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NHK青春アドベンチャー風性春アドベンチャー『学園祭はHEBONの匂い』

MMRネタ流れぶった切ってスマソ 6こま行きます

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   | ̄ ̄ ̄|  この間聞いたラジオ番組の話でもしよう
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さあ今週もやってまいりました、性春アドベンチャー
『学園祭はHEBONの匂い』
第75回 「キスの味なんて覚えてない」
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  (○)   ( ・∀・)ドキドキ    ____┃
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(僕ナレーション)
そんな!文化祭で劇の主役、お姫様をやれだなんて!
王子様に決まったのは幼馴染の浩二。
怒ってるらしく、一緒には帰ってくれているんだけど、
全然話さないまま家の近所まで帰ってきてしまった。

「じゃ、またね」
 僕の家は、この角を右へ行ったところ。
 浩二は直進なのでどうしてもここでお別れになってしまう。
「待てよ」
 僕は曲がろうとした姿勢のまま、浩二を振り返った。
 いまだ見たこともないような怒り切った顔で、怖いと思った。
「え?何が?」
「腹たたねえのかよ!女装でお姫様役だぜ!男だろ!」
 腹がたたないかといえば嘘になる。
 けど、僕の『委員長』という役職から見ればいい結末とも思えた。
 浩二が王子様と決まったとたんの女の子たちの無言の戦いなんて、
彼にはさっぱり見えていなかったらしい。
 学年1のハンサムをBFにしたい女の子なんて山ほどいるのに。
「僕の女装で不快になる人もいるかもしれないけど、
クラスがまとまるんだったらそれでいい」
 現に僕が立候補したとたん、女の子たちの戦いは終わってくれたみたいだ。
 ようやく僕が言ってる意味が分かったらしく、浩二はため息をついた。
「だからって、なんでお前がなるんだよ」
「クラスで一番女々しいからじゃない?」

「は?女々しいって、そりゃ、一番の女顔だとは思うけど、女々しくはねえよ」
 混乱しきった顔で浩二が言う。
 僕は、今まで浩二にそう思わせることができていた自分に感謝した。
 自分の気持ちを隠し通してずっと、親友でありつづけた。
「女々しいよ。王子様が浩二なら、お姫様役には絶対になってやるって決めてた」
 浩二は、ますます混乱しているみたいだった。
 ずっとこのまま親友面できると思っていたのに、貯めていた友情以上の気持ちが、
あふれ出るどころか、ダム決壊のような勢いで今までの関係をぶち壊していく。
 僕は、浩二の首に腕を回して口付けた。
「…好きなんだよ…」
 はじめてのキスだったけれど、味なんて覚えていない。
 ただ、この舌で舐めた上唇の感触だけは鮮明に覚えている。

(BGM開始~♪)

性春アドベンチャー『学園祭はHEBONの匂い』
第75回 「キスの味なんて覚えてない」 
いかがでしたでしょうか?
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スポンサー様の都合により
当番組は今回が最終回となります
長のご愛顧ありがとうございました。
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 と    ) <打ち切りかよ!
   Y /ノ    人
    / )    <  >___┃
  _/し' //. V◎l###l◎ l
 (_フ彡   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

    ∧_∧
 _ ( ・∀・ )< 1~74はCDとカセットに録音済みだよ
 | |と     つ◎   備えあれば憂いなしだね
  ̄ | | |
    (__)_) 


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