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ボウケンジャー 青赤

棒剣者の青赤。
 
今日は自分的には赤黒と赤青に萌え展開だったはずなのに、なぜか無償にチ一フ受けが書きたくなってしまった衝動的な一品w
 
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「は、はぁっ…はぁ…!」
反射的に上半身が跳ね起きた。
こめかみからつぅ、と一筋の汗が流れる。
全身を震わすような激しい動悸が、なかなか落ち着いてくれない。
「はっ、は…。クソッ…!」
震える腕を押さえ付け、己れの弱さを罵しるように、抵抗することのない柔らかなベッドを拳で殴りつけた。
「…あの夢ですか」
「!」
耳元に聞こえる声。
隣で寝ていたと思っていた彼は、ゆっくりと起き上がり、茶色く染めた柔らかな髪を掻き上げていた。
「蒼汰…。いつから…」
「間先サンを呼んだ辺りですかね」
ドクン、と。
心臓が一層大きな音を立てるのが分かった。
 
また、あの夢だった。
 
爆発と共に炎に包まれる2人の体。
何もできなかった自分。
約束したはずだった。
俺が、見殺しにした──。
 
「忘れて、くれ」
どうにか絞りだした己れの声があまりに弱々しくて、我ながら情けない“チ一フ”だと胸の内で毒づいた。
「間先サンと俺を重ねてるんですか」
「…違う」
「怖いんですか。失うことが」
「……そうだ」
吐き出すように返すと、後ろからそっと彼の長い腕が絡みついてきた。
「俺はあなたを置いて逝きませんよ」
「……」

「気休めだと思っているんでしょう」
「…っ」
首元に柔らかく吸い付かれ、声にならないうめき声がでた。
「俺はあなたを信じているんです。だから、あなたも──」
「……」
「俺の顔、まっすぐ見てください」
「そ…っ」
「愛してます」
言葉腰からは想像し難い荒々しい仕草で俺を引き倒し、熱い視線を向けたまま深く口づけてくる。
「ん…っ…」
 
この陳腐な愛が囁かれるのも夜の間だけ。
 
今だけはと。
彼を失うことがないよう、銀の鎖が揺れる首にしっかりと腕を回した。
 
 
 
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ビックリスルホドミジカイジサクジエンデシタ!
 
4話以前の話ということで。
とにかくチ一フは漢受けな感じに萌えます。


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