ホーム > 14-79

寅と鈍太続き

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  小さい寅と鈍いアフロのお話の続きだモナ。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  ヤれるのかな?結局ヤれないのかな?
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧  鈍太視点ダゴルァ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      || 

小寅の唇は、思った通りに少し硬かった。
「……ン」
角度を変えて、深く入り込もうとする舌に幾分か背中がぞわぞわと粟立つ。
そういえばこういう所には監視カメラが付き物じゃないか?
まずい。物凄くまずい。
男同士でキスしてる場面を受付のおばちゃん辺りが目撃しているんじゃあなかろうか。
綺麗なお姉ちゃんがきゃあ恥ずかしいと頬を赤く染めて指の隙間から眺めているのなら良いのに。
って何そのシチュエーション。セクシーな美女がチラ見お姉ちゃん!?エロイよ。エロ過ぎるよ。
あ、やべえ。
妄想力が強過ぎて俺の倅がお早うございますしていますどうしよう。
寝なさい。寝直して下さい。お願いしますから。上に乗っかっていらっしゃる、豪速球のハンサムバカが気付く前に。
「…っあ……」
不意に唇が離れる。
ぼんやりと上を見遣ると、小寅の目が見えた。
小寅の目は赤くなっていて、いつものギラギラが消えている。
可愛いなあ。
鈍太は胸の辺りに湧いてきた柔らかな暖かさを自覚した。
ああ気持ち悪い。もういいわとか思っちまってる俺が気持ち悪い。

でもそのキモい奴をコイツは抱きたがってるんだよなあ。
抱きたいってえ事は俺はもしかしてキモく無いんじゃあなかろうか。ああなかろうか。
それともキモい奴を抱こうとしているコイツは俺よりもっとキモいのか。
いや違う。小寅はモテる。ハンサムだ。ハンサム様だ。ハンサム万歳。
取り敢えず一旦落ち着こう。深呼吸は無理だから頭の中を整理しよう。
小寅はモテる→モテる小寅が俺の事を抱きたがっている→俺って最高→これからは俺の時代?
いや~ん鈍太様よ。麗しの貴公子☆鈍太様が来たわ~。抱いて抱いて~。きゃーきゃー。
鈍太に群がる美女。振り向けば美女。町中が美女。到る所で美女。美女が鈍太にキスをする。鈍太で揉めて喧嘩する。
広告塔に鈍太。電気屋のショウウインドウに並んだテレビに映る鈍太の笑顔。
鈍太のCDがメガヒット。瞬く間に売れていく鈍太の自叙伝。空に浮かぶ雲も鈍太。
可能姉妹も椙本アヤも伊川晴香も若ちゃんも、みんなみんな鈍太に夢中。
ならねえー!!!絶対ェならねえ!なって欲しいが有り得ねえ。
つうか整理したいの!脳みその中をnmの狂いも無く綺麗さっぱり整理整頓したいのよ!
そして服を脱がすなー!小寅が俺を襲つてゐるー!!!
ぎゃあと叫びたいが声が出ない。鈍太の喉はひぃひぃと空気を押し出してばかりいる。
混乱し過ぎて声帯もイかれてしまったのか。役立たず。
寧ろ小寅は先刻の妄想でにやけた俺の、それはそれは気持ちの悪うい顔を見ていないのか。見てなかったのね。
だってコイツ俺の首筋噛み噛みですもの。俺はおいしくありませんってば。

噛み付くようなキスの嵐が唇は勿論、首やら胸元やらに降り注ぐ。
痛い痛い痛いですよ痛いですってば痛えっつってんだろうがごめんなさい何でもありません。
あ、泣きたくなってきた。泣いても良いかな。泣いちゃおうかなあ。
最後の抵抗とばかりに鈍太は小寅を殴った。
うまく力が入らないそれを防ぐでも避けるでもなく、小寅は鈍太をしげしげと眺めている。
……睨んでるよ。思いっきり睨まれてるよ俺。そんなに気に入らないのかよ。
気に入らないなら見るんじゃねえよ。つうか抱いてんじゃねえよ。
鈍太の目から涙が零れる。零れた涙を小寅が指先で掬い取る。
と、消えそうな声で小寅は一言、呟いた。
「……嫌か」
      今   更   !   ?
「嫌に決まってんだろうが~~~!」
その後、鈍太の放った拳が小寅の顎に華麗に決まった!――
――訳もなく、文字通り幻のストレートアッパーとなり、避けるついでに流れるような身のこなしでベッドに押し倒されて、
いやあああ~~~~~~~!!!!!と絹を裂くような鈍太の悲鳴が夜空に響き渡った。

結局。
ヤれたのかヤれなかったのかどうかは定かではないが、
強制的に仲良く指を絡ませ手を繋いで高そうなラブホテルから出て来る二人の姿があった。

そしてそれを誰がどう見てもバレバレの挙動不審さでもって
電信柱の影から目撃していた隆二の姿も、ついでにあったのだった。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ ぬるぽ。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

ヤれる所まで書きたかったが最後まで残っていたちっぽけな羞恥心が欲望を食い殺しました。
次があったら、今度はきちんと整った形で投下したいと思います。
終わりにGJとエールを下さった姐様方に御礼を述べて、私の挨拶と代えさせていただきます。
ご清聴、有り難うございました!

このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP