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特等席

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                    |  >294の呆(ボケ ×突(ツッコミ の第2弾
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  呆が保宇(ホウ 、突が十都(トツ だよ。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 十都視点だゴルァ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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現場のロケへの移動中、大抵、俺と保宇は並んで座っとる。
保宇は移動中のたとえちょっとした時間であっても、まるで幼い子供みたいにじっとしとられへんらしく、すぐ俺にちょっかいをかける。
例えば、寝とる俺のほっぺた、そーっと人差し指で突っついてみたり、
俺がもう読むのは何度目かで適当にぺらぺら捲ってるだけの雑誌をわざとらしくほうほう、とか言いながら覗き込んできたり。
大人しいくケータイを弄り出したかと思えば、俺のケータイにメールが届く。開けば”暇やー”。勿論送信者はあいつ。
後は”しりとりしょー”とか”今日はええ天気やな”とか来た事もあるな。
「何やねん!」とか「ウザいわ!」とか何かツッコんだれば、へらっと笑て、機嫌良ぉなる。
うん、まぁホンマに俺が疲れとるなって時はあいつも暇やろうが何やろうが何もしてこんからええんやけどな。
あっちも別に俺が本気で「ウザい!」ってツッコんでるんちゃうの、分かっとるし。

そして、今日のちょっかいはコレや。俺が先輩や後輩から来てて、返せんと溜めてたメールを一気に返信しとった時。
「…十都の太股柔らこうないーちゅーか硬いー。」
俺の膝をぺしぺし叩きながら、なんや勝手に膝枕されとるあいつが不満げに言う。
「ソレは女の子やから気持ちええねん。居心地悪いんやったらやめぇや。」
俺は痩せとるから、余計にあんなん再現できません。
「イヤーここ俺の特等席。」
「何じゃそりゃ。」
会話しながらも手は止めん俺をじぃっと見上げて、言うた。
「なぁー聞いてくれ。」
「ん、何?」
とりあえず打ちかけのメールを送信し終わったのを確認して、まだ残っているがケータイを閉じる。
「ちょ、耳貸して」
言いながらひょいっと起き上がる。今度は何を言い出すんやと俺は耳をそっちに近づけた。
「何ィな」
次の瞬間。
「ぅわ!」

思わず声上げた俺に伝わったんは、鼓膜を震わせる刺激やなく、生温くて湿った感触。
「おまっ!耳舐めんな!!」
本人はいかにもしてやったりという、やり遂げた笑顔で、
「耳弱いのは前から知っとったからいつかやったろうと思てたんや!」
「…ちょっ…、それはアカンやろお前っ」
俺が耳弱いって知ったんはどんな時やねん!どっちかっちゅーとそっちの方が問題や…!
2・3日前のその「どんな時」を思い出して微かに赤くなる俺を見て、もう一度俺の固い膝枕に寝ながら、微笑んだ。
「やっぱな!ココとお前の隣は誰にも譲れんわ。」
「心配せんでも譲らんよ。」
寝転んでるあいつの顔を上向かせて、唇を重ねた。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 前と終わり方同じ。需要は無視。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ;) …正直スマンカッタorz
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