ホーム > 14-112

小寅→鈍太

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  小さい寅と鈍いアフロのお話の続きだモナ。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  需要~を無~視し~て書いてみ~た~♪
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧  ペケポソ!!
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |

小寅と鈍太はあれから顔を合わせていない。
鈍太が避けている様に、小寅には見えた。
今日も自分が(物理的に)木木谷邸に居る間は、一切帰宅しないつもりなのだろう。
小寅は思う。
彼をどうしたいのか。
「分からねえ」
最初は、笑っている姿が妙に目に付いた。
自分の感情を表現できずに、ただ鈍太を眺めているだけだった。
謝られて、どうして良いか分からずに睨み付けたらまた謝られてしまう。
鈍太は帰らない。帰ってはこない。俺が居る場所へは。
「……青春だねえ~」
背後から声が届いた。
振り返ると、部屋の入り口に隆二が立っている。
面倒事が大好きなこの男は、気が付くといつも小寅の傍に居る。
「あのさ」
「お前の兄貴が好きだ」
「知ってたよ?」
喉からするりと出てきた、胸に居座るもやもやの答え。だが然し、それはさらりと返されてしまった。
隆二の乾いた笑い声は、部屋の中で驚くほど良く響いた。

マジか。
っていうか何で知ってんだコイツは。
目を見開いて顎を前に突き出した小寅に、
「だってさ。見ちゃったもん」
アンタが兄貴と、手ェ繋いで歩いてるトコ――と、隆二は自分の頭をぽりぽり掻きながら続けた。
そうか。見られていたか。小寅の頭が僅かに揺れる。
微かに聞こえる唸り声は「ふうん」と言っている様にも、聞こえなくも無い。
どういう気分なのだろう。隆二は純粋に、気になった。
表情は読めない。隆二が見ているのは、自分が座っている肘掛け椅子の背凭れだからだ。
小寅は怒っているだろうか。可能性としては高い。
それともただ、驚いているのだろうか。
バラしてしまった事を悔いてはいない。
鈍太が築き上げてきた幸せが解れて行く様を、自分だけが知っている。
そんな歪んだ満足感を覚えた。
初めてこの感情が芽生えたのは確かガキの頃で、兄ちゃんよりも筋が良いと親父にこっそり褒められた時だ。
二度目は、兄貴が自慰をしている場面を、計らずも目撃してしまった時だ。
兄貴がオレに与えてくれる、ねじくれた愉悦。
そのまま笑い出してしまいそうで、隆二は静かに口内を噛んだ。
バレてまずいのはこっちの方だ。

ふと、小寅の顔が上がる。小寅の視界に、隆二の項が入った。
白い。でも硬そうだ。
似てねえな。小寅は独りごちた。
鈍太は柔らかい。ふにゃふにゃしている。すぐに根を上げるし二言は有り過ぎるし、打たれ弱い。
けれども、我武者羅だ。家族を守る為に、養う為に。
「行くわ」
何処に、とは言わなかった。小寅は隆二の脇をすり抜け、玄関へと向かった。
部屋に残された隆二は、無声音で独白する。
「応援するよ。アンタが、オレから兄貴を奪わないなら」
――奪うなら、潰すけど。そう呟いて暝く光る目を、小寅が居た空間へと移した。

小寅は、のすのすと廊下を歩く。
誰かしら居るはずの慌しい木木谷邸が、薄ぼんやりと静まり返って見える。
何故こんなにも詰まらなく感じるのかが小寅には判断できないでいる。
好きだ、と、言いたい相手が何処にも見つからない。自分はこの感情に気付いたのに。
苛々した頭のまま力任せに玄関の戸を開く。
がらりと聊か威勢良過ぎる勢いで鳴った扉から顔を出した小寅は、
我が家なのに入ろうか入るまいかと憔悴しきるほど困り果てて首をウロウロさせる鈍太と鉢合わせた。
「ひゃあああっ!?」
素っ頓狂とはこのことか。
わあぎゃあ喧しく叫び散らして諸手を上げ、脱兎の如く走り去ろうとしてすっ転び、
立ち上がって逃げようとして自分の右足に左足を引っ掛けてまた転ぶ醜態を繰り返す鈍太には、
「好きだ」と吐き捨てる様にして告げた小寅の声は届いていなかった。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.      | |
 | |                | |           ∧_∧ 前回ガッしてくれた姐さんマリガ㌧!
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

もうね、みんな鈍太でラヴコメっちゃえば良いと思うよ。
そしてまだまだ続く。ジレッタイガー!!!

このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP