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メゾン・ド・ヒミコ

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  やっと観たよ 卑弥ロ乎の家モナ。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  卑弥ロ乎とハノレ彦の話。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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腕に刺さるチューブ。
ただでさえ、最近痩せてきたのに、
その腕に繋がっている点滴は、すごく寂しくて切ない。
この人に最後に抱きしめられたのはいつだったろう。

「ねえ、卑弥ロ乎」
点滴のせいか、卑弥ロ乎はぐっすり眠っていた。
かすかに寝息が聞こえるだけで、全く動かない。
このまま起きなかったら。
そんなこと考えるなんて最悪だ。
でも、すぐにでもそうなりそうな気がして。

「今日はすごく天気がいいよ。空も綺麗だし。風も気持ちいい」
起きそうな気配は特にない。
気持ちよさそうな、逆に無表情のような。
「ルビーがね、孫から手紙貰ったんだって」
何だかわからないけど、卑弥ロ乎の寝顔を見てるうちに、涙が出そうになった。

「ねえ、卑弥ロ乎、」
そっと頬をなでる。
俺より何十と年上なのに、すべすべしてきれいな肌だった。
「俺ばっか喋ってんの、つまんない」
それでも動かない卑弥ロ乎。
そして喋り続ける俺。
冷たい風が部屋を通り抜けた。

思い切って頬に触れると、懐かしくやさしい温かさ。
冷たい俺の手にはとても気持ちがいい。
何回か頬をなで、そのまま指で唇をなぞった。
懐かしい感覚。少しぞくっとした。
ゆっくりと顔を近づけ、上唇を舐める。
そして、触れるようにキスをした。
「…卑弥ロ乎、ちょっと下行ってくる」
ゆっくり立ち上がろうとして、急に腕を握る温かさを感じた。

「…卑弥ロ乎」
「…もう少し、いてちょうだい」
やせ細った指にはあまり力がはいっていない。
でも、すごく綺麗な指は、
あの日、俺の頬に、唇に触れていた時と変わっていなかった。
「なに、卑弥ロ乎」
枕元に顔を近づけると、卑弥ロ乎はゆっくり俺の頬に触れていった。
「さっきしてくれたこと、もう一度してほしいの」
かすかに頬が赤い気がした。
「卑弥ロ乎、」
唇に触れている間、あたたかい卑弥ロ乎の肌が
体じゅうに染みわたるような気がした。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 地元、公開遅すぎる
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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