうにキスしてきやがった。
この整った顔に真剣に見つめられ、愛を告白され、そんな雰囲気の中顔を近付けられてみろ。
情けない話だが、殴れもしなかった…。悔しい。
なんでこの俺が、男に、10歳も年下の会社の後輩にっ流されなきゃならんのだっ!!
俺は×一だぞ!女性と結婚していた男だぞ!
なんでこ・の・お・れ・がっ!!!
「まあそういう事なんで。今日からよろしくお願いします。」
勝手にあがるな。
いや、こいつの家でもある事になってしまうわけだが。
なんでこんな事になったんだ?
「あー…卑怯な事はしないんで。安心して下さい」
卑怯な事ってなんだっ!!!
俺はしばらく玄関から動けなかった。
が、奴は「この部屋ですかー?」とか言いながらさっさと持ってきた荷物を片付けていた。
「いつまでむすっとしてるんですか。もう諦めて下さいよ。しょうがないでしょ?わざとじゃないんだから。」
連絡の取り合いを、メールにしたのが間違いだった。
名字だけにしたのが間違いだった。木村なんてよくある名前だ。
「空沢は珍しいだろうが。他にも数件載ってただろうが!」
「だからあなただとは思わなかったけど名前に運命感じちゃったんだからしょうがないでしょ!
…ちょうど探してた時にこの名前があったら普通そこに決めるでしょ。
…まあ正直ちょっっっとだけ期待しましたけど。でもほんとまさか空沢さんがルームメイト探すと思わないっしょ?!」
悪かったな40過ぎの×一がルームメイト探して。
ていうか運命感じたとか普通そこに決めるとか言うな!って言いたい。けど言えない。
だが何か言いたい。
なんで、なんでこんな事に。
なんでお前が。
なんで…俺の事なんか。
「~っだいたい…」
「あーあーあーあーもういいからほらはいアーン」
「ばっお前何がアーむg」
慣れ慣れしく俺の肩を抱き、口にクラッカーを詰め込んできやがった。
今日はとりあえずお祝いって事で、とかなんとか言いながら奴が作った料理だ。
なんかクラッカーの上に色々乗ってるこじゃれた女子供が好きそうな料理と、シャンパン。
途中で買い物に出掛けたわけでは無かったから、材料は最初から持ってきていたのだ。
家主が俺だからじゃない。最初から、新しい同居人とこうするつもりで。
ほんとこの男は女性の言う所のいい男なのだろう。
顔も良ければ仕事もできて、料理までできるし気も利く。
なのに。なんで。
「うまいっしょ?」
「…まあ、うまいけど!」
「…あなた奥さんと別れてからろくなもん食べてなかったみたいだから心配だったんだよ。
あーなんかちょうどいいかも。明日から俺が料理作ります。いいですよね?」
明日から。
一緒の家に帰るって事は一緒に暮らすって事だ。
明日から。なんだか妙に生々しい違和感が身体中に駆けめぐる。
ていうかいつまで肩抱いてるんだ。
ジロリと見てやれば
「…でっけぇ目…」
おどけたように降参のポーズをしてみせ、離れた。
…馬鹿が!
ああ。
俺の新しい人生の前途は、どうやら多難のようだ。
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 妄想でした。
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
このページのURL: