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相棒 亀山×杉下

|>PLAY ピッ ◇⊂ (・∀・ ) ジサクジエンガ オオクリシマース!
明日の刑事ドラマの可芽雨鏡だよ!初めて書いたから恥ずかしいらしいよ!

簡単なのに、言えない。

「雨鏡さん」

俺は帰り支度をしている雨鏡さんに声を掛けた。

「はい?」

コートを羽織ろうとしている雨鏡さんの手が止まり、こっちを見た。

「えっ…あー…あのー…」
簡単な事なのになかなか言えない。こうやって意識する前はごく自然に、難無く言えたのに。
いざ、と意気込むと言えない。

「可芽山君?どうしたのですか?」

俺が呼び止めた時点で半分だけ着ていたコートをしっかりと着ながら不思議そうに雨鏡さんは言う。
そりゃそうだ…と心の中で呟いた。
自分から呼び止めておいてそりゃねえか…

「あー…」
「君はいつも変ですが、今日は特に変ですね。何も用はないのですか?」
「いやっ…あのー…あ…ま、また明日」
「…それだけですか?」
「すいません、それだけです」
「…?本当に変な可芽山君ですね。」
「すいません…」
「特に気にしてはいません。謝らなくていいですよ?可芽山君、では、また明日」
「はい、…ま、また明日」

なるべくいつも通りに手を振り、部屋を出る雨鏡さんを見送った。
こちらに背を向けている雨鏡さんから見えないだろうけど、手を上げ、手をひらひらとさせた。

しっかりと右 京さんの姿を見送って、手を下げた。下げた手が自分のパンツに当たり、軽くぱたりと音がした。

「『また明日』…か」

またあした。そのたった五文字がなかなか言えなかった。
言ったらせっかくの今日が終わる。雨鏡さんと過ごした一日が。なんか勿体なかった。

「…なーにぼけっとしてんだ?暇か?」
「なんだ…課長か…。暇じゃありませんよ!帰るんです!」
「何怒ってんだよ…変な可芽山ちゃん」

変か…うん、なんか今俺は変かも。

「それじゃ」
「あれ、本当に帰っちゃうの?つまんないねぇ~」

|>STOP ピッ ◇⊂ (・∀・ ) ジサクジエンガ オオクリシマシタ!
尻切れトンボでごめんなさい…
そしてageてごめんなさい…逝ってきます…。


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