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砂漠にて

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                    |  オリジナル年下攻×ヒステリック受らしいモナ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  砂漠シチュってどーなの?
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゜Д゜ ) キセツハズレモイイトコ…
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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照りつける太陽光線と地表で熱せたれた空気で、頭がふらふらする。
足元を吹く風すら熱くて話にならない。
俺達は砂漠の異国を歩いている。

「あちーよ」
今日何度目かもわからない泣き言をもらすと、相手はハイそうですね、と
振り返りもせずに生返事をした。
前を歩く男の首筋はうっすらと汗でしめっている。
小一時間前から俺の分の荷物も背負っているので、体力的にはつらいはずだった。
しかし、ことさら暑さがこたえているようには見えない。淡々としたペースで歩いていく。

俺はそれについていくだけで精一杯だ。みっともないことに、手ぶらなのにもうへろへろだった。
日本との時差や気候の違い、慣れない食事などが原因で、俺は宿を出発する前から疲れていた。
畜生、あいつ何だって平気なんだ。悔しさがこみあげてくる。むかむかして、突発的に怒鳴った。
「あちいっつってんだろ!」
きょとんとした顔で男は振りかえり、立ち止まった。
「暑くて死ぬ。水飲まなきゃ死ぬ」
俺が強い口調で言うと、男は困惑したような表情を浮かべた。
「水って……もう飲みきっちゃったじゃないですか」
数十分前、男の制止を振り切って水筒の中の水を飲み干したのは俺自身だった。

おまえの水出せよ」
「ありませんよ」
「嘘つけ」
「本当ですって。野々山さんつらそうだったから、途中で俺の水野々山さんの水筒に移し替えてたんです。
さっき野々山さんが飲んだので終わりです」
そう事もなげに言われて、俺は言葉につまった。
じゃあもっと真剣に止めとけよ、勝手に何やってんだ、俺のせいにするつもりか――。
ひどい台詞はいくらでも思い浮かんだが、どれも心とは離れた言葉だった。

言いようがわからずうつむいた俺に、男は笑いかけた。
「そんな顔しないでください」
耳元で囁かれ、なんとなしにそういう雰囲気になって、キスした。砂漠のど真ん中でなにやってんだと
頭の片隅で思う。でも暑いからもうどうでもいい。乾いていた唇を男が舐める。
舌を伝って、男の唾液が口内に入ってきた。思わず喉を鳴らして飲み下すと、それを見計らったように男は離れた。
「気休めですけど」
その言葉で初めて男の意図に気付いた。雰囲気も何もない。
「ハッ、気休めにもならねえよ」
俺はぷいと横を向いた。舌打ちもした。

男は意に介すことなく、再び進行方向を向いて地平線を眺めた。両手をひさしのように額に当て、目を細めている。
「あぁ、どうやら野々山さんが死ぬ前に街にたどりつけそうですよ」
「……おまえ、着いたら速攻で水汲んでこいよ」
男はもう歩き出していた。俺もだるい体を引きずって足をすすめる。あつい。太陽光線も、地熱も、空気も、風も。
だから俺の顔まであついのだ。
「野々山さん」
「あ?」
「気休めが必要ならいつでも言ってください」
「いらねえ!」

俺達は砂漠の異国を歩く。まもなくたどり着くであろう街を目指して歩いている。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 萌えツボが自分でも
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ;) よくわからなくなってきた…
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